ワーナー・ブラザーステレビジョン&ホームエンターテイメントは、12月12日(水)より『MEG ザ・モンスター』のデジタル先行配信を開始。また、2019年1月9日(水)よりブルーレイ&DVDを発売・レンタル開始する。本作は、全世界34か国で初登場1位の大ヒットを記録したジェイソン・ステイサム主演の超大型海洋パニックアクション映画だ。
11月27日はサメのことをもっと知ろうという「世界サメの日」。この度『MEG ザ・モンスター』のブルーレイ&DVDリリースを記念し、サメ映画ライターの知的風ハットさんより歴代のサメ映画の特徴や、本作がサメ映画の中でも異彩を放つ存在となった理由について解説したレポートが到着した。
サメ映画の金字塔『ジョーズ』への敬意溢れるオマージュシーンも見逃せない
『MEG ザ・モンスター』の魅力とは?
『ジョーズ』(75)の公開以降、世界各地で数多の“アニマル・パニック映画”が作られた。簡単に言えば、巨大な動物が暴れ回る類の作品である。そういった作品の中には、『ジョーズ』の内容をそのまま取り入れたかのようなB級映画も複数存在していた。イタリアのジョーズこと『ジョーズ・リターンズ』(80)や、クマのジョーズこと『グリズリー』(76)等は特に有名だろう。だが、それでも無数の作品が試行錯誤を続けていく内にアニマル・パニック映画の一種である“サメ映画”は、独立したジャンルへと進化を遂げていった。そして長い歴史の中で、サメ映画はジョーズの類型に留まらない作品を生み出しつつある。
例えば、先の読めない展開が魅力の『ディープ・ブルー』(99)、一本の物語として過不足ない完成度を誇る『ロスト・バケーション』(16)、海中の恐怖を描いた『海底47m』(17)、そして、『MEG ザ・モンスター』(18)だ。『MEG ザ・モンスター』を上記の三作や『ジョーズ』と比べるなら、中でもアクション・アドベンチャー要素の極めて強い作品だという点が特徴に挙げられるだろう。
本作のサメは、全長23m・体重20tという規格外の怪物・メガロドンである。高速で標的に接近すると、巨大な顎を開いて獲物を飲み込んでいく姿は、文字通り『MEG ザ・モンスター』の名に恥じない迫力だ。また、他のサメ映画のメガロドンが、空を飛んだり、陸を這ったり、“空想の怪獣”に近い描写が多いのに対して、MEGはあくまで“既存の生物の延長線上にある脅威”として、独自の路線から世界を蹂躙する。しかし一方で、“絶対に壊れない檻”を襲撃したり、“巨大なガラス”に突撃したり、と、ジョーズやジョーズの続編にオマージュを捧げたかのような行動も、MEGは頻繁に見せてくる。他のサメ映画とは異なる道を歩みつつ、偉大な先輩に対する敬意を欠いていないのも、本作の大きな魅力だ。
そのようなMEGに立ち向かうのが、ジェイソン・ステイサムが演じるジョナス・テイラーだ。彼はただの人間に過ぎないが、勇気と機転、そして己の肉体によってMEGと互角に渡り合っていく。そのため観客は、サメの巨体が放つ緊張感と両立して、「でも彼なら、例えMEGが相手でも……」という絶対的な安心感を楽しむことが可能だろう。
MEGとジェイソン・ステイサム、常識では測れない両者が対決したとき、勝つのはどちらか。それは言えないが、どちらもサメ映画史上類例のない“ザ・モンスター”であることは確かだ。
〈Text:サメ映画ライター知的風ハット〉
『MEG ザ・モンスター』
【初回仕様】
『MEG ザ・モンスター』ブルーレイ&DVDセット(2枚組/ステッカー付き)¥3,990+税
【初回仕様】
『MEG ザ・モンスター』<4K ULTRA HD&3D&2Dブルーレイセット>(3枚組/ステッカー付き)¥6,990+税
【初回仕様】
『MEG ザ・モンスター』3D&2Dブルーレイセット(2枚組/ステッカー付き)¥5,990+税
発売・販売元:ワーナー・ブラザースホームエンターテイメント
公式サイト:https://warnerbros.co.jp/movie/megthemonster/
コピーライト:(c)2018 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
2018年12月12日(水)デジタルセル先行配信開始
2019年1月9日(水)ブルーレイ&DVD発売レンタル開始デジタルレンタル配信開始