アカデミー賞(R)6度ノミネートの実績を誇る大女優グレン・クローズが、ノーベル賞を受賞した偉大なる世界的作の夫を慎ましく支える完璧な妻を演じ、夫婦の絆や人生の意味を問う深遠なドラマ『天才作家の妻 -40年目の真実-』は2019年1月26日(土)より全国公開となる。
毎年スウェーデンのストックホルムで華やかに行われるノーベル賞授賞式を背景に、人生の晩年に差しかかった夫婦の危機を見つめる本作は、男女間の機微をリアルかつ残酷にあぶり出す心理サスペンス。夫婦が隠し続けてきた、重大な“秘密”とは何なのか。夫への愛と憎しみの狭間で引き裂かれた妻は、世界中の注目が集まる授賞式でいかなる“決断”を下すのか――。
ハリウッドの実力派キャストが集結し、夫婦の絆や人生の意味を問う深遠なドラマを体現。アカデミー賞6度ノミネートの実績を誇る大女優、グレン・クローズの繊細にして凄みに満ちた演技には、既に本年度オスカー最有力との声が高まっている。
昨日10月1日、日本人の本庶佑京大特別教授のノーベル医学生理学賞受賞のニュースが大きな話題になる中、スウェーデンのストックホルムで華やかに行われるノーベル賞授賞式のシーンも多く描かれている本作より、ノーベル賞トリビア付きの場面写真が解禁された。
<シーン1>ノーベル賞の受賞式のために訪れたスウェーデン。朝起きたジョゼフは目を疑う。寝室にどやどやと聖歌隊が登場し、「サンタルチア」を歌い始めた…。
トリビア
スウェーデンでは12/13は聖歌隊が巡回する「聖ルチア祭」が行われる。13日の朝にノーベル賞受賞者の寝室にも聖歌隊が現れ「サンタルチア」を歌う行事も実際に行われている。以前は受賞者に告知無しで実施していたが、プライバシーの問題などもあって、数年前からは事前了承を得て入室をしている。
<シーン2>授賞式でのスピーチをするジョゼフ
トリビア
衣装について。燕尾服は自前かレンタル。ストックホルム市内にレンタルできる店があり、受賞者への事前アンケートでレンタル希望をヒアリングして準備をする。女性はドレスや着物を自前で用意するのが一般的。
<シーン4>晩餐会にて複雑な表情を浮かべる妻ジョーン
トリビア
受賞者が授賞式のためにストックホルムに到着してから受賞~帰国するまでの通常スケジュールについて。
12月6日から授賞式の行われる10日を挟んで12日までは「ノーベルウイーク」と呼ばれ、ノーベル賞にまつわる様々な式典やイベントが行われる。受賞者が出席必須のイベントは3つあり、「授賞式」「記念講演」「賞金等の受取サイン」。それ以外は各受賞者が異なるスケジュールで動くことになっている。そして、ノーベル賞受賞者の賞金は、900万スウェーデンクローナ(約1億1,500万円※2018年時点)。この賞金を受け取るためには、12月10日から6ヶ月以内に講演を行うことが義務付けられている。
ストーリー
現代文学の巨匠ジョゼフ(ジョナサン・プライス)と妻ジョーン(グレン・クローズ)のもとに、ノーベル文学賞受賞の吉報が届く。ふたりは息子を伴い授賞式が行われるストックホルムを訪れるが、ジョゼフの経歴に疑惑を持つ記者ナサニエル(クリスチャン・スレーター)から夫婦の“秘密”について問われたジョーンは動揺を隠せない。実は若い頃から豊かな文才に恵まれていたジョーンだったが、あることがきっかけで作家になる夢を諦めた過去があった。そしてジョゼフとの結婚後、ジョーンは彼の“影”として、世界的な作家の成功を支えてきたのだ。
ずっと心の奥底に押しとどめていたジョゼフへの不満や怒りがジョーンの中でわき起こり、長年共に歩んできた夫婦の関係は崩壊へと向かう。そして授賞式当日、彼女はこれまで通り慎ましく完璧な“天才作家の妻”を装うのか。それとも本当の人生を取り戻すために、衝撃的な“真実”を世に知らしめるのか……。
作品タイトル:『天才作家の妻 -40年目の真実-』
出演:グレン・クローズ、ジョナサン・プライス、クリスチャン・スレーター
監督:ビョルン・ルンゲ
原題:THE WIFE
2017年/スウェーデン、アメリカ、イギリス合作/英語/101分/シネスコ/カラー
日本語字幕:牧野琴子
後援:スウェーデン大使館
配給:松竹
公式サイト:ten-tsuma.jp
コピーライト:(c)META FILM LONDON LIMITED 2017
2019年1月26日(土) 新宿ピカデリー他 全国公開!