アンティークなクリスマス
お花のお稽古で沢山頂いたポインセチアを、上階のルーシーお婆ちゃんに届けた。ちょうどクリスマスの飾り付けが終わったところだったというお婆ちゃん、飾りについて熱く語り始めた。
確か93歳のお婆ちゃんは、その存在自体がアンティークって感じなんやけど(汗)繊細なガラス細工の器とか、高価なアンティークドールをいくつも持っている。
趣味で集めたんやけど、そんなに持っていてもしょーがないので、時々売って生活費に変えているのだとか・・・私もしょーもないもんばっかり色々買わんと、こういう素敵な投資を見習ったらいいなと思う(汗)・・・思うだけ
この写真の飾り棚は100年以上も前のもので、お人形達を乗せている台の部分は大理石になっている。他、60年前の椅子とか、テーブルとか、神戸の異人館みたいな家具がいっぱい。
今は管理がしんどいから、こんな狭いアパートに住んでるけど、昔は広いお家で子育てをしていたらしい。
結婚して、家具を買い足して行ってたら、自然に年月が過ぎたんやって(汗)・・・やはり値打ちが出るような高品質の家具って素敵~
かわいい、ちっちゃいお人形がいっぱい歌ってるので、何なのか聞いてみると、Byersのクリスマス・キャロラーズのシリーズというのがあるらしい。
手作りのお人形で、表情がおもしろい。写真のは40年以上も前のもので、今なら一体が60ドルぐらいの値打ちになるらしい。
毎年、クリスマスに愛着をこめて飾るお人形達、なんか日本のお雛様みたいな気がして、親しみがわいた。
アメリカは歴史の浅い国やけど、こうして「古き良きアメリカのクリスマス」を維持している人を見ると心温まる思いがする。お婆ちゃんがお嫁に来てから、ちょっとずつ増えた家具、写真、レース、花瓶、そしてお人形達・・・その人と家族の歴史を思うひとときやった。時々こうして、お婆ちゃんのお話を聞きながら、アンティークなものを見せてもらうのは、とても楽しい。
ターディにゃんは、ちょっと油断すると家の外のアパート共有廊下に出ようとする。
「アカンでしょ~」って注意すると「ちょっとぐらい、いいニャンか!」みたいな反抗的な目でこっちを見返した。反抗的態度の記念に1枚!(笑)
こうして甘やかしてしまうんよね~