映画『海辺へ行く道』の新たなキャストとスチール9点が解禁された。また、本作が瀬戸内国際芸術祭2025に映画として初めて参加することも発表された。
漫画家・三好銀の「海辺へ行く道」シリーズを初めて映画化した本作。物語は、アーティスト移住支援をうたう、とある海辺の街が舞台。のんきに暮らす14歳の美術部員・奏介(原田琥之佑)とその仲間たちは、夏休みにもかかわらず演劇部に依頼された絵を描いたり新聞部の取材を手伝ったりと毎日忙しい。街には何やらあやしげな“アーティスト”たちがウロウロ。そんな中、奏介たちにちょっと不思議な依頼が次々に飛び込んでくる。自由奔放な子供たちと、秘密と嘘にまみれた大人たち。果てなき想像力と生命力が乱反射する海辺で描かれる、優しさとユーモアに満ちた、ちょっとおかしな人生讃歌。
脚本・監督は、『ジャーマン+雨』『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』『いとみち』の横浜聡子。主演をつとめるのは、約800人のオーディションを経て主演を勝ち抜いた14歳の俳優・原田琥之佑。
そして今回、原田演じる主人公・奏介の仲間たちを蒼井旬、中須翔真、山﨑七海、新津ちせが演じることが決定。すでに多くのドラマや映画に出演している彼らだが、全員が原田と同じくオーディションで選出され、自由奔放な中学生を各々がのびのびと演じている。
また、彼らが演じる子供たちの周囲で交差する大人たちを、麻生久美子、高良健吾、唐田えりか、剛力彩芽、菅原小春、村上淳、宮藤官九郎、坂井真紀が演じるほか、映画監督の諏訪敦彦が俳優として出演することも発表された。
そんな本作の参加が決定した瀬戸内国際芸術祭2025は、今年で6回目を迎える日本最大級の芸術祭。映画ながら現代アート作品のひとつとして位置付けられ参加する。なお、本作の撮影は2023年の夏にオール小豆島ロケで実施された。
第75回ベルリン国際映画祭(2月13日~2月23日)のジェネレーション部門に選出されていることでも話題の本作。部門ディレクターからは「島を散歩するように、素晴らしいキャラクター・映像・物語が隅々にまで行き渡り、出会いと別れを繰り返していく。約2時間半の至福の魔法のような映画は、人生にとって芸術とは何かを深く考える機会を与えてくれました」との評文が寄せられている。
『海辺へ行く道』
出演:原田琥之佑 麻生久美子 高良健吾 唐田えりか 剛力彩芽 菅原小春 蒼井旬 中須翔真 山﨑七海 新津ちせ 諏訪敦彦 村上淳 宮藤官九郎 坂井真紀
原作:三好銀「海辺へ行く道」シリーズ(ビームコミックス/KADOKAWA刊)
監督・脚本:横浜聡子
英題:Seaside Serendipity
製作:映画「海辺へ行く道」製作委員会
配給:東京テアトル、ヨアケ
(C)2025映画「海辺へ行く道」製作委員会
公式サイト:umibe-movie.jp
公式X:@umibeeikumichi
2025年晩夏公開