日本映画の歴史を変えたエンターテイメントの頂点として君臨し続ける、アクション感動大作『るろうに剣心』シリーズ。2012年8月25日公開の『るろうに剣心』(最終興行収入30.1億円)、2014年8月1日公開の『るろうに剣心 京都大火編』(最終興行収入52.2億円)、同年9月13日公開の『るろうに剣心 伝説の最期編』(最終興行収入43.5億円)、シリーズ累計の興行収入は125億円以上、観客動員数は980万人を突破。誰も体感したことのない迫力のある超高速アクションと、エモーショナルに描かれる人間ドラマは、日本だけでなく世界中を熱狂させ、北米、イギリス、香港、韓国、台湾、フィリピンなどヨーロッパ・アジア諸国を含む世界100ヶ国以上で配給、世界50以上の国際映画祭に出品され大絶賛。そして5年の時を経て、ついに『るろうに剣心』シリーズの最終章が製作、「オリンピックイヤー」の2020年夏に、6年ぶりの新作公開として2作連続公開となる。
2020年、再び「剣心」が帰ってくる――。激動の幕末を戦い抜いた伝説の男、緋村剣心。かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられたが、新時代の幕開けとともに、斬れない刀=逆刃刀<さかばとう>を持ち、大切な仲間たちと穏やかな生活を送っている。
最終章では、これまで語られることのなかった剣心の<十字傷の謎>に迫る物語と、中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人であり、武器や軍艦を送り込み志々雄真実を操っていた<シリーズ最恐の敵・縁(えにし)>との戦いを、動乱の幕末期と明治維新後の新時代の2つの時代を通して描く。
原作の最終章にあたる<人誅編>をベースに、OVA化され高く評価された人誅編の一部となる<追憶編>と、志々雄真実との壮絶な戦いの後の、これまでの剣心の生き方すべてに決着をつける<人誅編>のクライマックスまでの物語を映画化。2つの作品を通して描かれる「るろうに剣心」の原点と究極のクライマックスに注目が集まる。それぞれの本編タイトルは後日発表される予定だ。
幕末から明治時代に入り自分たちの道を切り開く時代が始まったように、急速に発展した情報技術により多様化する生き方が可能になった「平成」から、それぞれの生き方を再び自分たちで選択していく新時代「令和」に突入した。二つの時代を生きた剣心の姿を通して、現代へのメッセージが込められる。『るろうに剣心』1作目当時は、22歳だった佐藤健は、撮影中の今年の3月に30歳となり、さらにステージが上がる運命的なタイミングでの製作決定となった。「誰もが平和に暮らせる新時代」を願った剣心の想いがいま、日本国民に届けられる。
佐藤健は最終章にかける思いについて、「毎回どの作品も全力で演じていますが、『るろうに剣心』に関しては、やはり特別な思いがあります。また、この二部作は、剣心の十字傷の秘密(剣心の過去)を描いていることもあり、剣心にとって間違いなく一番重要なエピソードです」と語る。さらに前作を振り返り「『京都大火編/伝説の最期編』を終えた時から、もしこの続編を作るとしたら一番難しいと感じていました。僕自身が絶対に作りたいと思っていたエピソードを撮影できる毎日を通して、これが自分にとってとても大切な作品になると実感しています」と続けた。
大友啓史監督は「続編を製作するなら“絶対に前作を超えなければならない。新しく驚きに満ちた『るろうに剣心』でなければならない”と考えていました。『るろうに剣心』シリーズは、すべてのキャスト・スタッフがそれぞれレベルの高いところを目指し、日本映画というカテゴリーを取っ払うような、常に自らの限界を超えていく映画作りを目指しています。私たちは過去3作品を通して“誰も見たことのない日本映画”を作る大変さを実感していましたので、その挑戦がまた始まると強く感じました」と成功作品だからこその想いを語った。また今回の物語を撮るにあたり「このシリーズには絶対に欠かせないエピソードであり、主人公<緋村剣心>の人間性に踏み込んでいくことになる頬の傷の話を描くにあたって、もう一度『るろうに剣心』と対峙することへの覚悟を問われる感じがしました」と最終章を撮ることへの覚悟を語った。さらに「今回描く物語は、ファンの方が一番大事にしているエピソードだと思いますし、初めて『るろうに剣心』を観る方にも届くような深い物語でもありますので、最終章は気合をいれ直し、いま全身全霊で挑んでいます」と続けた。
前作公開から5年が経ってから製作が決まった理由について、小岩井宏悦プロデューサーは「この5年間は、前3作品を一緒に作った同じキャスト・スタッフを再集結し、前作を超えるシナリオと誰もが納得する新たなキャストを準備し、前作の苛酷な撮影を忘れるために必要な時間でした。アクションエンターテイメントとして圧倒的な進化を見せられると言うワクワク感はもちろん、物語としても、シリーズ初となるラブストーリーの要素も持った剣心の過去を描く十字傷のエピソード、また、剣心が人斬りだった自分の生き方に答えを見つけるエピソードは共に普遍的で、なおかつ今日的なテーマ性があり、これまでこのシリーズを支えてくれた観客のみなさん、そして、新たなお客さんのために絶対に作るべきだ、と超大作となる今回の2作の製作を決意しました」と語る。
新元号施行直前での発表について、佐藤は「日本が新時代に入ります。そして30歳になり、僕自身も新しい時代に突入します。新しい時代を作るために、自分も生きていくということを、いま感じています」と語った。大友啓史監督は、「幕末や明治は多くの人にとってもはや遠い時代だと思いますが、そこで生きていた人間達の感情は同じであるはず。時代が大きく動くときは、人間の感情も大きく動く。だからこそ、そこに面白い物語が生まれます。幕末から明治へ時代が変わり、剣心が不器用ながらも新しい時代にふさわしい生き方を模索してくその姿は、時代を超えて現代の方にも共感してもらえると思います」と語った。
今回初めて解禁されたビジュアルは、剣心の頬の傷が一つ。十字傷は一体誰がつけたのか?そして剣心の見つめる先には何が?まだ情報は伏せられたまま。未発表の『るろうに剣心』ならではの豪華キャストにも注目が集まる。
大友啓史監督の下、シリーズすべてを手掛けるスタッフたちが再集結した。2018年11月にクランクイン。2019年5月まで約7ヶ月以上に渡る撮影は続き、完成は2020年を予定している。撮影は、京都・奈良・滋賀・三重・兵庫・熊本・広島・栃木・埼玉・静岡など全国で大規模なロケ撮影を敢行。大友啓史監督はこれまでの撮影を振り返って、「過去シリーズの美しい記憶を汚さないように、これまでの『るろうに剣心』に負けないもの、そして他のアクションエンターテイメントとは一線を画すものを目指しています。自分達はそこを超えられているか、そこにたどり着くことができるのか、を問いながら日々撮影を行っています」と語る。臨場感のあるアクションシーンと血の通ったキャラクター造形、リアリティを追求した人間ドラマを同時に表現した大友啓史監督。その手腕への期待がすでに高まっており、インターネット調査の結果製作未発表時点にも関わらず、過去シリーズ鑑賞者の<シリーズ満足度は約90%><続編期待度はすでに97%>という驚異的な数字を記録している。
佐藤健は、「クランクインの日は、久しぶりに剣心を演じること、大友組ならではの大規模撮影の雰囲気など、全てにおいてソワソワしていました(笑)。でも芝居が始まっていくうちに、「懐かしい」「帰ってきた」という感覚がとても強くなってきました。2020年、みなさんに楽しんで頂ける作品になるように、自分にとって人生の代表作にするつもりで最後まで演じ切りたいと思います」と思いを語った。
最後に、公開を楽しみにしているファンに向けて、大友啓史監督は「“るろ剣クオリティ”を超えていくために、見たことのないアクション、幕末と明治という全く異なる2つの時代、剣心が背負ってきた深いドラマ、繊細なラブストーリーなど、多くの視点で大きな熱量を注いでいます。全員が『るろうに剣心』への想いが強くなっていますし、自分たちにできるベストなものを届けたいと思っています。健くんも多くの作品で経験してきたものをこの作品に捧げてくれています。皆さんに愛してもらえる作品に仕上がると思いますので、2020年夏を楽しみに待っていてください」と自信をのぞかせた。
<映画「るろうに剣心」シリーズ>
2012年8月25日公開「るろうに剣心」 興行収入30.1億円/観客動員数 239.5万人
2014年8月1日公開「るろうに剣心 京都大火編」 興行収入52.2億円/観客動員数 403.1万人
2014年9月13日公開「るろうに剣心 伝説の最期編」 興行収入43.5億円/観客動員数 340.3万人
※2000年以降に製作されたテレビ局出資のない邦画実写シリーズ作品において最高の興行収入を記録。
作品タイトル:『るろうに剣心』最終章
主演:佐藤 健
監督:大友啓史
原作:和月伸宏「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプ コミックス刊)
製作:映画「るろうに剣心」最終章 製作委員会
制作プロダクション・配給:ワーナー・ブラザース映画
公式HP:http://rurouni-kenshin.jp #るろうに剣心最終章
公式Twitter:https://twitter.com/ruroken_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/ruroken_movie/
コピーライト:(c)和月伸宏/集英社 (c)2020 「るろうに剣心」最終章 製作委員会
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