ダニエル・クレイグ主演×ルカ・グァダニーノ監督『クィア/QUEER』5月公開決定 予告編解禁

ルカ・グァダニーノ監督がダニエル・クレイグ主演で贈るラブストーリー『Queer(原題)』が、『クィア/QUEER』の邦題で公開されることが決定。日本版ポスタービジュアルと予告編映像が解禁された。

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1950年代、メキシコシティ。退屈な日々を酒や薬でごまかしていたアメリカ人駐在員のリーは、若く美しくミステリアスな青年ユージーンと出会う。一目で恋に落ちるリー。渇ききった心がユージーンを渇望し、ユージーンもそれに気まぐれに応えるが、求めれば求めるほど募るのは孤独ばかり。
ある日、リーは一緒に人生を変える奇跡の体験をしようと、ユージーンを幻想的な南米への旅へと誘い出すが――。

『君の名前で僕を呼んで』でひと夏の切ない恋を描いたルカ・グァダニーノ監督が、今度は愛する相手と心身共にひとつになりたいと切望する男を描く。主人公の孤独な中年男リーを演じるのは、007シリーズの主人公ジェームズ・ボンドを卒業したダニエル・クレイグ。ボンドとは全く異なる魅力で、自分を保てないほどに相手を求める圧倒的ピュアネスを演じきる姿を熱演した。

なお、本作は2024年の第81回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミアを迎え、第96回ナショナル・ボード・オブ・レビューでダニエル・クレイグが主演男優賞を受賞。第82回ゴールデングローブ賞でも、主演男優賞(ドラマ部門)でノミネートされるなど、多くの映画賞を賑わせている。

リーが恋する相手のユージーン役には、映画ファンの間で今年最高の“発見”との呼び声も高いドリュー・スターキー。一見クールで感情を露わにしない新世代に見えつつも、己のアイデンティティへの戸惑いや葛藤が垣間見える絶妙な表情で、ユージーンの心の中の繊細なゆらぎを表現する。

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(C) Yannis Drakoulidis

原作はビート・ジェネレーションを代表する作家ウィリアム・S・バロウズが、謎多き人生を赤裸々に綴り、一度は出版を封印した自伝的小説。音楽を手掛けるのはトレント・レズナー&アッティカス・ロス。また、ニルヴァーナ、プリンス、ニュー・オーダーらの挿入歌や、JW Andersonのジョナサン・アンダーソンによる衣装にも注目だ。

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(C) Yannis Drakoulidis
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(C) Yannis Drakoulidis

解禁された日本版ポスタービジュアルは、リーの足元にユージーンの足がそっと添えられている印象的なカットを全面に使用。「みっともないほど、君に触れたい」という痛切な思いが込められたセリフがキャッチコピーとして使われており、表情は見えなくとも狂おしいほどに恋をし、相手を求めるリーの切々とした感情が伝わってくる。

予告編では、「言葉なしで、君に触れたい」と、究極の愛を探し求める姿が描かれている。「我々は、途方もない世界の、孤独なカケラだ」というリーの言葉から始まり、繁華街の夜道で通りすがりのユージーンと目が合い、一気に恋に落ちる出逢いの瞬間や、彼の気を引こうとおどけて挨拶するチャーミングな姿が紡がれていく。ユージーンは好奇心に輝く瞳で未知の世界については知りたがるが、自分のことはほとんど語らない。感情を露にすることもなく、限りなくミステリアスな存在のユージーンに否応なしに惹かれていくリーだが…。

『クィア/QUEER』は5月9日公開。

『クィア/QUEER』
出演:ダニエル・クレイグ、ドリュー・スターキー 他
監督:ルカ・グァダニーノ
原題:Queer/2024年/アメリカ・イタリア/カラー/ビスタ/5.1ch/137分/字幕翻訳:松浦美奈
R15+
配給:ギャガ
(C)2024 The Apartment S.r.l., FremantleMedia North America, Inc., Frenesy Film Company S.r.l.

公式サイト:https://gaga.ne.jp/queer/
公式X:@queer0509

5月9日(金) 新宿ピカデリー 他 全国ロードショー

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