永野芽郁が主演を務め、大泉洋が共演する映画『かくかくしかじか』(5月16日公開)の新たなキャストが明らかになり、併せてキャラクター予告が解禁された。

原作は、「ママはテンパリスト」「海月姫」「東京タラレバ娘」などのヒット作を生み出している漫画家・東村アキコによる自身の実話「かくかくしかじか」(集英社マーガレットコミックス刊)。映像化の話が絶えなかった本作は、東村本人が、完璧な形での実現は不可能だろうと断り続けていたが、今回ついに東村自身が脚本を執筆し、映画化が決定した。
この度明らかになったのは、明子(永野)と日高先生(大泉)をとりまくキャスト陣。明子のクラスメイトでクールなミーハー女子・北見役には見上愛。明子を日高絵画教室へと誘う「渋谷かぶれのサブカル女子」の役を、慣れない宮崎弁で演じ切った。
明子の絵画教室の後輩で、のちの東村のアシスタントを務めることとなる佐藤役には畑芽育。漫画家となった明子に対して、「先生(日高)のこと描かないんですか?」と、原作漫画「かくかくしかじか」執筆へと繋がる提案をすることとなる重要な役柄を演じる。
明子の高校の後輩で、ヤンキーながら美術の才能に目覚める今ちゃんの役を演じるのは鈴木仁。明子の薦めで絵画教室に通うようになるが、初日から日高先生に強気に盾突いてしまうヤンキーを演じる。また、明子が進学する金沢美術工芸大学で出会う運命の相手(?)となる西村くん役を神尾楓珠が演じる。
その他、明子の才能を見出した集英社のイケメンな担当編集者・岡さん役に津田健次郎、厳しい日高先生とは対極に、明子の絵を褒めて褒めて褒めまくる高校の美術部顧問役にくりぃむしちゅーの有田哲平、そして愛する娘に時に厳しく愛情を注ぐ母親役MEGUMI、マイペースで明子にデレデレな父親役を大森南朋が務める。
併せて解禁されたキャラクター予告映像は、「明子先生、先生のこと描かないんですか?」という佐藤の言葉と、故郷・宮崎の海を見つめる漫画家・東村アキコとなった明子の後ろ姿で幕を開ける。高校時代の夢みがちでぐうたらな明子と、竹刀を振り回し怒号を飛ばし、「チンパンジーみたいやな。今日からお前のあだ名は“チンパン子”じゃ」と、デリカシーのかけらもない言葉を投げつける最恐の絵画教師・日高先生との激動の日々を回想する。
楽観的な明子に現実をつきつける北見や、後輩の佐藤。日高先生に楯突くヤンキーの今ちゃん、進学した金沢での西村くんとの出会い、優しいまなざしで明子を見守る大人たち。そして最後には、あんなに恐ろしかったはずの恩師との、かけがえのない“ずっと描けなかった9年間”が描かれる。
また、新たに解禁されたキャストからのコメントは下記の通り。
コメント
見上愛
今、ちょうど試写の帰り道でこの文章を書いています。個人的に、自分の学生時代のことを思いだすような作品で、いろんな先生たちの顔が浮かんできました。自分という1人の人間に、真正面から向き合ってくれる人がいるかどうかで、人生の豊かさは変わっていくのだと感じます。皆さんの大切な人を思いだしたり、誰かと向き合うきっかけになる作品になりますように。
畑芽育
昔から東村アキコ先生の大ファンでしたので、今回のお話をいただいた時は喜びと驚きと共についにあのかくしかが実写化するのか…!と胸が躍りました。
主演の永野芽郁さんとは約3年ぶりにお会いしたのですが、またこうしてご一緒することができて光栄でしたし、アキコ先生そのままの永野さんに終始感動しておりました。私もこの作品のいちファンとして公開を心から楽しみにしています。
鈴木仁
お話を頂いた時、一読者として愛読させて頂いていた『かくかくしかじか』の世界に自分が入っていけるということがとにかく嬉しく、同時に不思議な感覚もありました。
そして、自分に預けていただいた役が、愛すべきヤンキー”今ちゃん”
衣装合わせの際に、アキコ先生からの「おー!今ちゃんだ!」という声を頂いたことが、撮影に臨むうえでの大きな自信になりました。
素敵な共演者の皆様・キャラクターとお芝居させて頂き、役者としても刺激的な現場でした。
公開まで是非楽しみに待っていてください!
神尾楓珠
今回、西村くんを演じるにあたって、とにかく爽やかで、優しくて、かっこいい西村くんでいることを意識して演じました。
永野さんとは久しぶりの共演だったのですが、本当に周りの空間すべてを明るく、キラキラさせてくれる方だなと、改めて感じました。
その姿は完全に明子でした。
明子とのデートシーンだったり、ただただ幸せで楽しい時間を過ごせていたので、その雰囲気が皆様に伝われば嬉しいです。
津田健次郎
めちゃくちゃ素晴らしい原作の映画に参加することができて、とても嬉しいです。
役としても興味深いですし、実際にモデルとなった編集さんに取材させていただいて、贅沢な作り方をさせていただき、光栄です。素敵な作品になっていると思いますので、楽しみです!
有田哲平
永野芽郁さんとはバラエティでご一緒することはありますが、演技のお仕事はNHK「半分、青い。」以来でしたのですごく緊張しましたがとても楽しい撮影でした。
方言指導もいただいて、出身の熊本と宮崎での微妙な方言のニュアンスの違いが勉強になりました。
MEGUMI
自宅の本棚に大切に置いてある大好きな作品「かくかくしかじか」に参加できて本当に光栄です。
人生は人との出会いで大きく変わるという事をユーモラスなセリフと共にお届けします。
毎日のように現場に顔を出して宮崎弁のセリフの監修も東村さんがやって下さいました。
そんな東村さんの大切な物語。是非劇場でご覧ください!
大森南朋
絶妙に可愛いお父さん役でして素敵なキャスト、スタッフの元へ緊張した意識と、遊び心を持って楽しみに現場に行かせて頂きました。
劇場公開楽しみにしております。
ストーリー
漫画家になるという夢を持ちながら、ボーっとした日々を過ごすぐうたらな高校生アキコ(永野芽郁)。人気漫画家を目指していく彼女には、最恐の絵画教師・日高先生(大泉洋)との戦いの記録と、先生に言えなかった、残酷な〈嘘〉と〈秘話〉が隠されていたー。
『かくかくしかじか』
出演:永野芽郁、大泉洋、見上愛、畑芽育、鈴木仁、神尾楓珠、津田健次郎、有田哲平、MEGUMI、大森南朋
原作:東村アキコ「かくかくしかじか」(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:関和亮
脚本:東村アキコ 伊達さん
音楽:宗形勇輝
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)東村アキコ/集英社 (C)2025 映画「かくかくしかじか」製作委員会
公式サイト:kakushika-movie.jp
公式X:@kakushika_movie
公式Instagram:@kakushika_movie
5月16日(金)全国ロードショー!