北村匠海が初めて短編映画の脚本・監督を務めた『世界征服やめた』の場面写真が公開された。
本作は、独特な言葉のセンスとパフォーマンスで注目をあびながら、2011年6⽉23⽇に不慮の事故でこの世を去ったポエトリーラッパー・不可思議/wonderboyの代表的な楽曲の一つである「世界征服やめた」に強く影響を受けた北村が、この楽曲からインスパイアされて脚本を書き下ろし、自らメガフォンをとった作品。
その渾身の企画を体現する仲間として声をかけたのは、現象化した「美しい彼」シリーズや『キングダム』シリーズ、映画『ミステリと言う勿れ』といった話題作に次々と出演を続ける萩原利久。そして『東京リベンジャーズ』シリーズや『遺書、公開。』(2025年1月31日公開)に出演の藤堂日向。
この世界に居場所を見つけられずに無力さを募らせる主人公・彼⽅を演じる萩原は、かつての快活さや気力をいつしか見失ってしまった彼方の壊れかけた哀しみなど、絶望の中で生きる影の存在を類まれなる存在感で演じ切る。
そして彼方の会社の同僚で、飄々として明るい性格の星野役を務める藤堂は、前半では気安さやポジティブさといった光の様な存在から一転、後半では光が溜め込んでいたありったけの痛みを一気に放出する硬軟織り交ぜた熱演を見せる。
光と影、希望と絶望は表裏一体。光が強ければ強いほど、影も色濃くなる。公開された場面写真は、セリフに頼ることなく、2人がそれぞれの存在感をぶつけあい、作品の<光と影>を体現。また、井浦新が、彼方と星野が通う居酒屋の店主の役で友情出演しているカットも公開された。
ストーリー
主人公・彼⽅(萩原利久)は、社会の中で⽣きる内向的な社会⼈。変化の乏しい日常をやり過ごす中で、「自分なんて誰にも必要とされてないのではないか…」と自分の無力さを感じていた。そしてどこか飄々として、それでいて白黒をはっきりさせたがる彼⽅の同僚の星野(藤堂日向)。星野の選んだ決断に彼⽅の⼈⽣は⼤きく揺れ動く。「死」の意味を知る時、明⽇の選択は⾃分でできることを知る。
世界征服という途方もない夢を追いかけるよりも、自分にしか描けない道がきっとある。世界征服やめた!
『世界征服やめた』
出演:萩原利久 藤堂日向 井浦新(友情出演)
原案・主題歌:「世界征服やめた」不可思議/wonderboy(LOW HIGH WHO? STUDIO)
企画・脚本・監督:北村匠海
製作・制作プロダクション:EAST FILM
カラー|16:9|5.1ch|51min
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
(C)『世界征服やめた』製作委員会
公式サイト:sekaiseifuku-movie.com
公式X:@sekaiseifuku_M
公式Instagram:@sekaiseifuku_movie
2025年2月(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
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