7月13日(土)~21日(日)の9日間、第16回SKIPシティ国際Dシネマ映画祭が開催される。
デジタルシネマにフォーカスを当て、国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門)の2部門3カテゴリーのコンペティション上映を中心の本映画祭では、これまで、『孤狼の血』『凪待ち』の白石和彌監督、『長いお別れ』の中野量太監督、『ピンカートンに会いにいく』の坂下雄一郎監督、昨年の日本映画界最大の話題作『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、今年3月に公開され各方面から絶賛を集めた『岬の兄妹』の片山信三監督など、今や日本映画界のトップランナーに飛躍した監督や、新作を心待ちにされる監督たちが多数受賞。新たな才能を発掘する“若手映像クリエイターの登竜門”として成長した。
そしてこの度、今年の国際コンペティションの審査委員長を三池崇史監督が、国内コンペティションの審査委員長を荻上直子監督が務めることが決定した。
今年の第72回カンヌ映画祭監督週間に最新作『初恋』が選出されるなど、名実ともに日本を代表する映画監督のひとりである三池監督、そして、『彼らが本気で編むときは、』で日本映画初のベルリン国際映画祭テディ審査員特別賞と、観客賞をW受賞した荻上監督。国内外から高く評価される2人がどの作品に賞を贈るのか、そして今年はどんな新鋭監督が飛び出すのか、大きな期待が寄せられること必至の開催となる。
三池崇史 プロフィール
1960年生まれ、大阪府八尾市出身。描く映像世界は海外からも高い評価を受けており、ヴェネツィア国際映画祭で『十三人の刺客』(10)が、カンヌ映画祭で『一命』(11)と『藁の楯 わらのたて』(13)がそれぞれコンペティション部門に選出。ジャンルを問わず精力的に映像制作を続け、作品本数は100を超える。主な代表作には、『クローズZERO』シリーズ(07,09)、『悪の教典』(12)、『土竜の唄』シリーズ(14,16)、『ラプラスの魔女』(18)などがある。最新作『初恋』(20年公開予定)は第72回カンヌ映画祭監督週間に選出された。
荻上直子 プロフィール
デビュー作『バーバー吉野』(03)でベルリン国際映画祭児童映画部門特別賞を受賞。『かもめ食堂』(06)の大ヒットにより、日本映画の新しいジャンルを築く。『めがね』(07)はサンダンス映画祭などに出品され、ベルリン国際映画祭ではザルツゲーバー賞を受賞した。『トイレット』(10)では芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞し、『レンタネコ』(12)はベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品。『彼らが本気で編むときは、』(17)もベルリン国際映画祭でW受賞に輝く。また、NHK BSプレミアム「山口発地域ドラマ 朗読屋」(17)や、Netflixのコマ撮りアニメ「リラックマとカオルさん」(19)の脚本を手掛けるほか、CMなどでも活躍している。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019(第16回)開催概要
会期:2019年7月13日(土)~7月21日(日) <9日間>
会場:SKIPシティ(埼玉県川口市)
内容:国際コンペティション、国内コンペティション、特集上映、関連企画、イベント等多数予定(後日詳細発表)主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会
公式サイト:www.skipcity-dcf.jp
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