のん主演の映画『私にふさわしいホテル』より、本編映像が解禁された。
原作は、柚木麻子の同名小説。新人賞を受賞したにもかかわらず、未だ単行本も出ない不遇な新人作家・相田大樹こと中島加代子(のん)。その原因は、大御所作家・東十条宗典(滝藤賢一)の酷評であった。文豪に愛された「山の上ホテル」に自腹で宿泊し、いつかこのホテルにふさわしい作家になりたいと夢見る加代子は、大学時代の先輩で大手出版社の編集者・遠藤道雄(田中圭)の力を借り、己の実力と奇想天外な作戦で、権威としがらみだらけの文学界をのし上がっていく。
今回解禁された本編映像では、加代子はホテルのメイドに扮し、宿敵の相手・東十条の部屋でひと波乱を起こす様子が収められている。
「当ホテルから東十条先生へのプレゼントでございます」とシャンパンを差し出す加代子。しかし、東十条は「仕事中は飲まない」とあっさり断る。ドアを閉めようとするも、加代子はすかさず扉を押さえ「最近始まりましたミッドナイトサービスでございます」と食い下がるが、東十条は断固として拒否するのだった。
それでも諦めない加代子は、強引に部屋に押し入り、「せっかくのシャンパンですから文豪コール入れさせていただきます!」と突如”文豪コール”を開始。「逍遥、四迷に鴎外、露伴…」と日本が誇る文豪たちの名前を唱えながらシャンパンを振り続け、東十条が執筆中の大事な原稿にシャンパンをかける暴挙に出る。
2人の丁々発止が見どころとなるこのシーンについて、堤幸彦監督は「脚本では『文豪コール』としか書いていないところ、僕がその場で作りました。マニュアル的な受験勉強が嫌でたまらなかった高2の頃に、文豪と呼ばれる作家の文庫本を70冊くらい購入して一気に読んだ。文学漬けだった日々がここで生きたなと思っています」と語る。
果たして、加代子と東十条が繰り広げる“因縁の争い”はどんな結末を迎えるのか。『私にふさわしいホテル』は12月27日(金)公開。
ストーリー
新人賞を受賞したものの、大御所作家・東十条宗典の酷評により、華々しいデビューを飾ることなく、小説を発表する場も得られなかった不遇な新人作家・加代子。
この恨み、晴らさでおくべきか――。そう決意しながら憧れの「山の上ホテル」に宿泊する加代子の部屋の上階に泊まっていたのは…なんと東十条だった!大学時代の先輩で編集者の遠藤の手引きによって東十条の執筆を邪魔し、締切日に文芸誌の原稿を見事落とさせる。だがここからが加代子の更なる不遇と試練の始まりだった……。加代子 VS 東十条の因縁の対決は、誰にも予想できない方向へと突き進んでいく!
果たして加代子は文壇に返り咲き、作家としての道を歩むことができるのか!?
『私にふさわしいホテル』
出演:のん 田中圭 滝藤賢一 田中みな実 服部樹咲 髙石あかり / 橋本愛 橘ケンチ(EXILE) 光石研 若村麻由美
監督:堤幸彦
原作:柚木麻子『私にふさわしいホテル』(新潮文庫刊)
脚本:川尻恵太
音楽:野崎良太(Jazztronik)
主題歌:奇妙礼太郎「夢暴ダンス」(ビクターエンタテインメント)
製作幹事・制作プロダクション:murmur
企画協力:新潮社
特別協力:山の上ホテル
2024|日本|カラー|アメリカンビスタ|5.1ch|98分|G
配給:日活/KDDI
(C)2012柚木麻子/新潮社 (C)2024「私にふさわしいホテル」製作委員会
公式サイト:watahote-movie.com
公式X:https://x.com/wands_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/wands_movie/
2024年12月27日(金)全国ロードショー!
関連記事
■ のん、念願の“性格の悪い”役で新境地『私にふさわしいホテル』完成披露上映会に田中圭、滝藤賢一らと登壇
■ 『私にふさわしいホテル』コミカルからシリアスな役まで演じる田中圭の魅力とは?昭和の雰囲気漂う場面写真も解禁
■ 文壇下剋上がはじまる!?『私にふさわしいホテル』本予告編解禁 主題歌は奇妙礼太郎
■ のん演じる新人作家が怒りの雄叫び 映画『私にふさわしいホテル』特報映像解禁
■ のん主演『私にふさわしいホテル』12月27日公開決定 田中圭、滝藤賢一、田中みな実、服部樹咲、髙石あかり、橋本愛ら出演
■ 主演:のん×監督:堤幸彦×原作:柚木麻子『私にふさわしいホテル』ティザービジュアル&コメント解禁