【レポート】映画『バグダッド・スキャンダル』公開記念トーク番組付き上映会に舛添要一氏、中村竜太郎氏が登壇!

バグダッド・スキャンダル

国連史上最悪の政治スキャンダルを描いたポリティカル・サスペンス『バグダッド・スキャンダル』が11月3日(土)よりシネマカリテ他全国順次公開される。
この度、元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏とジャーナリストの中村竜太郎氏をゲストにお招きし、11月3日(土)より公開される国連史上最悪のスキャンダルを描いた実話に基づく社会派サスペンス『バグダッド・スキャンダル』のトーク番組付き上映会が「ニコニコ生放送」にて緊急生中継された。

目次

映画『バグダッド・スキャンダル』公開記念トーク番組付き上映会 概要

日時:11月1日(木)
場所:ドワンゴ半蔵門スタジオ
登壇者(敬称略):舛添要一 (元東京都知事)、中村竜太郎 (ジャーナリスト)
MC:松嶋初音

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2000年初頭に湾岸戦争の影響で困窮するイラク国民を救う為に国連主導で行われた夢の人道支援プログラム「石油・食料交換プログラム」の裏で横行した国連史上最悪の政治スキャンダルを描いている本作。
当時実際にイラクに調査で訪れていた舛添氏は、当時の様子を思い出しながら、本作の題材である“石油・食料交換プログラム”やこの計画がもたらした汚職事件について自身の経験を交えて解説した後、「こんなひどい機関はない!国連は日本で偶像視されているがこの作品に描かれている通り汚職にまみれた組織。日本は、240億円も国連にお金を出しているのに、当時日本政府にはこの計画のことすら知らされていなかった。日本政府も国連を信じ過ぎで問い詰めない。日本人は国連についてもっと知るべき」と国連と日本政府の問題点を指摘。

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話題は本作のタイトルにもなっているスキャンダルに。舛添氏と言えば、文春に公用車問題を報じられた過去があるが、「さんざんやられちゃったよ」と苦笑いしながらも「今はテレビなど大きなメディアほど規制があって週刊誌を後追いするような状況。文春を褒めるわけじゃないけど…週刊誌って大事なメディアだよね」と語った。元週刊文春のエース記者である中村氏は、「まさにその通り。文春や新潮ならやってくれるだろうと思ってタレコミがくるし、記者達はスクープを追っている」とメディアの現状を説明。

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続いて、舛添氏は、「でもね、僕はあんなに叩かれたけど、賄賂やお金は一切受け取ってない!文春の記事にも当時一言もお金をもらったと書かれていない!」と熱弁し、中村氏は、すかさず「あれ?片山さつき議員…」と今世間を賑わせている元妻の片山さつき議員の話題に。「いやいや(笑)、昔深い関係にあった人のことをとやかく言うのは男の美学に反するので。その僕の美学からすると(舛添氏が叩かれた)当時彼女は僕の事とやかく言っていたから離婚して正解だったかな~」と笑いを誘った。最後に、2人は、国連の悪事を暴くだけでなく、ジャーナリズムのあり方の手本となる作品となっている点を評価し、「是非、記者達を含め多くの人に見てもらいたいですね!」と頷きあった。

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作品タイトル:『バグダッド・スキャンダル』
出演:テオ・ジェームズ、ベン・キングズレー、ジャクリーン・ビセット、 ベルシム・ビルギン
監督・脚本:ペール・フライ
原作:マイケル・スーサン
脚本:ダニエル・パイン
2018年/デンマーク=カナダ=アメリカ
原題:Backstabbing for Beginners /106分/5.1ch/シネスコ/カラー
配給:アンプラグド

公式サイト:http://baghdad-s.com/
コピーライト:(c)2016 CREATIVE ALLIANCE P IVS/ BFB PRODUCTIONS CANADA INC. ALL RIGHTS RESERVED.

11月3日(土)シネマカリテほか全国順次公開

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