記録的寒波が来た6日（月）気温マイナス28C、体感温度マイナス38C～43Cの世界！
ひぇ～
空気が乾燥して、インフルエンザとかになったらアカンと思い、加湿器をかけて寝たら、朝、窓枠がこんな事に～
結露が瞬時に凍っていくので、拭き取る暇もなし（汗）
それでも室内はあったかくて快適やから、セントラルヒーティングってすごいっ！
ターディにゃんは、パトちゃんの膝の上で、今日もご機嫌ニャ
その毛皮、めっちゃ羨ましい。
それでも明け方になると、ニャンでも寒いらしく、私の左肩に擦り寄って来る。毛深いので鼻が痒くなり目覚める。
で、ちょっと撫で撫ですると、口にチュー！
「王様～、ご寵愛は誠に光栄でございますが、とっ、隣のパトちゃんに気づかれては、ちょっと（汗）」 ・・・
ではなくて、嬉しいけど、今は免疫力下がってるねん！ってふと冷静になってしまう私がいるんやなあ、これが（汗）
もしかして、「トイレ行って、口内炎予防のウガイしろニャ」って忠告してくれたんかもしれへんけど（笑）
＝＝＝＝＝治療の話＝＝＝＝＝＝抗がん剤 （AC療法）投与3回目＝＝＝＝＝
9日の3回目投与が無事終了。お陰さまで、吐き気、頭痛、眩暈は今のところほとんどなくて、そのかわりに、やったら眠い～
食欲もほととんど落ちてなくて、頂いた杵つき餅に白菜、ほうれん草、生姜、出汁昆布のシンプルなお雑煮を食べた。やっぱり杵つきは美味しい！
デコしゃまぁ～ありとがう。
ほんまは少々お酒で味を整えたいところやけど、なにせ抗がん剤で二日酔い状態なんで、控えた。あと、チーズ入れるんも好きなんやけど、それも我慢（笑）
【ドクター検診】
抗がん剤投与3度目にしてやっとドクター検診。アポイントの時間から待たされる事1時間以上のわりに診察時間10分ぐらいというのはいつもの事。でもそんなんで終る方がラッキーなんやと思う事にしている。
腫瘍が小さくなったと思ったのは、私の気のせいではなくて、「あら、もう腫瘍がどこにあるか、わからんようになったね～（関西弁風和訳）」とドクターに言ってもらって、めっちゃ嬉しかった～（＾＾）
吐き気でしんどくなった時、妖怪だの意地悪だの、さんざん悪口言うてたけど、抗がん剤さん達に感謝やわ。奏攻してくれて、どうもありがとう～
と、こうなると欲が出てきてしまい「抗がん剤、続けないと駄目ですか？」なんて、駄目モトでついきいたけど「私も、ここで止めたいけどね～。ちゃんとガンにトドメをさしておかないとね」と当然の答えやったわ（笑）
次に始まるタキソールについて聞くと、意外にも、タキソールの方が副作用がマシだとドクターが言う。日本の体験談などでは、タキソールの副作用は、めっちゃえぐいみたいなんやけど、やはりアジア人とは体質が違うのだろうか？それとも副作用対策に用いる薬が日本とは違うからなんやろうか？よくわからんけど、私にはどうする事もできへんから、とにかく受け入れるだけやな。もしタキソールの方が楽なんやったら、それはそれで儲けもんという事で（笑）
【投与中の様子】
今回は、個室やったので、持参DVD「ミュージカル・キャッツ」を見ていた。でも、はんぱない睡魔が襲ってきて、途中でやめた～ それでもポカリスウェットのペットボトルを抱きしめながら、飲み続けた。これはほんまに効果があると私は思う。とにかくグビグビ飲んでるうちに、すぐトイレに行きたくなるので、アドリアマイシンでオレンジ色になった尿が排出され、解毒できる。
看護士さんは、1.5リットルのボトルの大きさと、ポカリスウェットという商品名が、英語でSweatって「汗」やから、「汗飲むのか、アンタ？」みたいなイメージで不思議やったみたい（笑）でも、簡単にスポーツドリンクやしイオンやしって説明したら感心しとったわ（笑）
でもって、吐き気に生姜が効いた話したら「そうなのよ、だからここでも、ジンジャーエールを用意してるの」ときた！確かにジンジャーエールは爽やかにはなるやろうけども、その後の胃の負担を考えたら炭酸飲料ってどうなん？と私には疑問。なにせ筋腫の手術の後、薬を飲もうとしたときに、「コーラとセブンUPとどっちがいい？」なんてドクターに普通に聞かれた事もあるので、「薬は水で飲むもの」という日本人とは感覚が違うねんなぁ～
吐き気が4日ぐらい続いた事を言ったら、「なんで吐き気止め飲まないの？」って聞かれたので「まだ一度も吐いたわけじゃないので、吐き気止めとして渡されてるとはいえ、抗不安薬、向精神薬はちょっと控えてるんです。副作用も心配やし」っていうと、「まあ！そんなしんどい我慢しなくても、楽になれるのに、薬が嫌いなのね～それは人それぞれだけど、飲んだらいいのよ～」なんて言われた。
う～ん、どっちがいいのか？って難しいけど、私は「欲しがりません吐くまでは！」で行こうと思う。それでなくても「えいっ！やっ！」って感じで薬漬けやから、ちょっとの我慢ですむものなら、生姜なんかで対応していきたい。
看護士さん達は、みなさん親切で明るい。確かに段取り悪いんちゃうん？っていうような事は多いし、そのせいで気落ちする事もあるねんけど、なんというか、陽気で驚く事も多々（＾＾）
例えば投与の翌日は免疫改善の注射を打ってもらう為にまたこの病棟を訪れるわけやねんけど、その注射担当看護士さんに、なんかめっちゃ気に入られてしまって、「今日も元気でよかったわ～っ！うんまっ！（＾＾）」なんてブチュ！とほっぺたにチューされる（汗）
世の中が複雑化しているだけに、この人はもしや、レズ？なんてちょっと疑ってみたりもするんやけど（汗）そういうわけでもなさそうな陽気な黒人の看護士さん（笑） お会いするのが、楽しみなこのごろ～
【ノンカフェイン飲料】
ずーっとルイボスティーとかスポーツ飲料だけを飲んでいると、なんかトラウマになりそうなんで、いろんなノンカフェイン飲料をもっと試してみる事にした。どれもなかなかいい感じ。
○人参ジュース（解毒に良いらしい）
○自分でつくった麦茶ブレンド（実家からの乾燥ゴーヤと生姜を混ぜた）
○自分でつくったゴボウ茶ブレンド（生姜を混ぜた）
○ココナッツ・ウォター
【手のひら注意】
ふと気がつくと、手のひらが、真っ赤になって、ちょっとピリピリした。いかんいかん、油断は禁物！手のひら、足の裏に負担がかかる事は極力避けねばならない。例えば長時間のお風呂やシャワー、雑巾絞りとか包丁を長時間持つなどは駄目・・・とか書いたら、よほど働いたみたいやけど、実はそんな事はない（笑）
会社で2台ほどPCを設置する事があって、ほんの少しダンボールを開けたり、コンセントをつないだ程度の事、ちゃんと手術用手袋をしててんけど、こんな程度の摩擦で赤くなるとは、私もびっくり！！
このまま放置すると湿疹になったり、皮がむけてボロボロになって投薬ができなくなる事もあるらしいので、あなどれない。即座に冷水で手を冷やして、ヴァセリン系、尿素系のハンドクリームを大量に塗って対応。1時間ぐらいで回復してよかった～
手足が冷えるのは良くないけど、温めるのもアカンという微妙な感じがややこしい。でもちょっと外へでれば、はんぱない零下の世界やから、極寒の冬もこういう時には便利やな（笑）
その後、ちょっとした事で赤くなる事を繰り返している。やはり3回目ともなると、副作用もきつくなる。先日写真をのせたLIDIのスキンケアシリーズ、すごすぎる！香りもアロマ効果があるし、素晴らしい。
【便秘に寒天おやつ】
私はマシな方やとは思うけど、投与後2日ぐらいは便秘になる。便を柔らかくする軽い薬（飲み物に混ぜるタイプ）を使い、消化に良いものを食べるように心がけてはいるんやけどね。今回は、寒天でフルーツ・ミルクかんを作ってみたら、これはなかなか効き目があったようやわ（＾＾）
【ほとんど脱毛のその後】
生まれたての赤ちゃんぐらいに残った髪の毛は、意外にもしっかりと根ずいていてぬけへん。見た目が不気味なんやけど、ボロボロ抜けるややこしさはなくなったので良しとしてる。ハンプティダンプティを目指しとったはずやのに、これでは「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラム状態やん（汗）あ、でもでも、いくらなんでもゴラムよりは可愛いと思うから、「プリティ・ゴラム」と家庭内で呼ぶ事にした（笑）
この「プリティ・ゴラム」姿をパトちゃんに見られないように気をつけてるし、パトちゃんも見てはいかんと必死な様子やった（汗）こういうなんとも言われへん緊張感って、私にもパトちゃんにも全くむいてへんので、打開策を試みた（＾＾）
私：「パトちゃ～ん、実はプリティ・ゴラムに会ったでしょ？」←斜め上から蛇のような恐い細目でチロッと睨みながら聞いてみた。絶対目撃されてへんはずやねんけど（笑）
パトちゃん：「なっ！ちょっ！えっ！会ってへん、会ってへんよ～」←動揺してる（笑）
私：「ほんまぁ～？もし彼女に会ったらね。気をつけた方がいいよ！目が会うと石になるからね」←ギリシャ神話を混ぜてみた（笑）
そこで、パトちゃん、大笑い！！緊張を解きほぐすことに成功してよかった（＾＾）ついでに「鶴の恩返し」の話も聞かせて「見たらアカンって言うてるもんを見たら、失うもん大きいよ！」って言うたら、パトちゃん、お腹かかえて大笑い！「大女優になれるで、アンタ！（関西弁風和訳）」なんて言う（笑）
今は、何かあったら「プリティ・ゴラムに会わせるでっ！！」とか脅しに使ったりできるぐらいになった。パトちゃんも「ほんなら、会わせてもらおうか～」なんて言う余裕ができた（笑） わざわざ見せはしないけど、偶然見られるような事があっても、きっと笑いで乗り越えられそう（笑）
【HAGE de HADE】
せっかく・・・というわけじゃあないが、なかなかハゲになる機会もなかろうと思い、開き直って「ハゲで派手」に被り物を楽しむ事にした（＾＾）ｖ
ウイッグは、とりあえず通販物でお試し、ショートカットのんは一応医療用のんで54ドル。ボブは、Amazonでなんと9ドル99セント！！こんな冗談みたいな安いやつ、使えるんかいな？というのはあるけど、失敗しても惜しくない（笑）そのへんにあったスカーフとかも、とにかく巻いてみる事にした。
変わるわよ～っん！！ ちょうど副作用にハニーフラッシュ、じゃなくてホットフラッシュ（冷えのぼせ）も出る事やし・・・って（汗）
患者やもん、年甲斐もなく、ちょこっと「キューティー・ハニー気分」になっても、許したって～
日本では、受け入れられへんかもしれへんけど、ここアメリカではわりと好き勝手できるのがいい（笑）先はまだ長いから、どんどん遊んでみようと思う（＾＾）ｖ
はじめは冗談で、半裸でバレエのチュチュを着ていた中年の太った写真家のおっちゃん。奥さんが乳ガンになってからは、この写真の売り上げ金を乳ガンの女性への支援資金にしようと決めたそうだ。なんとも癒される写真がステキ。
