『イップ・マン外伝 マスターZ』スペシャル予告&マックス・チャン/ユエン・ウーピン監督オフィシャル・インタビュー解禁

イップ・マン外伝 マスターZ『イップ・マン』シリーズから誕生した新たなるヒーロー、チョン・ティンチ。イップ・マンとの闘いに敗れ、一度は詠春拳を捨てた男が今、再び正義のために拳を握る…。
『ドラゴン×マッハ!』『イップ・マン/継承』で強烈な印象を残し、『パシフィック・リム:アップライジング』などハリウッド進出も果たして波に乗る≪香港アクション界の最終兵器≫マックス・チャンを主演に、その師でもある≪香港アクション界の大巨匠≫ユエン・ウーピンが直々にメガホンを取った究極のマーシャルアーツ・アクション・ムービーが遂に完成、映画『イップ・マン外伝 マスターZ』が3月9日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国公開となる。

この度、本作のスペシャル予告映像(本予告)が解禁された。完全覚醒を果たした香港アクションの最終兵器:マックス・チャンVS阿修羅:ミシェル・ヨー/殺し屋:トニー・ジャー/怪物:デイヴ・バウティスタ! 巨匠ユエン・ウーピン監督の“心意気”の元集結した達人同士の“プライドとリスペクト”が炸裂しまくる、至高のマーシャルアーツ映画(武術が創造する芸術)ここに極まる!な遂に完成したスペシャル予告映像にご注目いただきたい。
さらに、マックス・チャン/ユエン・ウーピン監督の最新オフィシャル・インタビューも同時に解禁

『イップ・マン外伝 マスターZ』は、カンフー・アクションの巨匠」であるユエン・ウーピンの最新監督作。主人公、チョン・ティンチを演じるのは、人気・実力ともにアジアアクション界のトップに登りつめたマックス・チャンだ。長年の“師弟関係”にもある二人が、日本のファンに向けて香港でインタビューに応じた。
(2018年12月16日 香港にて実施/インタビュアー斉藤博昭)

●マックス・チャン
“人間ドラマや戦う敵との関係など多面的なストーリーが展開するのでティンチの性格や生き方を表現できたと思う”

ーー2015年の『イップ・マン 継承』で演じたチョン・ティンチ役が今回、主人公になりましたね。

「チョン・ティンチというキャラクターが多くの人に愛されたからだと思う。その役で再び映画に呼ばれたことは、この上なく光栄だ。前回のティンチに比べて、今回は息子や友人との人間ドラマ、戦う敵との関係など多面的なストーリーが展開するので、ティンチの性格や生き方を表現できたと思うな」

ーー「戦う敵」として、国際的キャストが集まりました。彼らの印象を聞かせてください。あなたは『グリーン・デスティニー』で、その中の一人、ミシェル・ヨーのスタントダブルも務めています。

「トニー・ジャーとは2回目の共演なので、アクション場面でのおたがいの呼吸がわかっていた。だから遠慮なく自分の技で応酬できたよ。ミシェル・ヨーは久しぶりにカンフー・アクションに戻ってきてくれて感謝の気持ちしかない。現場での彼女は前向きで精力的だった。いちばん大変だったのは、デイヴ・バウティスタとの戦いで、肉体のサイズが違うし、何度も投げられてバーのカウンターやテーブルに激しくぶつけられたね」

ーーユエン・ウーピン監督の現場ということで、何か特別なことは?

「これまでのウーピン監督との仕事で、僕の役割はメインではなかった。でも今回は最初から最後まで戦いの見せ場があって満足だ。自分の出番がなくても現場に立ち会い、ウーピン監督と一緒にアクションのアイデアを考え、研究を続けたりしたよ。ただ撮影中は主役としてプレッシャーも大きかった。完成したときの観客の反応が気になって仕方なかったんだ」

ーーあなたの子供時代のヒーローは?

「少年時代に『少林寺』を観て、ジェット・リーにあこがれた。でも別の映画を観ると、そのヒーローが好きになるなど目移りしていたのも事実だよ」

 

●ユエン・ウーピン監督
“チョン・ティンチには正義の面と屈折した面があるので、主人公のキャラクターにふさわしいんだ。”

ーーチョン・ティンチが主人公の映画を作ることは、『イップ・マン 継承』の際に想定していたのですか?

「いや、そういうわけではない。『イップ・マン 継承』が完成して、みんなで観ていたときに、どこからともなく『チョン・ティンチでもう一本、映画ができるんじゃないか』という声が出た。詠春拳を捨てたティンチの運命は劇的にもなるし、彼には正義の面と屈折した面があるので、主人公のキャラクターにふさわしいんだ」

ーーマックス・チャンはあなたの下でキャリアを積んできました。他のアクションスターとの違いは何でしょう。

「『グリーン・デスティニー』でミシェル・ヨーやチャン・ツィイーのスタントを任せた頃から、マックスのアクションは美しく魅力的だった。その後、中国のTVドラマに出演していた時代も私は彼の活動を見守り、演技の成長を確認していたんだ。マックスには、ジャッキー・チェン、ジェット・リー、ドニー・イェンとも違う、アクションスターの個性がある。カンフーの動きは細かい部分まで超一流。しかも現代的で自分のスタイルがあるんだよ」

ーーチョン・ティンチには、さまざまな状況でアクションの見せ場があります。最も大変だったシーンは?

「高さ20メートルくらいの位置に取り付けた看板でのシーンだ。チョン・ティンチと敵が看板から看板へ跳び移るなど、本当に危険な動きがいっぱいあったね」

ーーイップ・マンは、あなたにとってどんな存在でしたか?

「子供時代は知らなかったが、20代になっていろいろな映画を観て、イップ・マンや詠春拳の思想を知った。香港の人にとって詠春拳のイメージは表面的なので、こうして映画で詠春拳の深い部分や、イップ・マンへの尊敬の念を伝えたいと思ってる」

 

ストーリー
詠春拳の正統争いでイップ・マンに挑み、敗れたチョン・ティンチは武術界を去った。請け負っていた闇の仕事からも足を洗い、ティンチは生活の為小さな食料店を営みながら息子フォンと穏やかな生活を送り始めていた。ある日、ティンチは街を仕切る長楽グループの反逆児キットとその手下に追われていたジュリアとナナの窮地を救う。だが、そのことで彼はキットの恨みを買い、住居兼食料品店に放火され店も住む場所も失ってしまう。ジュリアはそんなティンチ父子を、バーを経営している兄フーに紹介し、仕事と住居の世話をする。
一方、長楽グループの女ボス、クワンは組織を合法的企業にしようと考えていたが、弟のキットはそれに反旗を翻し、外国人犯罪組織の黒幕デヴィットソンと組んで麻薬の密売に手を染め始める。やがて、キットとデヴィットソンの卑劣な策略によってナナやフーが命を落としてしまい…
ティンチは封印していた武術を正義の為につかうべく、単身、悪の巣窟へと乗り込んで行く。

イップ・マン外伝 マスターZ

作品タイトル:『イップ・マン外伝 マスターZ』
出演:マックス・チャン/デイヴ・バウティスタ/トニー・ジャー/ミシェル・ヨー/シン・ユー
監督:ユエン・ウーピン
製作:レイモンド・ウォン、ドニー・イェン
アクション監督:ユエン・シュンイー
脚本:エドモンド・ウォン、チャン・タイリー
原題:Master Z : The Ip Man Legacy/2018年/香港・中国/カラー/シネスコ/広東語/108分/字幕翻訳:鈴木真理子
配給:ツイン

公式サイト:www.ipman-masterz.com
コピーライト:(C) 2018 Mandarin Motion Pictures Limited All Rights Reserved

3月9日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー!

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