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曽利文彦監督×山崎貴監督×上杉裕世氏が映画『八犬伝』を語る鼎談映像解禁 ヴィム・ヴェンダースら各界著名人からのコメントも

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映画『八犬伝』(10月25日公開)の曽利文彦監督と、日本映画におけるVFXの第一人者である山崎貴監督、そして本作にVFXスーパーバイザーとして参加した上杉裕世氏による【映画とVFXの最前線!スペシャル鼎談】が実施され、その模様がスペシャル映像として解禁された。

映画界の第一線で活躍を続けるクリエイターにして、共に1964年生まれで同い年の3人。映像では、映画作りの原点は自分たちで作った作品を文化祭。で上映したこと、という点も共通するクリエイター陣が、笑いの絶えない、しかし熱を帯びたトークを繰り広げている。

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交錯する【虚】の世界と【実】の世界を、ダイナミックかつ緻密VFXを用いて映画化された『八犬伝』。かねてより映画化を切望していた曽利監督は、「山田風太郎さんの小説『八犬伝』は最高傑作だと思っているので、映画化できてすごく幸せです」と語る。

『ゴジラ-1.0』で、日本の作品として初めて第96回アカデミー賞 視覚効果賞を受賞したことでも知られる山崎監督は、(『八犬伝』の映画化を聞いた時)「ふざけんなよ!」と思った、と自身も「八犬伝」を映画化したかったことを告白しながらも、曽利監督の映画化について「超エンタメでありながら、虚と実という哲学的なテーマを描いているところが面白い。贅沢な映画」と太鼓判を押す。

これまでに『アバター』『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』『アベンジャーズ』など世界的大ヒット映画に携わってきた上杉氏は、「VFXでしか成り立たない壮大なスケールや、シームレスなVFXの役割にもものすごく価値がある」と力説。その上で、完成した本作については「【虚】でスタートダッシュをかけて、びっくりするようなタイミングで【実】になるのがすごく絶妙」と、確かな手ごたえを感じているようだ。

なお本鼎談は、映画公式サイトではフルバージョンも公開中。『八犬伝』にちなんで八つの質問を用意し、「八犬伝」への並々ならぬ思いや、本作のテーマである「正義を描くことについて」など、映画界のキーパーソンたちの語らいを視聴することができる。

<鼎談映像 ショートver.>

さらに、今回、ひと足早く本作を鑑賞した著名人からのコメントも到着。本作で主人公の滝沢馬琴を演じる役所広司を主演に迎えた『PERFECT DAYS』のヴィム・ヴェンダース監督らから、絶賛コメントが寄せられている。

コメント(五十音順)

◆碧也ぴんく(漫画家)
「虚(八犬伝)」の世界を生み育て、28年もの時をかけて完結させた、馬琴の「実」の物語。
目が見えなくなっても書き続ける、字を教えながら、覚えながら書き続けるって、途轍もないパワーですよね。
描き切って旅立つ彼の方(かのかた)を包むのはこんな光でありますように…と、私も何度も夢見た結びの情景に、涙が止まりませんでした。

◆荒俣宏(作家)
江戸文化の最後の華というべき天才奇人たち、それも北斎や南北が同時代に生きて張り合う中で生まれた一大奇談なのだから、ワビサビや風流といった平凡な感性では映画にできない。江戸美意識の極致といえる「風狂」で対抗するほかはないのだろう。
おかげで、どこか陰影のある令和の世話物狂言を堪能できた。

◆石黒亜矢子(絵描き)
私は、すごく面白かった。物語とそれを生み出す者の掛け合い。ワクワクしたり胸が詰まったりでう8ぅと惹き込まれ、最後の場面で号泣。久方ぶりに良い日本映画を観た充実感を得た。ありがとうございます。

◆ヴィム・ヴェンダース(映画監督)
役所広司は、19世紀の伝説の戯作者・馬琴として、またもや最高の演技でもてなしてくれる。
そして彼の演じる馬琴の人生は、『八犬伝』という幻想的で壮大な物語と同じくらいスリリングだ。

◆葛西紀明(土屋ホームスキー部選手兼監督 ソチオリンピック銀・銅メダリスト)
数々の逆境の中でも諦めずに八犬伝を描き続ける滝沢馬琴先生の姿から諦めない強い気持ちと信念を感じられました。
僕も今、目標に向かって挑戦し続けている中で継続することの大切さというものを改めて感じられ、エネルギーをもらいました。
また作中で「八犬伝の存在に支えられている」という方を見て、僕もスキージャンプを通じて皆さんに元気をお届けできる様、頑張っていこうと強く思えるような作品でした。

◆高山一実(タレント)
八犬伝、とっても面白かったです!!
私は八犬伝ゆかりの地安房の出身で、地元のお祭りの名前は伏姫祭りだったり、通学路に八房伝説の地と書かれた看板があったりと、昔から馴染みがあったのですが…
これまで全く知らなかった「馬琴がどんな想いで八犬伝と向き合っていたのか」をこの作品で知ることができて嬉しかったです。虚と実、2つの世界を交錯する映画は2倍楽しい!あっという間の149分でした。

◆パンチ浜崎(お笑い芸人/ザ・パンチ
映画を見終わった後にはっきりと思い出せるシーンがあるととても楽しいと思うのですが、今回の八犬伝はラストシーンがまさにそれでした。馬琴の表情がたまらなく良かったです。そこまでの全部がフリだったかのような最高の表情。
馬琴と北斎のかけあいに漫才みたいな面白さもあってそこに割って入ってくるお百の強キャラはつい声を出して笑いました。
いくつになっても創作を続ける凄みに元気いただきました。

◆ノーパンチ松尾(お笑い芸人/ザ・パンチ)
八犬伝って、何か漫画やゲームにもなっていたっけ?妖刀 村雨?八つの珠?
こんな漠然としたイメージで見始めたもんだから、大いに裏切られました!
実と虚の2つの世界で、勧善懲悪で葛藤する馬琴の姿にちょっと刺さりすぎてしまいました。

◆原哲夫(漫画家)
『八犬伝』の挿絵を葛飾北斎が描いてたというのは知らなかったので、原作の滝沢馬琴と挿絵の北斎の関係が、漫画原作者と漫画家の関係みたいに描かれていて、観てて、あるあるな感じもよかったし、役所広司さんが好きだったので、やはり滝沢馬琴を見事に演出して味付けがグッとくる見応えの演技でした☆
滝沢馬琴の人生を全てかけての創作やその生き様など、僕の仕事にもリンクする感覚がジンときました☆

◆原 晋(青山学院大学 陸上競技部 監督)
馬琴の生きる現実世界と八犬伝というフィクション世界が相互に作用しあっている様がよく表されている。本気で向き合って創り上げたものは人の心を動かすのだと強く感じた。また、馬琴と北斎の掛け合いも非常に面白い。

◆平野美宇(パリオリンピック卓球女子団体 銀メダリスト)
映像が美しくて、すぐに映画の世界に引き込まれてしまいました。
いくつものストーリーが同時進行していて、どうなるのかハラハラドキドキして感動の結末でした。
父と子、母と子、剣士たちの友情、滝沢馬琴の鬼気迫る創作への執念。
いろいろなテーマが散りばめられていて、見どころが盛りだくさんだったので、もう一度観たいです!

◆水谷隼(東京オリンピック卓球混合ダブルス 金メダリスト)
「八犬伝」の物語が完成するまでの滝沢真琴の28年間の苦悩から、大きなことを達成するには、自分一人の力だけでは難しいという思いが感じられる映画でした。また、八犬士のように仲間のために自己を犠牲にして戦う姿勢や、葛飾北斎と滝沢馬琴のように互いに高め合う友情には、アスリートの競技生活でも経験するライバルへの想いと共通するものがあり、胸が熱くなりました。

◆山崎貴(映画監督)
この『八犬伝』は馬琴の物語という切り口が、今この時代に観るべき作品に思えました。
「虚」と「実」の2つ世界が観れる、映画的にエンタメでゴージャスなんだけど、ボクらものを作る者たちにとって、問いかけられ自問自答できる作品に仕上がっていて、非常に気持ちが良かったです。

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ストーリー
江戸時代の人気作家・滝沢馬琴は、友人の絵師・葛飾北斎に、構想中の物語「八犬伝」を語り始める。里見家にかけられた呪いを解くため、八つの珠を持つ八人の剣士が、運命に導かれるよう集結し、壮絶な戦いに挑むという壮大にして奇怪な物語だ。北斎も魅了した物語は人気を集め、異例の長期連載へと突入していくが、クライマックスに差しかかった時、馬琴は失明してしまう。完成が絶望的な中、義理の娘から「手伝わせてほしい」と申し出を受ける――。失明してもなお書き続けた馬琴が「八犬伝」に込めた想いとは―。

『八犬伝』
出演:役所広司、内野聖陽、土屋太鳳、渡邊圭祐、鈴木 仁、板垣李光人、水上恒司、松岡広大、佳久 創、藤岡真威人、上杉柊平、河合優実、栗山千明、中村獅童、尾上右近、磯村勇斗、大貫勇輔、立川談春、黒木華、寺島しのぶ
監督・脚本:曽利文彦
製作総指揮:木下直哉
原作:『八犬伝 上・下』山田風太郎(角川文庫刊)
製作:木下グループ
制作プロダクション:unfilm
2023/日本 G
配給:キノフィルムズ
(c)2024『八犬伝』FILM PARTNERS.

公式サイト:https://hakkenden.jp
公式X:@hakkenden_movie
公式Instagram:@hakkenden_movie

10月25日(金)全国ロードショー

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