アカデミー賞(R)6度ノミネートの実績を誇る大女優グレン・クローズが、ノーベル文学賞を受賞した世界的作家の夫を慎ましく支える完璧な妻を演じた、夫婦の絆や人生の意味を問う深遠なドラマ『天才作家の妻 -40年目の真実-』は2019年1月26日(土)より公開となる。この度、本編中のノーベル賞授賞式のリハーサルシーンと本番シーンをまとめた本編映像が解禁された。
12月10日(現地時間)に世界中の注目を集めたノーベル賞授賞式が行われるが、奇しくも今年は選考関係者のスキャンダルによって文学賞の受賞者は無し。本作で文学賞を受賞するジョゼフと妻ジョーンも、誰にも言えない、ある“秘密”を抱えている。
ついに念願のノーベル賞を受賞したジョゼフはノーベル賞授賞式のリハーサルに出席する。式典の手順を説明され、自分の名前の紙が書いてある椅子に神妙な顔をして座るジョゼフ。段取りは、名前を呼ばれたら席を立ち、国王陛下の前まで歩きメダルが授与される。そして受賞者は三方向にお辞儀をする。ジョゼフは細かな決まりに戸惑いをみせつつもリハーサルをこなしてゆく。
シーンは授賞式本番へ。司会「あなたは言葉の達人です。人間の複雑な葛藤を描く達人なのです。」とジョゼフを賞賛する言葉の後に、記者のナサニエル(クリスチャン・スレーター)とジョーン(グレン・クローズ)の複雑な表情が映し出される。
人生最高の名誉であるはずのノーベル賞受賞式で見せた、登場人物それぞれの表情の真意とは。ゴールデン・グローブ賞で主演女優賞にノミネートされたグレン・クローズの気迫あふれる演技にも、是非ご注目頂きたい。
完璧な“妻”だった。夫がノーベル賞を手にした今日までは――
偉大なる世界的な作家と、彼の創作を慎ましく支えてきた完璧な妻。誰の目にも理想的なおしどり夫婦に見えるふたりの関係は、夫がノーベル文学賞を受賞したことをきっかけに揺らめき、静かに壊れ始める……。
毎年スウェーデンのストックホルムで華やかに行われるノーベル賞授賞式を背景に、人生の晩年に差しかかった夫婦の危機を見つめる本作は、男女間の機微をリアルかつ残酷にあぶり出す心理サスペンス。夫婦が隠し続けてきた、重大な“秘密”とは何なのか。夫への愛と憎しみの狭間で引き裂かれた妻は、世界中の注目が集まる授賞式でいかなる“決断”を下すのか――。
ハリウッドの実力派キャストが集結し、夫婦の絆や人生の意味を問う深遠なドラマを体現。アカデミー賞6度ノミネートの実績を誇る大女優、グレン・クローズの繊細にして凄みに満ちた演技には、既に本年度オスカー最有力との声が高まっている。
ストーリー
現代文学の巨匠ジョゼフ(ジョナサン・プライス)と妻ジョーン(グレン・クローズ)のもとに、ノーベル文学賞受賞の吉報が届く。ふたりは息子を伴い授賞式が行われるストックホルムを訪れるが、ジョゼフの経歴に疑惑を持つ記者ナサニエル(クリスチャン・スレーター)から夫婦の“秘密”について問われたジョーンは動揺を隠せない。実は若い頃から豊かな文才に恵まれていたジョーンだったが、あることがきっかけで作家になる夢を諦めた過去があった。そしてジョゼフとの結婚後、ジョーンは彼の“影”として、世界的な作家の成功を支えてきたのだ。
ずっと心の奥底に押しとどめていたジョゼフへの不満や怒りがジョーンの中でわき起こり、長年共に歩んできた夫婦の関係は崩壊へと向かう。そして授賞式当日、彼女はこれまで通り慎ましく完璧な“天才作家の妻”を装うのか。それとも本当の人生を取り戻すために、衝撃的な“真実”を世に知らしめるのか……。
作品タイトル:『天才作家の妻 -40年目の真実-』
出演:グレン・クローズ、ジョナサン・プライス、クリスチャン・スレーター
監督:ビョルン・ルンゲ
原題:THE WIFE 2017年/スウェーデン、アメリカ、イギリス合作/英語/101分/シネスコ/カラー
日本語字幕:牧野琴子
後援:スウェーデン大使館
配給:松竹
公式サイト:ten-tsuma.jp
コピーライト:(c)META FILM LONDON LIMITED 2017
2019年1月26日(土) 新宿ピカデリー他 全国公開!