クエンティン・タランティーノの9作目の長編監督作となる最新作“Once Upon a Time in Hollywood”の邦題が『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』となり、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給により今秋日本公開されることが決定した。
本作は、2015年の『ヘイトフル・エイト』から4年ぶりとなるファン待望のタランティーノ新作は、『ジャンゴ 繋がれざる者』 (2012)でタランティーノ監督作初出演となったレオナルド・ディカプリオと、『イングロリアス・バスターズ』(2009)で同監督作初主演を果たしたブラッド・ピットの 2大スターの豪華顔合わせが注目を集めている話題作だ。
舞台は1969年のロサンジェルス。詳しいストーリーはまだ明かされていないが、ハリウッド黄金時代の最後の瞬間を、タランティーノ製作、脚本、監督で描いた本作は、タランティーノが、実際に自分が育った当時のハリウッド、そしていまや失われてしまったハリウッドを、郷愁とリスペクトを込め、5年の歳月を費やして脚本執筆したという。
解禁された2種類の海外版ティザーポスターの1枚目は、ともにタランティーノ作品でその演技力を大いに飛躍させたレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの2ショット。タランティーノ作品2作目となる本作での二人がどんな新しい顔を魅せてくれるか期待がよせられている。
2枚目は、当時絶頂の人気を誇っていた女優シャロン・テート役のマーゴット・ロビー。『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたマーゴットが、今回はタランティーノ映画のミューズに選ばれ、輝くようなブロンドと、60年代ファッションに身を包んだしなやかな肢体を披露している。
さらに今回解禁された特報には、ハリウッドで俳優として再び栄光を取り戻そうとしているちょっと落ち目のTV俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と、長年彼のスタントマンを務めているクリフ・ブース(ブラッド・ピット)が登場。クリフがブルース・リーらしき東洋人とカンフーアクションを撮影するシーンや、共演した子役の少女に「私が生きてきた中であなたは 最高の役者よ」とささやかれリックが涙ぐむ姿などが描かれている。また今回映像には登場していないが、先日急逝した「ビバリーヒルズ高校白書」のルーク・ペリーも本作に出演しており、映画作品としては遺作となっている。そのほかの共演陣も実に豪華な顔ぶれが揃っている。
50年以上のキャリアを誇るアカデミー賞俳優アル・パチーノ、『ヘイトフル・エイト』のブルース・ダーンらハリウッドの重鎮を筆頭に、『アイ・アム・サム』(2001)で天才子役の名をほしいままにした ダコタ・ファニング、『X-MEN』シリーズのジェームズ・マースデン、『レザボア・ドックス』(1991)、『ヘイトフル・エイト』のティム・ロス、マイケル・マドセン、『デス・プルーフ in グラインドハウス』(2007)、『ヘイトフル・エイト』のカート・ラッセルなどタランティーノ作品ではおなじみの面々も顔を揃えている。
ほかには『イン・トゥ・ザ・ワイルド』のエミール・ハーシュ、『ダイ・ハード 4.0』(2007)のティモシー・オリファント、『オーシャンズ8』(2018)のダミアン・ルイスなどの新旧実力派が脇を固めている。全米公開は 2019年7月26日、日本公開は 2019年秋予定。
作品タイトル:『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2019年秋 全国ロードショー