SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザで、映画『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督を招いた、トークショーと短編作品の特別上映会の開催が決定。また、『カメラを止めるな!』のロケ地として使われた同プラザの映像ミュージアムやSKIPシティ周辺のスポットを撮影裏話や名台詞とともに紹介、映画の衣装も展示される。
上田監督は、埼玉県が映像クリエイターや事業者を支援するために運営するSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザのインキュベートオフィス(貸しオフィス)に入居する一人。埼玉県が実施するVR映像制作者の育成プログラムを通じて、今年5月には初のVR作品となる『ブルーサーマルVR―はじまりの空―』もリリースしている。
映画『カメラを止めるな!』は、制作費300万円、都内2館での公開から始まり、全国240館以上にまで拡大、観客動員数100万人を突破(※)するなど、低予算映画としては異例の大ヒットを記録している話題作。今回のイベントでは、上田監督やその作品と関わりの深いSKIPシティを会場に、トークショーやロケ地めぐりを通じて、本作がどうやって作られたのかを紐解くとともに、これまでの監督作品の中から、劇場では見る機会の少ない短編3作品を上映、上田監督のルーツに迫る。(『カメラを止めるな!』の上映はございません。)本作に出演の女優秋山ゆずきさんの登壇も決定している。※2018年8月31日現在
開催概要
日時:9月22日(土)
第1回10:00~(9:30開場)/
第2回13:30~(13:00開場)
会場:SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ4階映像ホール(埼玉県川口市上青木3-12-63)
登壇者(敬称略):上田慎一郎監督、秋山ゆずき(女優)
定員:各回300名(全席自由席/完全入れ替え制)
参加費:映像ミュージアム入館料(大人510円/小中学生250円)
参加方法:
①事前申込(各回先着200名/9月20日締切※定員になり次第受付終了)
申込サイト→http://bit.ly/ueda922
②当日券(各回先着100名/開場時間より映像ホール受付にて販売)
【スケジュール】
<第1回>
09:30開場
10:00~11:25『猫まんま』/『テイク8』/『恋する小説家』上映
11:25~11:55上田慎一郎監督トークショー
11:55~12:25解説付きロケ地見学タイム
<第2回>
13:00開場
13:30~14:00解説付きロケ地見学タイム
14:00~14:30上田慎一郎監督トークショー
14:30~15:55『猫まんま』/『テイク8』/『恋する小説家』上映
イベント内容(予定)
1)上田慎一郎傑作選特別上映
国内外の映画祭で評価されている上田慎一郎監督作品の中から、その魅力が凝縮された短編3作品を上映。オムニバス映画『4/猫ねこぶんのよん』の一本で、商業映画デビュー作品となった『猫まんま』、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016短編部門の奨励賞ほか、各地の映画祭で受賞している『テイク8』、そして初期作品ながら完成度の高いコメディ作品『恋する小説家』の3本を、第1回・第2回の各回で上映。
『猫まんま』(24分/2015年)
漫才コンビを組む笑太と美帆子。2人が生み出したカップル漫才の人気も上々で、全国進出のチャンスが巡ってくるが、美帆子はコンビを解散したいと言い出す。そんな時、父の訃報が届いた笑太は、ある決意をする。
コピーライト:(c)2015埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
『テイク8』(19分/2015年)
自主映画監督の隆夫は、恋人の茜を花嫁役に「結婚」をテーマにした新作を撮影中。残すは1シーンであったが、花嫁の父役が急遽来れなくなる。やむをえず、見学に来ていた茜の本当の父、徹が代役を務める事になり…。想定外の公私混同!ウェディング・ワンシチュエーション・コメディ!
コピーライト:(c)八王子日本閣
『恋する小説家』(40分/2011年)
一向に芽が出ないミステリー作家志望の岩佐の元に見知らぬ女子高生が現れる。「あたしはあんたの小説の主人公。あんたの小説を救いにきたの」。ラブリィ・ポップなSFハートフルコメディ!
コピーライト:(c)PANPOKOPINA
2)上田慎一郎監督トークショー
ゲストに『カメラを止めるな!』『恋する小説家』に出演する女優の秋山ゆずきさんを迎え、『カメラを止めるな!』の撮影裏話や、特別上映作品について上田監督にトークして頂く。
3)『カメラを止めるな!』ロケ地めぐり
テレビ局のシーンが撮影された映像ミュージアムを中心に、解説付きでロケ地を見学いただいた後、ロケ地マップを見ながら自由に巡る。各スポットでは、そのシーンの名台詞や迷台詞に加え、上田監督書き下ろしの撮影裏話などをパネルで紹介。また、映像ホールでは映画の衣装を展示、作品のファンに楽しんでいただける仕掛けが随所にちりばめられている。
【ロケ地例】
・映像ミュージアム3階301スタジオ-テレビ局
・彩の国ビジュアルプラザ1階階段-Vシネの撮影現場
・B街区-ドラマのリハーサル場所
1984年滋賀県出身。中学生の頃から自主映画を制作し、高校卒業後も独学で映画を学ぶ。2010年、映画製作団体PANPOKOPINAを結成。現在までに7本の映画を監督し、国内外の映画祭で20のグランプリを含む46冠を獲得。2015年、オムニバス映画「4/猫」の1編『猫まんま』の監督で商業デビュー。「100年後に観てもおもしろい映画」をスローガンに娯楽性の高いエンターテイメント作品を創り続けている。最新監督作である初の劇場用長編映画『カメラを止めるな!』(2018年6月23日公開)は、第20回ウディネ・ファーイースト映画祭(イタリア)にて《SilverMulberry Award(観客賞第二位)》を、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018では《ゆうばりファンタランド大賞》をそれぞれ受賞している。
『カメラを止めるな!』ロケ地― SKIPシティ映像ミュージアムについて
映像の歴史やしくみを学び、映画のつくり方を体験できる日本で唯一の「体験型映像ミュージアム」です。学校・教育機関向けの「映像学習プログラム」も行っており、埼玉県内の小学校を中心に、年間約50校・約5000人の生徒が参加しています。また、VR・ARからデジタルゲームまで、様々なテーマで映像を紹介する企画展も一年を通じて開催しています。
開館時間:9:30~17:00 (入場は16:30まで)
休館日:月曜日※祝日の場合は翌平日、年末年始
料金:大人510円/小中学生250円(企画展もご覧いただけます)
お問合せ:048-265-2500(映像ミュージアム)
公式サイト:http://www.skipcity.jp/vm