やっぱり、お芋やでっ!!
今日は、めっちゃいい天気で部屋の中から外を眺めているには、快適♪冬になると窓からの陽射しが美しい.....が、しかしっ!!外気は急激に冷え込んで摂氏でいえば、マイナス7度!今はもう10時を過ぎたので、早朝というわけでもないのに、この冷え込み~ セントラルヒーティングよ!ほんまにどうもありがとう。お陰様で、室内はポカポカで快適やわ。
こっちのお芋さんはオレンジ色で、日本のサツマイモみたいに甘くないのが残念。でもちょっと手を加えると、なるほどお菓子にも、おかずにもいい感じ。
サンクスギビングも近い事やし、黒砂糖、パイナップル、オレンジ、白ワインで煮込んだ。
いけるっ!!いつものように自我自賛(笑)食べだしたら、もう止まらん♪
ターディにゃんは、あいかわらず威張ってるんやけど、この日は機嫌よく写真を撮らせてくれた。
羽布団を出したので、お気に召した様子でよかったわ(笑)
なにせ恩猫様やからニャ(^^)
ちまちまと検査のための病院通いは面倒やけど、ミシガン通りを歩けるのは楽しい。ジョンハンコックセンターの形って、なんか好きやな。2つの角がかわいい。シカゴに来て間もない頃、ここから徒歩15分ぐらいの所に住んでた。遠くで見ると、シアーズタワー(改名後Willis Tower)と、このジョンハンコックセンターの見分けがつかへんかった私であった(汗)
この日は、どんより曇ってたから、ビルのガラスの煌きがいまいちやったけど、それはそれで、趣があった。こういう空気も写真で表現できるだけの腕があればいいのになぁ~なんて思う。姉妹都市だけあって、大阪に似てるわ。
先日、髪の毛を25cmぐらいバッサリ切ったら、おかげさまで、なかなか好評♪
みなさん褒めて下さるので、抵抗なく「実はね...」なんて話ができる。
打ち明けられた方達は、私が元気なんで、みなさんびっくりされるようで、ごめんなさいです。
写真のステキなお花は、お隣のオフィスの人達からのお見舞い。
そこは全員女性という事もあり「できそうな事があったら、何でも言ってよ!」との有難いご支援。廊下で挨拶とか、たまに立ち話ぐらいしかしたことのない人たちやのに、嬉しかった。
いろんな方々に励まして頂いて、支えて頂いている事に幸せを感じる今日このごろ。本当にどうもありがとうございます。
このブログのノリというか、急に変わってしまうというのも、なんだかね~というのがあるのだけど、乳癌は女性にとって、とても関心の高い話題でもあるし、もしかして私のアメリカでの治療体験談が、何かのお役に立てるかも?というのも考えました。そういうわけで、ブログの前半は今まで通り、後半は治療の話を書かせていただこうかなぁ~なんて思います。読みたくない方は、後半は読まないで下さいまし。宜しくお願い致します。
=======治療の話=======
なんだかんだと検査ばっかりで、まだ治療開始日がはっきりわからない。来週はケモセラピー(抗がん剤による化学療法)の為の心臓エコー検査を受けるので、治療はサンクスギビング開け、多分12月のはじめからになる予定。こうなったら、サンクスギビングにご馳走食べるわ(笑)
なにがどんだけ時間かかってるかというと、9月はじめにニャンがシコリを見つけてくれて、私はすぐに病院に電話を入れ、マンモグラムの予約を取ろうとしたんやけど、「まずはドクターの検診を受けて下さい」ばっかりで「シコリ、見つけたんですよ!シコリ!!」って何回も言ったし、キャンセルでたら早くして!も頼んだけど、ドクターのアポは10月始め、「一ヵ月後かいっ!?」って感じ。そしてそこからマンモグラム、エコー、バイオプシー(生検)と進んだ。
過去に乳腺維腫の経験があったので、マンモなんてすっ飛ばして、いきなりバイオプシー(生検)に行ってもらいたい気がしたけど、そうもいかず(汗)
私の場合、まず、バイオプシー(生検)は2種類する事になった。Stereotactic Biopsy(定位生検)というのとUltrasound Guided Biopsy(エコー生検)というもの。
Stereotactic Biopsy(定位生検)は、かなり笑える!(いや、笑ってる場合じゃないけど)マッサージの時の顔の部分だけ穴をあけたベッドを思い浮かべてもらいたい。うつ伏せに寝て、ベッドの穴の中に、おっぱいを突っ込み(笑)マンモグラムを撮りながら腫瘍の組織を採取するというもの。画期的な器具やなぁ~なんて感心しつつ、ちょっと間抜けな姿(笑)
エコー生検は、名前そのまんま、エコーで腫瘍の場所をGuideしながら、というか、確認しながら組織を採るという方法。仰向けに寝た状態で撮るので、簡単。
どっちのバイオプシーも、ピストルみたいな器具でパンッと針を打ち込んで採取する。部分麻酔もするけど、痛くはない。ただ、内出血するので、後で見た目は紫色になり、ちょっと痛々しい(汗) この日は寝るときもブラをつけて胸を保護し、ばい菌予防の為、シャワーも駄目。翌日からシャワーはOKやけど、数日はお風呂は駄目。
翌々日に放射線科のドクターから電話が入った。なにやら専門用語いっぱい(汗)
ドクター「左はAtypicalで、右はInvasiveです。」
私:心の中で、なんじゃそら???「は?で、それは悪性って事ですか?」
ドクター「左はAtypicalで、右はInvasiveです。」
私:「だから、それはガンなんですか、なんなんですか?」
ドクター「左は大丈夫。右はガンです。乳腺外科のアポイント取って下さい」
私:「なっ!ちょっ!え!?はぁ~???私のガンのステージはいくつなんですか?」
ドクター「まだステージはわからないです。とにかく乳腺外科へ行って下さい」
いったいなんなんやぁ?良性の人の場合、この電話は大変有難いと思うけど、私みたいに悪性やった場合、こんな中途半端はないやん~(大汗)と、いう事で、すぐにパトちゃんに電話。
私「バイオプシーの結果がでてね。どうもガンやって」
パトちゃん:「なっ!ちょっ!え!?誰がそんな事言ってるん?はぁ?」
私:「放射線外科から電話あってんけど、とにかく今から電車乗るわ。帰ってからね」
と、いう感じで、私が電車に乗って帰り着く間に、パトちゃんにも、ちょっと落ち着いてもらおうかと(汗)
とにかく詳細もわからんのに、悲しくなってもしょーがないという事で(汗)2日後の乳腺外科のアポイントを待つことに。
英語やし、ガンの専門用語も難しいから、パトちゃんに付き添ってもらった。
左胸のAtypicalというのは、異常な組織があるものの「良性」で、これをもっている女性は多い。右胸のInvasiveというのは浸潤ガンという事でグレード3(ステージとは別)。ステージについては「まだわかりません」という説明。
最近の研究では、温存手術も全摘も効果が変わらず、手術の前でも後でもケモセラピー(抗がん剤科学療法)の効果は変わらないとの事。
と、いうわけで、ケモセラピーで先に腫瘍を小さくしてから、温存手術をして、放射線治療というのを目指す事になった。
温存手術に向けて、Breast MRIを撮った。これがまた笑える!いや笑っている場合じゃないねんけど、今度はベッドにヘルメットをはめ込んだような窪みが2つあり、そこへおっぱいを入れ、うつ伏せになった。そこからは普通のMRIと同じというか、「動かないで!」といわれたまま35分間耐え、音が煩いのなんのって!!終わった後に、ちょっと腰が筋肉痛になったけど(汗)30分もすれば回復した。
その後、「念のため」という事で今度はMRI Guided Biopsy(MRI生検)というのをした。これも名前そのまんまMRIをしながら生検をするという機械。ここまでくると、「やっぱり穴あいてて、おっぱい突っ込むんかなあ?(笑)」なんて期待してしまった。そう、その通り~ この機械は日本には、まだあまり導入されていないらしい。今回のバイオプシー(生検)は、前回とは違って、なにやらジュルジュルチュチューッみたいな音がした(汗)組織を吸引していたらしい(汗) 音は気持悪かったけど、前回同様痛くなかったのでよかった。人によっては痛い事もあるらしいので、助かった事に感謝。
乳腺外科とは別にオンコロジスト(腫瘍学)のドクターの診察も受けた。今後ケモセラピーは、この先生から治療を受ける。この先生の薦めで、遺伝学のドクターのところへも行ってきた。
予想した通り、言ってみれば、アンジェリーナ・ジョリーみたいに、予防的手術をするかどうかという話。遺伝的な情報を抗がん剤治療に活かしてくれるのならと思って話を聞きにいったけど、手術にのみ活かされるという事やったので、私の場合は詳細を調べてもらう意味があまりないかなと思い、止める事にした。家系図的な分析でいうと、ガンの家系ではないらしいという事やし、私には子供もいないし、予防の為に手術はしないと思うから。
と、こんな風に、検査は検査、結果は結果、外科は外科、オンコロジー(腫瘍学)はオンコロジー、遺伝学は、遺伝学.....といろんなアポイントがあって、ややこしい。よく言えば「医療チーム」なんやけど、めっちゃ時間かかってる(汗)
そんな落ち着かない日々の中、母と妹から届いた「お祓いGoods」あれこれ~
毎年、元旦には初詣に行っていた「楠公さん(湊川神社)」でお祓いをしてきてくれた。
「撤下(おさがり)」と書かれた箱の中身はお札、福米、福塩、福寿箸、お守り、かつお、瓦せんべい(^^)
厄除けで有名な多井畑厄神で貰い受けてくれた猫目石(キャッツアイ)のブレスレットに、甥っ子が行ってくれた門戸厄神のお守り。
パトちゃんはカトリックやし、家中、いろんなお守りだらけ~
一つの神様にしないとアカンのじゃあ?とか非科学的というのはさておき、こうして私の事を思ってくれる人がいるというのが有難い。これだけで、かなり強くなれる。ほんまに、どうもありがとう~
心配かけて、ごめんなさい。