本日公開の映画『悪魔と夜ふかし』より、本編映像が解禁された。
テレビ番組の生放送中に起きた怪異を“ファウンド・フッテージ”スタイルで描き、全米でスマッシュヒットした本作。Rotten Tomatoes批評家スコアは97%フレッシュ(7月29日現在)を記録し、作家のスティーヴン・キングも「実に見事だ。目が離せなかった」とXで称賛するなど、各所で話題を呼んでいる。
映画の舞台は1977年、ハロウィンの深夜番組「ナイト・オウルズ」。MCのジャック・デルロイ(デヴィッド・ダストマルチャン)は生放送でのオカルト・ライブショーで人気低迷を挽回しようと、様々な仕掛けを用意していた。新進気鋭の霊能力者クリストゥ、元奇術師で、IFSIP(超常現象科学的調査国際連盟)に所属する超常現象懐疑論者のカーマイケル・ヘイグに続き登場したのが、ベストセラー「悪魔との対話」の著者・超心理学者のジューン・ロスミッチェル博士と本のモデルとなった悪魔が憑いているという13歳の少女リリー。この夜一番の目玉であり、史上最恐の放送事故として全米を震撼させる〈悪魔の生出演〉が始まろうとしていた。
今回解禁されたのは、ジューン博士とリリーの登場と、その前に流れた二人の紹介映像。MCのジャックが神妙な表情で「これから流れる映像は大変不快で衝撃的です」と注意を促して始まる映像は、ジューン博士が制作した、悪魔崇拝者ディアボが率いるカルト教団「アブラクサス第一教会」の記録だ。
ごく普通の街に建つ普通の一軒家にある教団本部で、「この世には善も悪も贖罪もない」「犠牲が要求されるのは当然」と語るディアボのインタビューの後、この教団が、誘拐、銃犯罪、殺人、子供たちを生贄として捧げる儀式など数々のおぞましい活動を行っていた、という説明がされる。
この悪名高い教団はやがてFBIにマークされ、ついに銃撃戦の末、家や体にガソリンをかけてディアボと信者達が集団自決するという悲劇が起こるが、その焼け跡から奇跡的に10歳の少女が救出される。この少女こそ、番組のメインゲストであるリリー。FBIの依頼で、ジューン博士はリリーのカウンセリングを行うようになり交流を深めていく。
紹介映像のラストは、そのカウンセリングの記録音声。その内容は、断末魔のような呻き声、何かが暴れてガラスが割れる音、そして「誰か助けて!」という叫び声が収められた、“悪魔と対話”したとしか思えない様子の恐ろしいものだった。
この衝撃的な映像の後に、ジャックの呼び込みで、ジューン博士とリリーがスタジオに登場。リリーの挙動は、13歳の少女らしい無邪気さもありながら、カメラを射抜くように見つめる視線には何かが取り憑いているような不穏さも感じさせる。彼女は、教団のリーダー・ディアボの計画によって生き延びた悪魔憑きの少女なのか。この後、物語はいよいよ、テレビ史上初の〈悪魔の生出演〉に向かっていく。
『悪魔と夜ふかし』は本日から全国順次公開。
ストーリー
1977年、ハロウィンの夜。テレビ番組「ナイト・オウルズ」の司会者ジャック・デルロイは生放送でのオカルト・ライブショーで人気低迷を挽回しようとしていた。霊聴、ポルターガイスト、悪魔祓い……怪しげな超常現象が次々とスタジオで披露され、視聴率は過去最高を記録。しかし番組がクライマックスを迎えたとき、思いもよらぬ惨劇が巻き起こる――。
『悪魔と夜ふかし』
出演:デヴィッド・ダストマルチャン、ローラ・ゴードン、フェイザル・バジ、イアン・ブリス、イングリット・トレリ、リース・アウテーリ
監督・脚本・編集:コリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズ
原題:LATE NIGHT WITH THE DEVIL|オーストラリア|カラー|ビスタ|5.1ch|93分|字幕翻訳:佐藤恵子|PG-12
配給:ギャガ
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公式サイト:https://gaga.ne.jp/devil/
公式X:@akuma_yohukashi
10月4日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国順次ロードショー
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