竹林亮 監督×齊藤工 企画・プロデュース『大きな家』桜井ユキ、吉田恵里香ら著名人コメント到着 場面写真公開

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竹林亮監督、齊藤工が企画・プロデュースする映画『大きな家』の場面写真が公開され、著名人コメントが到着した。

東京のとある児童養護施設。ここで暮らす子どもたちは、さまざまな事情によって親と離れて暮らしている。本作では、これまで社会で注目されづらかった児童養護施設に真正面からカメラを向け、そんな子どもたちの葛藤をありのまま切り取り、透明化されてきた彼らの心の内を描いている。

子どもたちは、何を想い、何に悩み、どうやって大人になっていくのか。離れて暮らす親やきょうだいへの想い、生活を身近で支える職員との関係性や、学校の友だちとの距離感。葛藤は年齢を重ねるごとに変化していく。そして、18歳になり自立の準備ができたら、施設をでて、そこからは自分の力で暮らしていかなければならない。

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監督は、中学2年生1クラス35人全員に密着した青春リアリティ映画『14歳の栞』(2021)や、社員全員がタイムループする劇映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』(2022)で注目を浴びた竹林亮。企画・プロデュースを担ったのは齊藤工。カメラが密着したのは、齊藤が約4年前に訪れた児童養護設。その後、齊藤が個人的に施設に訪問を重ね、信頼関係を築いてきた。監督も撮影期間に入る前から何度も定期的に施設を訪問し、子どもたちと交流を重ねていきながら、彼らの想いや葛藤、そして成長を大切に記録していった。

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今回到着した場面写真5点には、子どもたちの姿が写し出されている。出演者のプライバシーへの配慮のため、宣材物には一切彼らの表情はでてこない。場面写真には、児童養護施設の“ふつう”の日常が切り取られている。雪にはしゃぐ日も、部活の野球をする日も、喧嘩したり、皆んなで海を見つめる日もある。施設を出るその日まで、親元を離れ、家族とも他人とも言い切れないつながりのなかで、共に悩み、笑い、成長していく。

竹林のカメラは、子どもたちと友人のような距離感で、あたたかいまなざしを向ける。「この映画が彼らのこれからの人生のお守りのような存在になってほしい」という監督の願いを込めて制作された本作は、社会にでて困難を乗り越えて生きていく彼らへのエールとなっている。

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ひと足先に本作を鑑賞した女優・桜井ユキは「子どもたちの表情を、紡ぐ言葉を、知ることができる。その一つ一つが忘れられず、これから先も自分の心に残り続けると思います」と語り、脚本家/小説家・吉田恵里香は「この映画をきっかけに彼らのことを知ろうともせず漠然とした知識と偏見の目を向ける人が1人でも減ること。そういった行為が、いかに残酷なことかを知ってもらうことを願います。出生や環境で人生を大きく左右される子どもがこの世界からいなくなりますように」と綴った。アーティスト・MOROHA アフロは「周囲より少し先に、大人にならざるを得なかった子供達の幸せを願います」と子どもたちに想いを馳せた。(著名人コメント全文は、本記事下に掲載)

映画『大きな家』は、12月6日(金)より東京・ホワイトシネクイント、大阪・TOHOシネマズ梅田、名古屋・センチュリーシネマにて先行公開、12月20日(金)より全国順次公開。

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コメント(敬称略・順不同)

登場する子どもたちの言葉ひとつひとつが、心に響きました。
松本大洋(漫画家)

多分もう、みんなの顔を忘れられない気がする。
会ったこともないのに、大切な人が増えてしまったような感じ。
上出遼平(テレビプロデューサー「ハイパーハードボイルドグルメリポート」)

製作陣からの被写体だけでなく、全ての人間へのエールを感じました
周囲より少し先に、大人にならざるを得なかった子供達の幸せを願います
MOROHA アフロ(アーティスト)

この映画で、一つの家族の形を知ることができる。子どもたちの表情を、紡ぐ言葉を、知ることができる。
その一つ一つが忘れられず、これから先も自分の心に残り続けると思います。
子どもたちの光ある未来を切に願います。
桜井ユキ(女優)

どこにでもいる普通の子どもたちの日常に見えるのに、
確実に匂ってくる寂しさと力強さ、それでも前に進もうという覚悟。
光に満ち溢れた、明るい未来を願わずにはいられない。
赤ペン瀧川(俳優/映画プレゼンター)

なんか、言葉とかで評したくない。そんなんで評せないから。
みてほしい。みたあとに語りたい、とかも、ない。ただただ、みてほしい。どっから来たのかわからん涙がでた。
金沢知樹(脚本家『サンクチュアリ -聖域-』)

どこにでもいる子どもたちの、少しだけ特別な暮らしを、少しだけ覗かせてもらった感覚。
子どもたちの真っ直ぐな言葉がグサグサと胸に突き刺さり、社会の一員として何が出来るのかを考えさせられる。
岡本多緒(俳優・モデル)

この映画はカメラと被写体との距離が近い。それは、物理的な距離においても、心理的な距離においてもだ。
撮影するにあたって、まず被写体となる子どもたちとの信頼関係を構築したのだと伝え聞く。
身上の都合に干渉せず、相手を慮る姿勢。斯様な姿勢は、日常における私たちの人間関係とも無縁ではないはずだ。
松崎健夫(映画評論家)

子どもが子どもらしく生きること。なるべく多くの人生の選択を持つこと。
そんな当たり前の権利を外野がイチャモンをつける。そんな社会の貧困、心の貧困を嘆かずにはいられません。
児童相談所は子どもたちを守る砦であるべきです。
この映画をきっかけに彼らのことを知ろうともせず漠然とした知識と偏見の目を向ける人が1人でも減ること。
そういった行為が、いかに残酷なことかを知ってもらうことを願います。
出生や環境で人生を大きく左右される子どもがこの世界からいなくなりますように。
吉田恵里香(脚本家・小説家)

観終わった後に誰かと感想を共有し語り合いたい映画と、
自分の中でじっくり大事に噛み締めたい映画がありますが、本作は後者です。
彼らの日常を知るきっかけをくれたことに感謝したい。そしてより多くの人に知ってもらいたい。
作品を通して感じた希望や可能性がもっともっと広がればと思います。
稗田寧々(声優)

映画『大きな家』
監督・編集:竹林亮
企画・プロデュース:齊藤工
イラスト:エイドリアン・ホーガン
主題歌:ハンバート ハンバート「トンネル」(SPACE SHOWER MUSIC)
上映時間:123分
製作:CHOCOLATE Inc.
配給:PARCO
(C)CHOCOLATE

公式サイト:https://bighome-cinema.com/
公式X:https://x.com/bighome_cinema

12月6日(金)東京・ホワイトシネクイント、大阪・TOHOシネマズ梅田、名古屋・センチュリーシネマ、12月20日(金)全国順次公開

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