アカデミー賞最優秀脚色賞受賞、主要4部門にノミネートされた『君の名前で僕を呼んで』で、世界中の映画ファンを魅了したティモシー・シャラメ。映画界だけでなくファッション界においても今一番ホットな男の最新作『Beautiful Boy』が『ビューティフル・ボーイ』の邦題にて2019年4月にTOHOシネマズ シャンテほかにて全国で公開となる。
本作は8年という長い歳月をかけてドラッグ依存を克服し、現在はNetflixの人気ドラマ「13の理由」の脚本家として活躍する人物と、彼を支え続けた家族の物語。製作はブラッド・ピットが代表を務めるプランBエンターテインメント(『ムーンライト』、『それでも夜は明ける』など)、ブラッド本人がプロデュースを手掛ける。
息子と父親それぞれの視点から描いた2冊の回顧録を原作とした、愛と再生を描く本作でシャラメはその息子ニック役を、父親デヴィッドを『フォックスキャッチャー』のスティーヴ・カレルが熱演。2018年のアカデミー賞授賞式でゲイリー・オールドマンに「君は絶対ここに戻ってくる」と言わしめたシャラメは本作でも才能をいかんなく発揮し、先日発表されたゴールデン・グローブ賞で助演男優賞にノミネートされるなど、賞レースを牽引中。ゲイリーの予言が早くも現実となるのか、本国のメディアや評論家からアカデミー賞助演でノミネートが有力視されており、賞レースに期待がかかっている。日本公開に合わせ、配給会社によって決められる邦題だが、本作は原題そのまま(Beautiful Boy)の『ビューティフル・ボーイ』となった。
「ビューティフル・ボーイ」と聞き、多くの人が連想するものに、1980年に発表された、ジョン・レノンによる同名楽曲がある。ジョン・レノンが当時5歳だった息子・ショーンのために書き、数々のアーティストによってカバーされ世界中で愛される曲。劇中でも、父・デヴィッドが、息子・ニックの子守唄として口ずさむ場面に使用されており、観客の感情を大きく揺さぶるシーンとなっている。“人生は長い道のり。毎日、あらゆることが少しずつ良くなっていくんだよ”と優しく語りかけるこの曲と父・デヴィッドが、息子・ニックを“愛し、見守り続ける”物語の世界観にシンクロしている。さらに、スティーヴ・カレル演じるデヴィッド本人は、人気音楽ライターとして活動しており、なんとジョン・レノンの生前最後のロングインタビューを担当したという背景も。また、このタイトルは、父・デヴィットから見た息子・ニックを表現しているが、ニックを演じるティモシー・シャラメは、まさに“ビューティフル・ボーイ”そのもの。この言葉を用いて形容することを誰しもが納得する“唯一無二の存在”として、劇中でもドラッグへ堕ちていく姿さえも美しく、観客の心を魅了する。
主な受賞・ノミネート(2018.12.14時点)
■第76回 ゴールデン・グローブ賞
助演男優賞(ティモシー・シャラメ)ノミネート
■第22回ハリウッド映画賞
ブレイクスルー監督賞、助演男優賞(ティモシー・シャラメ)受賞
■第23回サンディエゴ映画批評家協会賞
助演男優賞(ティモシー・シャラメ) 受賞
■第24回放送批評家協会賞
助演男優賞(ティモシー・シャラメ) ノミネート
■第25回全米俳優組合賞(SAG)
助演男優賞(ティモシー・シャラメ) ノミネート
■第17回ワシントンDC映画批評家協会賞
助演男優賞(ティモシー・シャラメ) ノミネート
■第29回シカゴ批評家協会賞
助演男優賞(ティモシー・シャラメ) ノミネート
■第3回オンライン女性映画批評家協会賞
助演男優賞(ティモシー・シャラメ) ノミネート
■第15回セントルイス映画批評家協会賞
助演男優賞(ティモシー・シャラメ) ノミネート
■第54回シカゴ国際映画祭
最優秀長編賞 受賞
■第39回アスペン映画祭
Independent by Nature Award (フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン) 受賞
■第43回トロント国際映画祭
ガラ部門 正式出品作品
■第66回サンセバスチャン国際映画祭
コンペティション部門 正式出品作品
『Beautiful Boy』本国批評
「この役でティモシーは、アカデミー受賞式でオスカー像を手にするだろう」
―BBC
「スティーヴとティモシーがオスカーにダブルノミネートするのは確実だろう」
―THE HOLLYWOOD REPORTER
「同世代の俳優の中でティモシーがダントツであることがこの映画で証明される」
―Los Angeles Times
「この役でティモシーが、アカデミー賞レースに帰ってくる」
― ROLLING STONE
「『君の名前で僕を呼んで』の時のようなエモーショナルな演技で、観客をまたも魅了する」
―VOGUE
ストーリー
父デヴィッドと、ドラッグ依存症だった息子ニックがそれぞれの視点で書いた2冊のノンフィクションを原作に、ニックが更生にいたるまでを描く、実話に基づく愛と再生の物語。
作品タイトル:『ビューティフル・ボーイ』
出演:スティーヴ・カレル、ティモシー・シャラメ
監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン
(『オーバー・ザ・ブルースカイ』アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)
脚本:ルーク・デイヴィス(『LION/ライオン ~25年目のただいま~』)
製作:PLAN B (『ムーンライト』『それでも夜は明ける』)
提供:ファントム・フィルム/カルチュア・パブリッシャーズ/朝日新聞社
【2018/アメリカ/120分/ビスタサイズ/R-15】
原題:Beautiful Boy
配給:ファントム・フィルム
公式サイト:beautifulboy-movie.jp
コピーライト:(c) 2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.
2019年4月より TOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開