Netflixはフランスで開催中の世界最大規模のアニメーションの祭典、第42回アヌシー国際アニメーション映画祭(現地時間6月11日~6月16日)において、“Netflixスタジオフォーカスパネル”を現地時間6月12日に開催。キッズ&ファミリーコンテンツ部門からヴァイス・プレジデントを務めるメリッサ・コブとディレクターのアラム・ヤコビアンが登壇し、ゲストにフェルナンダ・フリック監督(「レイズ・ザ・バー(原題)」)、アンディ・コイル監督(「ヒルダの冒険」)、そして日本から「B:The Beginning」の中澤一登監督を迎え、Netflixオリジナルのアニメーション作品についてパネル・ディスカッションが行われた。
その記念すべき場で、中澤一登監督とProduction I.Gがタッグを組み、Netflixにてシーズン1が全世界独占配信中のオリジナルアニメ「B:The Beginning」のシーズン2制作の決定が発表された。本作は同映画祭で「テレビ作品コンペティション部門」に選出されており、国際映画祭のコンペティション部門に日本発のNetflixオリジナルアニメ作品として初選出されている。なお、シーズン2の配信時期等、詳細は未定だ。
昨年の同映画祭では湯浅政明監督の『夜明け告げるルーのうた』が長編部門での最高賞にあたるクリスタル賞を受賞、片渕須直監督の『この世界の片隅に』が長編部門での審査員賞に輝いており、「B:The Beginning」にも期待が集まっている。なお、授賞式は6月16日22時(現地時間)に開かれる。
また、同イベントではNetflixのグローバルおよび日本オリジナル作品を中心としたアニメのラインナップのひとつとして、「ヒルダの冒険」(原題「Hilda」)の配信日が2018年9月21日に決定したことが発表され、チリ発のフェルナンダ・コイル監督による「レイズ・ザ・バー(原題)」も紹介された。
「B:The Beginning」Netflixにて全世界独占配信中
中澤一登監督(映画『キル・ビル』アニメーションパート監督)とProduction I.G(「攻殻機動隊」シリーズ)がタッグを組んだNetflixオリジナルアニメ。群島国家「クレモナ」を舞台に、王立警察(通称「RIS」)の伝説の捜査官:キース・フリックが、犯行現場に必ず「B」の文字を刻み込む連続殺人犯【Killer B】を追う様を、海外ドラマさながらの壮大なスケールで描くノンストップクライムアクション。主人公・キース役の平田広明をはじめ、梶裕貴、瀬戸麻沙美など豪華キャスト陣が出演している。
公式サイト:https://www.netflix.com/title/80097594
コピーライト:(c)Kazuto Nakazawa / Production I.G