アイルランドのアニメーション・スタジオ、カートゥーン・サルーンの最新作『パフィンの小さな島』で、主人公ウーナのお母さんパフィンを演じた上野樹里のアフレコ風景とインタビュー映像が解禁された。
アカデミー賞(R)長編アニメーション賞に4度ノミネートされるなど世界中から高く評価され、設立から25年を迎えた名門アニメーション・スタジオ、カートゥーン・サルーン。本国アイルランドでは“ポスト・スタジオジブリ”と称され、これまで『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』『ウルフウォーカー』などアイルランドの伝説を題材に、人々の心に美しいアニメーションと物語を残してきた。
そんな名門スタジオが最新作で描くのは、絶滅危惧種に指定されている海鳥パフィン(ニシツノメドリ)の女の子ウーナと弟のババ、そして気候変動による嵐で故郷を失ったエトピリカのイザベルが、アイルランドの美しい島でさまざまな動物たちと出会い、やさしさに触れながら自分の居場所を見つける物語。個性豊かな生き物たちとともに、気候変動がもたらす影響について優しく描いた作品だ。
解禁されたアフレコ風景で上野が演じているのは、気候変動による嵐で故郷を失ったイザベルが、新しい環境で居場所を見つけられず悩んでいると、ウーナのお母さんパフィンが優しく「新しい生活は大変よね」と声をかけ、花に例えながら「(新しい場所が)どんな場所でも、自分のおうちにするの」と背中を押す場面。上野がアフレコ前から「安らぎの場所はきっと作れるという強さを皆さんに抱いて頂けるよう挑みたい」と意気込みを語っていたシーンだ。
そしてインタビュー映像では、本作の魅力を、絶滅危惧種のパフィンの本来見ることがなかなかできない暮らしを見ることができる「ワクワク感」と語っているほか、主人公だけでなくすべてのキャラクターが”必要不可欠”で「お母さんも、お子さんも、皆さんのそれぞれの立場でこの映画を楽しんでいただける」とコメント。
また、自身が演じたお母さんパフィン役については、観客との距離感が近い存在と位置付け「物語と見ている方々の間をうまく取り持ちたい」と語り、「揺れながらも信念を貫く姿」そして、我が子やイザベルだけでなく仲間全員に対し「同じように命を守りたいと思って貫くその母性」を大事にして「愛をもって表現したいと思った」とこだわりを語ってくれた。
VIDEO
『パフィンの小さな島』は5月30日より公開。
ストーリー アイルランドの西の海に浮かぶ小さなトンガリ島に暮らす海鳥パフィン(ニシツノメドリ)の女の子ウーナと弟のババ、そして様々な動物たちが繰り広げる愛らしい冒険と、友情の物語。ある日、大きな嵐によって故郷の島に住めなくなった動物たちがトンガリ島にやってくる。慣れない環境に戸惑うエトピリカの女の子、イザベルが心ならずも巻き起こした“ある事件”を通じて、新たな友情が育まれる。
『パフィンの小さな島』 声の出演:上野樹里/新田恵海/田所あずさ/チョー 監督:ジェレミー・パーセル 助監督:ロレイン・ローダン 原案:トム・ムーア(『ウルフウォーカー』)/リリー・バーナード、ポール・ヤング 脚本:サラ・ダディ 提供:チャイルド・フィルム/代々木アニメーション学院/チャンス イン/ミッドシップ 後援:駐日アイルランド大使館 2023年/アイルランド・イギリス/80分/アメリカン・ヴィスタ/5.1ch 配給:チャイルド・フィルム (C) 2023 Puffin Rock and The New Friends 公式サイト:Child-film.com/puffin 公式X:@cartoonsaloonjp
5月30日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
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