公開中の映画『傲慢と善良』で、W主演を務めた藤ヶ谷太輔、奈緒、そして萩原健太郎監督による“ネタバレあり!キャストのここでしか聞けない本音を語り尽くす”副音声上映が10月4日(金)から実施されることが決定した。
9月27日(金)より公開された本作は「恋愛観すらも変わってしまうような衝撃作」「原作ファンとして大満足」「婚活に限らず誰しも傲慢なところある」「自分にとっての正解を探す映画。みんなに観てほしい」など、幅広い世代から共感を集め話題を呼んでいる。
今回の副音声上映は、原作者・辻村深月の「架のお気に入りのシーン」「真実のお気に入りのシーン」「監督によくやってくれました!と拍手を送りたいシーン」などを紹介していき、藤ヶ谷、奈緒、萩原監督の3人が舞台裏エピソードを交えてコメントをしていくという形となっている。
藤ヶ谷は「どのシーンも大事だけどオープニングはすごく大事ですよね」と映画のオープニングについて、架・真実それぞれをイメージしたオープニング楽曲、映画のタイトルロゴの出方に触れ、奈緒も「オープニングからこの映画が好きすぎてずっと褒めてしまうかもしれません」と本作への出演で夢が叶ったという2人の作品愛が溢れるトークも聞くことができる。
さらに、藤ヶ谷のクランクアップ時には奈緒とテレビ電話をつなげた話や、奈緒の好きな照明や美術の話、アドリブのセリフ紹介など、ここでしか聞くことのできない貴重な裏話が続出する。架や真実が窮地に追い込まれるシーンでは「真実もいってくれればよかったのに…」、「この時の真実かわいそう…」など役の気持ちを代弁したり、ラストシーンでは「2人とも頑張れ!!」と最後にたどり着く2人の“選択”を応援したりと藤ヶ谷と奈緒、萩原監督と一緒に「応援上映」に参加しているような特別な上映となっている。
副音声は、オーディオコメンタリーを再生する無料スマートフォンアプリ「UDCast」を利用すると、全国の映画館・全上映回で聞くことが可能。副音声コメンタリーの字幕ガイドは、10/11(金)より提供される。
コメント
藤ヶ谷太輔
一度試写で拝見し今日が2回目でしたがまた違う面白さがありましたし、前回より一層「言葉」が楽しめました。変に聞こえるかもしれないですが、この映画すごく面白いですよね!(笑)こうして、監督や共演者のかたと一緒に映画を観るコメンタリー収録は初めての経験だったので、間ができてしまうかなと少し心配していましたが、色々なことをたくさん話せましたので、改めて映画館で観ようと思いました。監督の説明を聞きながら映画を観ると、美術とかロケ地とかまた違ったメッセージを受け取れましたので、とても面白かったです。2人の個人的な話だからこそ、「大恋愛」になっていますし、何度でも劇場で見てもらいたいです。
奈緒
架と真実という一個人の話にスポットライトがあたって、それがこの映画の中の「大恋愛」という言葉にたどり着くんですよね。一人一人が誰かと出会うところからしか大きな「大恋愛」という言葉は生まれないので、映画館に座っている皆さんに見守っていただけるのが幸せです。こうして本編を見ながら話すこともなかなかないので、とても面白かったです。映画を見終わったあとに皆さんにいろんな話をしてもらえると嬉しいです。
萩原健太郎監督
皆さんとお話ししながら見られてとても楽しかったです。「大恋愛」というセリフは自分もぐっとくるポイントでした。映画の主人公やヒロインって自分とは程遠い特別なものに見えるけど、この映画をみた方が「自分も大恋愛していたんだ」とか「自分も映画のような大恋愛ができるかもしれない」と思っていただき、共感性が高くなるといいなと改めて思いました。