第48回トロント国際映画祭にてミッドナイト・マッドネス〈観客賞〉を受賞した、A24初のミュージカル『DICKS THE MUSICAL』が、『ディックス!! ザ・ミュージカル』の邦題で2025年1月17日(金)より公開となることが決定。特報映像、日本版ポスタービジュアル、メイン写真が解禁された。
ハリウッドで全米映画俳優組合のストライキが激化していた2023年、パワーダウンが予想されていたトロント国際映画祭を救った作品として話題をさらった本作。タッグを組んだのは、『グレイテスト・ショーマン』や『ラ・ラ・ランド』のスタッフ達と、『ボラット』で知られる風刺コメディの名手ラリー・チャールズ監督。映画祭ではチケット争奪戦となるほどの注目を集め、プレミア上映されると客席を笑いの渦に巻き込んだ。
物語は家族ドラマ、ラブストーリー、LGBTQIA+、SF、スリラー、コメディが混然一体。原案は、主演のマッチョな双子を演じたジョシュ・シャープとアーロン・ジャクソンによってオフ・ブロードウェイで上演されていた、30分のコメディミュージカルだ。
トップ・セールスマンとして、ニューヨークで働く〈我儘なモテ男〉であるクレイグとトレヴァーは、ある日、運命的に出会い、互いに生き別れの双子だと認識する。ばらばらになった家族を再び一つにするために奔走する彼らだったが、父親が世間に隠していた異形の家族の存在により計画は狂いだし、やがてそれは地下世界に隠された大いなる秘密に繋がっていく…。
今回解禁された日本版ポスターには、ブロードウェイ・ミュージカルを彷彿とさせるカラフルでポップなデザインに主要キャラクターが集い、「愛こそすべて」のキャッチコピーが添えられている。
あわせて解禁された特報は、クレイグとトレヴァーの出会いのシーンとミュージカルシーンの一部を抜粋したもの。楽曲はメロディアスだが、あまりにも不適切な用語が連発されるため、際どいワードには自主規制音(ピー音)が入れられている。
脇を固めるのは、人気ラッパーのミーガン・ジー・スタリオン、『ライオン・キング』のティモン役で知られるネイサン・レーン、『ウィキッド ふたりの魔女』にも出演する人気コメディアンのボーウェン・ヤン、「ふたりは友達? ウィル&グレイス」のメーガン・ムラーリーら。ミーガン・ジー・スタリオンが劇中で披露する迫力あるラップや、ネイサン・レーン歌い上げる下品な歌詞とは裏腹の美しい楽曲の数々は、映画祭上映直後から高い評価を受けている。
なお、本作は映倫のレーディングではR15+となっているが、過激な性表現を含むシーンがあるため、配給サイドではR18+を推奨している。
ストーリー
ニューヨークのトップ・セールスマンとして働くクレイグとトレヴァーは、女と権力が大好きなモテ男。新しい職場で出会った彼らは互いに敵意を抱くが、実は生き別れの双子だったことが判明する。そう、彼らが望む完璧な人生に足りないピースは、ただ一つ、完璧な家族だったのだ。二人は離婚した両親を復縁させようと企てるものの、彼らの親たちは複雑な事情を抱えていて……。
『ディックス!! ザ・ミュージカル』
出演:ジョシュ・シャープ、アーロン・ジャクソン、ネイサン・レーン、ボーウェン・ヤン、ミーガン・ジー・スタリオン
監督:ラリー・チャールズ
製作:ピーター・チャーニン
音楽:マリウス・デ・フリース
2023年/アメリカ/英語/86分/ビスタ/カラー/5.1ch/原題:DICKS THE MUSICAL/R15+
日本語字幕:石田泰子/提供:トランスフォーマー+シネマライズ
配給:トランスフォーマー
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1月17日(金) 新宿ピカデリー、渋谷ホワイト シネクイントほか全国ロードショー