2022年7月にNHK Eテレにて放送された1話5分、全10話の特撮モキュメンタリー番組「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」が『大長編 タローマン 万博大爆発』として映画化され、8月22日より公開されることが決定。特報映像が解禁された。

特撮番組「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」は、「1970年代に放送されていた番組」という体裁で制作され、岡本太郎(日本を代表する芸術)×特撮(日本を代表するエンタメ)の組み合わせが話題を呼んだ。昭和特撮風の映像が再現され、岡本太郎の作品が奇獣となって登場し、べらぼうな巨人タローマンとでたらめな戦いを繰り広げる。番組後半には、山口一郎(サカナクション)が登場。「放送当時タローマンファンだった」という設定でタローマンと岡本太郎への愛を語っていく。幼い子どもから大人まで幅広い層に支持され、特撮界に突如現れた謎のヒーロー作品として今も人気を集めている。
続編の制作や関連書籍が増刷を重ね、関連イベントも盛況ぶりをみせるなど話題性もさることながら、第49回放送文化基金賞のエンターテインメント部門で優秀賞を受賞、藤井亮が脚本・演出賞を受賞するなど高い評価も獲得している。
1970年のある日、未来からやってきた恐ろしい奇獣が万博会場に襲いかかる。『大長編 タローマン 万博大爆発』では、物語の舞台は1970年から2025年へ。ただし、現在の2025年ではなく【1970年代頃に想像されていた未来像】としての2025年が舞台となり、時代を超えて、さらなるでたらめを繰り広げる。
幾何学的な建物、透明なパイプで空中を移動する自動車、宇宙と交信する近未来都市。昭和のこどもたちが目を輝かせ、心を躍らせた、あの頃に思い描いていたワクワクとした未来。夢と希望に満ち溢れたあの頃の未来の世界で、タローマンがたたかう。
また、海洋堂高知/南国堂が制作する「タローマン ベンダブルアクションフィギュア」の発売が決定。ムビチケカード型前売券に限定版フィギュアがついた特別前売りセットも制作中。詳細、発売時期などは今後公式サイトや公式SNSで発表される予定だ。

※画像は制作中のものとなります。
商品版と異なる可能性がありますので予めご了承ください。
制作メッセージ
【「ベラボーなもの」をつくる。】
TAROMANでは全編を通して「なんだこれは!」「でたらめをやってごらん」といった岡本太郎の信念を伝えてきました。今回の映画ではテレビ版では語られなかった「岡本太郎が抱いた万博への想い」を今こそ伝えるべきテーマとして描きます。
岡本太郎は「技術の進歩が社会を豊かにし人を幸せにする」という1970年の万博メッセージにノーを突きつけ、モダニズムな雰囲気で溢れる会場のど真ん中にベラボーな神像『太陽の塔』を突き立てました。
大長編タローマンもまた、ベラボーな「挑み」でありたいと考えています。
1970年の万博で太陽の塔を見た人々が「なんだこれは!」と精神を湧き起こされたように、
映画館でこの映画をみて「なんだこれは!」と体感し、岡本太郎が万博に賭けた想いを感じ取ってもらえたらと思います。
『大長編 タローマン 万博大爆発』
出演:タローマン、太陽の塔、地底の太陽、水差し男爵 ほか
監督・脚本:藤井亮
制作プロダクション:NHKエデュケーショナル、豪勢スタジオ
協賛:キタンクラブ、三井住友海上、アルインコ、日本建設工業
配給:アスミック・エース
(C)2025『大長編 タローマン 万博大爆発』製作委員会
公式サイト:taroman-movie.asmik-ace.co.jp
公式X:@eiga_taroman
2025年8月22日(金)より全国ロードショー