どうしてもネコ語で伝えたい~
グレムにゃんのことは私達の子供のようにかわいがっているけれど、実はもうおじいちゃん。顔を近づけると「くちゃ!」と鼻をそむけたくなった。昔やっていたポリデントの「おじいちゃんのお口くちゃ~い!」のCMを思わせるような臭いや←かなり古いCMやな・・・
そういうわけで、19日(月)は、朝8:00にドナさんにお願いして車で5分の獣医さんにニャンを連れて行ってもらった。19日はマーティン・ルーサー・キング・デーだったので小学校の先生をしているドナさんは休みだったのだ。アメリカの祝日はすべてがNational Holidayというわけではなく、この祝日は、学校職員、公務員以外のほとんどの人は普通に出勤する。でもなぜか市場は休場という不思議な日。日本は国民全員が休める祝日が、しかも3連休が多くていいなあ~
→ マーティン・ルーサー・キング・ジュニア Wikipedia
→ FRB(連邦準備銀行)が定めるBankingHoliday(銀行業務が行われない日)
ニャンは、麻酔の為に18日(日)は夕方6:00以降は何も食べてはならず、夜中12:00以降は水も飲んではいけなかった。この状況をなんとかニャンに伝えたかったけど、それは無理やった。6:00にキャットフード入れを空っぽにすると、恨めしそうにこっちを見つめるではないか・・・辛い。
ふにゃ、ふにゃ~と甘えてみたり、手に噛みついたりと、あの手この手でエサを要求するニャン。何度もウロウロとキャットフード入れを置いてある辺りを行ったり来たりする・・・ほんまにせつない。
パトちゃんは、ひたすら「これはイジメじゃなくて、助けたくてやってる事やからね。ボク達がすっごく君を愛している事はわかっとうやろ?(関西弁風和訳)」と言い聞かせている。私も「グレちゃん、かわいそうにゃ~。でも食べさせてあげられないにゃん。ごめんにゃん」と、よくわからないネコ語(?)で語りかける。
(解説)ニャンはお散歩から帰る時、「Go Home」というより「お家に帰ろうにゃ~」と言う方がいう事をきくという変なネコなので妙なネコ語(?)で試してみたのだ。
その夜ニャンは、2人で必死に語りかけたかいがあったのか(?)、お腹がすきすぎで疲れたのか、パトちゃんのお腹に寄り添うようにして寝た。19日朝もエサを探していたけど、空腹で元気がなかった・・・胸が痛かった。
夕方6:00ごろ、会社から帰宅後ニャンを迎えに行っていたパトちゃんがもどってきた。2:00ごろ治療は終わっていたのだが、麻酔の為にリカバリー・ルームに入っていたのだ・・・なんと長時間の歯科治療。
ニャンは3本も虫歯を抜いたらしい。「親知らず」を一本ぬいただけでも微熱が出たりするのに、3本もなんて、かわいそうに。
19日もニャンは何も食べてはいけなかった。麻酔のせいか、フラフラしていて、じっと休んでいればいいのに、家中をウロウロさまよっていた。自慢のフカフカ毛がぺったんこになっていて、緑色の目だけがギョロギョロ、なんかゾンビみたいで恐かった。毛深い手の一部が麻酔の点滴をうつために剃られていて、「毛深い孫の手」みたいになっていた←痛々しかったけど、おもちゃみたいで、ちょっと笑える手になっていた。
夜中12時ごろ物音で目がさめてキッチンへ行ってみると、ニャンがゴミ箱を荒らしていた。今までこんなお行儀の悪い事はした事がないのに・・・食べられなくても、エサが置いていない事に不安を感じたのだろうか?切迫している!
見ているのがあまりに辛かったし、変なものを食べるよりはマシと思い、本当は翌朝から与えるはずのエサを置いてみた(ドライフードを水につけてやわらかくしたもの)。するとニャンは、ペロペロそれをなめていた←エサを求める元気を喜ぶべきなのか?その食い意地にはちょっと笑えるものがあるけど、かわいそうやった。
その後ニャンは日増しに元気になり、写真のようにフカフカに戻った。こんな治療は体力がないとできんなあ~。今後も気をつけてあげなければ。
それにしても、ある日突然エサを与えられなくなり、知らないところに連れていかれたかと思えば3本も歯がなくなっていた!なんて、私やったら気が狂いそうに恐ろしい事や。パトちゃんはこの歯科治療の予約をした時から「今度、歯を治すからね、恐くないし、大丈夫やから(関西弁風和訳)」と前もってニャンに説明はしていたけど、ニャンが理解したとは思えない・・・共通の言語がないって、なんと不便な~でもでも、愛情を表現した事には意味があったかもしれない。ネコ語がダメなら、態度で表現するしかないもんね。多分、私達がニャンの事をとても大切に思っている事だけはわかってくれていると思う。
別件で、ニャンに言いたい事がもう一つ。先日、私達はあまりの寒さにフランネルのシーツを新しく買った。すべすべの肌触りやし、雪の結晶柄で、とても気に入っている。
ニャンもこのシーツが気に入ったようで、さっそくベットの上で「ヨーガ」・・・・じゃなくて、毛づくろいをはじめた・・・と、突然、おえっぴ~とヘアボールを吐いたっ!
まだ一晩もこのシーツで寝てなかってんけどねっ!!
ヘアボールを吐く時は、だいたい床で吐いていて、それなりに気をつかってるのかなあ?と思っていたけど、シーツが気持ち良すぎて気遣いを忘れたのか?
最初の頃は、「アンタ、毛深いねんからベットの上に上がるのはやめて!ばっちいでしょ」とか言っていたけど、何時の間にか当たり前のようにベットで、しかも時々私の枕を使って寝るニャンを受け入れるようになっていた~
ネコ語ができたなら、「気をつけなさいっ!」って一言言いたい。そして一番聞きたい質問は「デヴィート家のネコになって幸せ?なんかしてほしい事ある?」
まあ、そうやって私が聞いても「フン!わりと幸せにゃん。ほしい物は自分で考えて持ってくるもんにゃろ」とか無愛想な事を言われそうな気もするが・・・まあそこがグレムにゃんの面白くもかわゆいところやね。とにかく元気になってよかった。