44歳ぶらさげて・・・
6月9日に手術を受けてから、お陰様で順調に回復しております。励ましてくださった皆様、どうもありがとうございます。
いやあ~それにしても驚くほど大きな筋腫やった!大学病院やし、ほんの少しやけど悪性の可能性があったもんで、数人のドクターと学生が立ち会ってくれたらしい。術後にいろんなドクターやドクターの卵さん達が「気分はどう?」ってみにきてくれた。来る人来る人「あなたの筋腫ねえ、すっごい大きかったんよお~っ!babyみたい!!」って言うし、「(研究に)使えるわあ~っ!」ってエキサイトしてはった。こんな事でお役に立てるんやったら、いくらでもどーぞ~
後日、お腹を開いた時の写真を見せてもらったけど、ほんまにでっかくて、エイリアンみたいやった!林檎みたいなのが3つもあって一塊になっていたらしい。重さはなんと2100グラム!「筋腫ダイエット」になるか!?その分を埋めるように、食べているので無理かなあ?~とりあえず良性でよかった。
筋腫がドクターの予想より大きかったために、切り込みも大きくて、25cmぐらいある。普通はおヘソから下へまっすぐ切るらしいけど、それではたりずにおヘソを避けてクエスチョンマーク「?」のようにおヘソの上も切られている。目覚めたときはホッチキスがいっぱいで、下手な紙工作とうか、なんとも言えない図工的なお腹になっていた。
それにしてもアメリカの医療、激しく厳しいっ!術後20時間もたたないうちに、立って歩けと言われ、4日で退院。1週間後に電車に乗って、お腹のホッチキスをはずすために病院へ来いといわれた。アクション映画とうか、「ランボー」や「ターミネーター」みたいに、「負傷しても戦う!」みたいな激しい医療!すごすぎるっ!
同時に鎮痛剤の効き目のすごさにもびっくり!しかし~痛くないからと言って、無理しちゃあ、アカンよね。6時間おきにMotrin(イブプロフェン)と4時間おきに別な鎮痛剤Norcoを飲んでいる。はじめはダブルで飲んでいたけど、今はMotrinだけにしようとしている。だんだん減らしていかねばね。
病院では「痛みを1~10の数字で表現してみて」と定期的に聞かれた。んなこと言っても、大げさに痛がる人の数字は高めやろうし、我慢強い人って低めなんちゃうん?鎮痛剤が必要な最低レベルは4の痛みになるそうやねんけど、これも大げさな人は6とか7って答えるのでは?よくわからんので、私はいつも4と答えててんけど、普通の言葉で「さっきより痛みがマシになりました」とか、「昨日より痛くなりました」みたいに言う方がわかりやすいんちゃう?って思うのは私だけやろうか?まあ、どうでもいけど。
グレムにゃんは、私の事など全くおかまいなしに、のんきに毛づくろいをする・・・・その自分の事しか考えない毛深い姿を見ていると、力がぬけてしまう。
夜中の2時ごろニャンニャン泣きまくるのは「お薬の時間ニャ!」と起こしてくれているの?なんて考える私は、やっぱり猫バカ。
まあとにかく、10ポンド以上のものは持ってはいけない等の制限はあるものの、ほとんど普通に歩けるようになったし、鎮痛剤の量が減ってきたので、だんだん頭もすっきりしてきた。あとは肺血栓予防の為に手術前に体に埋め込まれた下静脈フィルターをはずすだけ。これは多分1ヶ月後ぐらいで、30分ぐらいの処置ですむはず。
どうしようか迷ったけど、パトちゃんからもらった「のだめマングース」は病院に連れて行った。44歳ぶらさげて、ちと恥ずかしかったけど・・・ちなみにモーツアルト君にはお留守番してもらった。病室に置いていると、「のだめマングース」はドクターやナースにとっても人気。みんな「のだめ」を知らないけど、「めっちゃかわいいなあ!(関西弁風和訳)」とだっこしていった。
いくつになっても、こういうものって、患者の心を和ませるものなんやなあ~グレムにゃんも「生きたぬいぐるみ」みたいやし・・・
「病は気から」っていうから、ぼちぼち行こうと思う。