12月13日(金)より公開がスタートした映画『はたらく細胞』。公開初日の13日(金)にはラゾーナ川崎(神奈川)と丸の内ピカデリー(東京)で、14日(土)にはMOVIX堺(大阪)と広島バルト11(広島)で、それぞれキャスト&スタッフが登壇し公開記念舞台挨拶を実施した。
本作は、上映館にて「全国『はたらく細胞』ワンダーランドキャンペーン」を実施中。全国200館以上の上映劇場が期間限定で[はたらく細胞ワンダーランドシアター]仕様となり、対象劇場では、通常のポスターやチラシの掲出に加え、映画の本編に登場する美術や小道具のデータを使用した、まるで体内世界のようなオリジナルの展示を展開している。
12月13日(金) ラゾーナ川崎 舞台挨拶(登壇:永野芽郁、佐藤健、山本耕史、武内英樹監督)
舞台挨拶に登壇したキャスト陣は、さっそく『はたらく細胞』仕様の劇場内装飾に大興奮。永野は、「すごくありがたいです!映画館で公開していただけることを願って、こうして作品を広める活動をさせていただいてきたので、劇場のみなさんがこうして素敵な装飾で協力してくださるのはとても嬉しいです!」と感激の様子。
佐藤は「ほかの作品に申し訳ないぐらい装飾していただいて…」と恐縮しながらも、「なんでこんなに応援してくださるんだろう?ヒットのにおいがしたのかな(笑)。原作のパワーもあると思いますが、すごく嬉しいですね」と冗談交じりで喜びを伝えた。
山本も、「こんなに劇場内が装飾されていたり、スタッフさんたちが衣装を着てくださっている姿も、見たことないですね!劇場までの通路も飾りがすごかったですよ」と気合の入った装飾を大絶賛していた。
また、今回の舞台挨拶の地・川崎についての印象を問われると、山本は「先日ドラマの仕事で来たんですが、川崎と言えば市原隼人君の地元だと思ってLINEで連絡しました。LINEなのに『すいません、行けません…』(声マネしながら)って市原隼人の声が聞こえたような気がしました!」と語り、会場も大爆笑。
さらに撮影時にエピソードの話題では、永野が「激しいシーンの撮影の後も、みなさんスーンってすぐ元に戻っていました」とキャスト陣の様子について語ると、すかさず佐藤が「カットがかかってもスーンっとしないのは、イッチーぐらいです(笑)。熱い気持ちが途切れないので」と、再び市原隼人の名前を出し会場を沸かせる一幕も。
観客から大好評のアクションについて話が及ぶと、永野は「佐藤さんと山本さんのアクションはすごかったです!現場で臨機応変に話し合いながら変えていかれる姿を見て、なんてすごい人たちなんだと思いました」と目を輝かせながらコメント。佐藤は「信頼しているアクションチームだったので」と余裕の表情を見せながらも、「一番大変だったのは、ぶつかって白血球の白塗りがはげることですね」と意外な苦労を挙げ、これには武内監督も「ちょうど撮影が花粉症の時期だったので、佐藤さんがずっと鼻をかんでいて、そこだけ肌色になっちゃって、大変でしたね(笑)」と撮影秘話を明かしていた。
また、山本が「もちろん事前に稽古をしていますが、現場に行ってみないとわからないことも色々ありますね」と語ると、佐藤が「僕は現場で大変なことがあると、『できない!』とダダをこねます」と言い、これに対し山本が「見たことない!」、永野が「嘘ばっかり!」とすかさずツッコミ。
さらに佐藤が「一番ダダをこねたのは、現場に毛虫がめちゃくちゃいた時。それは本当にダダをこねましたね」と続け、「何のシーンで?」と問われると「12年前の『るろうに剣心』の時です!」とまさかの回答が飛び出し、永野と山本が「なにそれ!!」と声をそろえ、細胞キャストとして抜群のチームワークも披露していた。
■12月14日(土) MOVIX堺 舞台挨拶(登壇:永野芽郁、佐藤健)
MOVIX堺で実施した舞台挨拶では、コラボ商品であるキュートな赤血球&白血球の帽子クッションをかぶった永野と佐藤が登場すると、会場からは黄色い声援と割れんばかりの拍手が。今回の舞台挨拶会場となったMOVIX堺は、館内所狭しと彩られた見事な『はたらく細胞』仕様の装飾で、SNSでもたびたび話題になるほど注目されている。
永野は「『静脈弁』と書かれた入口とか、天井からぶら下がる赤と白の飾りとか、撮影で実際に使われた小道具もたくさん置いてあって、スタッフさんも赤血球の恰好をしてくださったり…ありがたいです!」と感激の様子。
佐藤も、「すごく広い空間を使って、映画館の装飾を体の中みたいにして、盛り上げていただけて嬉しいですし、光栄です!僕たちが撮影した時の小道具もそのまんまで、懐かしかったです」と、劇場へ感謝を伝えた。
大阪という土地について、度々訪れるという二人。永野は「先月もお仕事で来て、自分でお好み焼きを焼けるお店に行きました。おいしかったです!」、佐藤は「個人的に謎解きが好きで、大阪でしかできないものも多いのでプライベートでもよく行きます。大阪の謎解きは難しいんですよ。堺にも謎解きがあれば確実に行きます!」と、それぞれ笑顔でコメントした。
役作りについての話題では、永野が「原作からは一コマ一コマの表情を勉強することも多かったですし、アニメからは動きや声のトーンなどを、研究して挑んだつもりです」と、原作コミックやアニメへの敬意を払いながら赤血球役を演じていたことを明かした。
本作アクションシーンについて問われた佐藤は、「細胞として体内でしかできないような、重力を無視したような動きなどをリアルに見せていくアイデアを、みんなで出し合いながら作っていきました」と、アクションに定評のある佐藤ならではのこだわりを語った。これに対し、永野は「かっこよかったです!こうして白血球さん、もしくは健さんに守られたい女性はいっぱいいるんだろうなと思いました」と佐藤を絶賛。対する佐藤が「ありがとう。みなさんの体の中で毎日毎日守っています!」と白血球としてコメントし、会場からは拍手喝采。
本作ではCGだけに頼らず、こうしたロケ地や豪華なセット、また映画全体で総勢7,500名ものエキストが参加し、唯一無二の【はたらく細胞ワンダーランド】を作り上げている。W主演の二人もエキストラたちとの撮影シーンは印象的だったようで、永野は「たくさんのエキストラさんたちが集まってくださって、みなさんを見るだけで、この作品にすごく期待してくださっているんだなと思えたので、撮影のモチベーションの一つでした!」と笑顔に。
佐藤は「ちなみにエキストラで参加したよって人は?」と会場に質問し、実際に手を挙げた人を見て「おお!それって、赤血球役か白血球役か指定されてたんですか?じゃあ赤が勝ち組だ、白血球は白塗りが大変だから(笑)」と話し、会場を笑わせた。
続いて印象的なシーンについて問われると、永野は赤血球と白血球が“鼻腔”で足湯に浸かって対話するシーンをピックアップ。「鼻腔のシーンは撮影初日だったんですよ。まだ健さんの白血球ビジュアルを見慣れる前だったので、複雑な心境で(笑)。赤血球が自分のふがいなさに落ち込むシーンなのに、目の前に真っ白な健さんがいるから、どこに気持ちを持っていけばいいんだろうかと葛藤した印象があります!」と、撮影初日から白塗りの佐藤と対峙する難しさを語り、会場は爆笑の渦に。
これに対し佐藤は「そんな状況なのに一発でできちゃうあなたは天才よ!本当にすごいんですよ、真っ白なやつが突然現れて、目を見ながら泣けと言われて…」と永野の名優っぷりを大絶賛し、永野が「いやいや、健さんがいてくれたからです!」と答え、抜群のコンビネーションを披露。さらに佐藤が「しかも俺、除毛クリームを渡されて、脱毛した状態で足湯のシーンを撮っています」と、まさかの裏話を語り会場を沸かせていた。
佐藤のとっての印象的なシーンは、阿部サダヲ演じる不摂生な茂の体内ではたらく、板垣李光人と加藤諒の新米先輩赤血球コンビのシーンだという。「僕は赤血球コンビのブロマンスというか、あの関係が大好きですね。茂の体内は荒んでいて、はたらいている赤血球たちもくたびれたおじさんばっかりなんですよ。その中に板垣君がいることで、見ていられるんです。板垣君がいなかったら見ていられないようになってたかも(笑)。板垣君は綺麗だから絶妙なバランスだなあと思って、見ていましたね」と、新米赤血球役の板垣の美しさを絶賛していた。
続いてぜひ注目してほしい見どころについて問われると、永野は「細部にまでこだわった美術にも注目していただきたいなと思いつつ、やっぱりエキストラのみなさんですね。本当にたくさんの方々が参加してくださって、みなさん経験があるのかなと思うぐらい、ちゃんと一人一人お芝居されているんですよ。だからエキストラのみなさんの演技にも注目いだけると、また面白いかなと思います!」と、エキストラたちの活躍を猛プッシュ。
佐藤は「赤血球と白血球が走って逃げるシーンとか、意外と難しいことをしているんですよ。撮影時には見えないCGの触手を避けたり、後ろからの攻撃をかわしながら逃げたり。二人で共通の見えないものを、見えているふりをしてお芝居をするので」と、アクションシーンの苦労について言及。永野が「コンビネーションが試されましたね!」と言うと、佐藤も「Fukase君とのバトルのシーンでは、攻撃を避けるために赤血球を突き飛ばすところとか、もうコンビネーションのたまものです!」と共感しながら熱弁する一幕も。
さらに、佐藤が「僕は衣装の中にパットを仕込めるけど、永野さんは足がむき出しの衣装だったので、突き飛ばすシーンはかわいそうで…」と心配していたことを明かすと、永野が「カットがかかると健さんは誰よりも早く走ってきてくれて、『大丈夫?ケガしてない?』って声をかけてくれるんです!」と語り、赤血球を助ける白血球の関係を彷彿とさせるエピソードに、会場も大盛り上がり。
舞台挨拶の最後には、永野と佐藤からそれぞれメッセージが贈られた。永野は「この映画を広めるために大阪に来られて、みなさんがあたたかく迎えてくださって、映画を楽しんでくださったんだなというのも表情から伝わってきて、ほっとしたままこれから広島に迎えます。これからまだまだ上映は続くので、ぜひ飽きずにたくさんこの作品を愛していただけたら嬉しいです!」とコメント。
佐藤は「ちょっと自分の体が愛おしくなったんじゃないですか?いつも自分の体の中ではこんなことが起きていて、細胞という一番身近なヒーローが戦っていて、そう思うと自分の体が愛おしくなる映画だと思います。たくさんの方に観ていただきたいと思いますので、もしよかったら周りの方にも広めてもらって、引き続き一緒にこの作品を盛り上げてくださったら嬉しいです!」と、それぞれ笑顔でコメントした。
■12月14日(土) 広島バルト11 舞台挨拶(登壇:永野芽郁、佐藤健)
大阪での舞台挨拶の後すぐさま広島に移動し、広島バルト11に到着した永野と佐藤。劇場装飾の見学の為ロビーに訪れると劇場内は騒然。大歓声に包まれる中手を振るなどして笑顔で応えた二人。その後に続いた舞台挨拶でも会場からのあたたかい拍手に包まれる中、永野は「私は広島で舞台挨拶をさせていただくのは初めてなので、こうしてここに来られて本当にうれしいです!」、佐藤は「『はたらく細胞』、こんなに感動すると思ってました?みんなに言われるんですけど、まさか泣けるだなんと思っていなかったですよね。嬉しいです!」と観客に語りかけ、笑顔を見せた。
そして広島バルト11でも『はたらく細胞』仕様の凝った装飾が展開されていることに触れ、佐藤は「すごくがんばって装飾してくださっていて、愛を感じました。ありがとうございます。実際にこの場に来れて嬉しいです」、永野は「どの劇場も素晴らしかったですけど、こちらは“くしゃみ”の装飾まで再現されていてすごかったです!」と大絶賛していた。
広島での思い出について問われると、佐藤は「舞台挨拶で何度かこの場所にも来させていただいています。広島では趣味の謎解きをしに町歩きをしたこともあって、おりづるタワーにも行きましたね」と思い出を振り返った。永野は食べてみたい広島グルメについて「全部!」と元気に即答しながら、「今日の夜ご飯は、広島焼きの予定です!」と嬉しそうにコメントした。
本作で、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」以来6年ぶりの共演を果たした二人。久々の再共演について、永野は「健さんと久しぶりにお会いしてお芝居を始めた瞬間から息ぴったし!って感じで、一気に6年前に戻ったような感覚もあって、不思議でしたね」と佐藤に絶大の信頼を寄せていること明かし、「『はたらく細胞』の次に共演するのは、さらに6年後ですかね(笑)?もうちょっと早くご一緒できると嬉しいですね」と続けた。対する佐藤は「永野さんとはがっつりお芝居をさせていただいたので、次に共演する時も、本気でぶつかり合えるような役がいいなと思います」と、力強く再共演を願った。
それぞれが演じたキャラクターの衣装やヘアメイクについての話題では、永野が自身の演じた赤血球のコスチュームに並々ならぬ思い入れを抱いていたことを告白。「赤血球が履いているデニムのパンツの丈には、すごくこだわっています。短すぎると女性らしさが出すぎるし、長すぎると活発さがなくなってしまうので、ミリ単位で話し合って作りました。この衣装だけで3、4時間は打ち合わせしたほど、こだわりのパンツです!」と、細部まで永野のこだわりが反映されていることを明かした。
佐藤は白血球の白塗りメイクに言及し、「僕は敏感肌なので、白塗りはかゆかったですね。乾燥もしますし、長時間皮膚呼吸を封じられている気がして大変でした。それに白はどんどん剥がれていってしまうので…。アクションシーンでも、しっかり攻撃を避けないと白が?がれてしまうのですごく気を付けていました」と、撮影時の苦労を語った。
舞台挨拶の最後には、永野から「みなさんのお力があって、こんなに素敵な作品が作れたんだと思っています。年末年始も上映していますので、これからたくさん『はたらく細胞』を愛してください!」、佐藤から「この映画で日本中、そして世界中を元気にしたいと我々は思っています。ぜひたくさんの方々に観て、いろいろと感じていただけると嬉しいです。そしてみなさん、どうかお体を大事にしてください」とメッセージが贈られた。
『はたらく細胞』
出演:永野芽郁 佐藤健 / 芦田愛菜 山本耕史 仲里依紗 松本若菜 染谷将太 板垣李光人 加藤諒 加藤清史郎 マイカピュ 深田恭子 / 片岡愛之助 / 新納慎也 小沢真珠 Fukase(SEKAI NO OWARI) / 阿部サダヲ
原作:清水茜「はたらく細胞」(講談社「月刊少年シリウス」所載)
原田重光・初嘉屋一生・清水茜『はたらく細胞BLACK』(講談社「モーニング」所載)
監督:武内英樹
脚本:徳永友一
音楽:Face 2 fAKE
製作:映画「はたらく細胞」製作委員会
制作プロダクション:ツインズジャパン
主題歌:Official髭男dism「50%」(IRORI Records / PONY CANYON Inc.)
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)清水茜/講談社 (C)原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 (C)2024映画「はたらく細胞」製作委員会
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