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『ミラベルと魔法だらけの家』ディズニーの新ヒロインは普通の女の子!特別な力を持たないミラベルに今注目すべき理由とは?

ミラベルと魔法だらけの家

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの長編アニメーション60作目となる記念作『ミラベルと魔法だらけの家』が11月26日(金)公開される

息を呑むほどの美しい海の映像と、一度聴いたら忘れられない楽曲の素晴らしさで、日本でも興行収入50億円を超える大ヒットとなった『モアナと伝説の海』以来4年振りの新作オリジナル・ミュージカルとして、全世界から大きな期待が寄せられている。そんな本作から歴代ヒロインたちとは一味違う“ニューヒロイン”が誕生する。その名は《ミラベル》

“魔法”に溢れる世界に住む少女・ミラベル。彼女は、魔法で彩られた大家族の中で唯一、特別な力を持たない“普通”の女の子だ。彼女が生まれたマドリガル家では、5歳の誕生日を迎えると“魔法のギフト”という特別な力が家からプレゼントされる。その力は1人1人違うユニークなもので、家族たちはそれを活かして暮らしを彩り、楽しい日々を送っていた。そんな彼らにとって“魔法”とは、家族の中での1人1人の役割を決める重要な要素。授かった力を家族や町の人たちのために使うようにと教えられきたマドリガル家では、花を咲かせる魔法を授かったイサベラは人々の生活に彩りを与える存在に、力(パワー)の魔法を授かった力持ちのルイーサは周囲に頼られる存在に…というように、それぞれが、プレゼントされた“魔法のギフト”を活かした役割を担っている。

そんな家族たちの中でただひとり、”魔法のギフト“を授からなったミラベル。彼女の心境について、ジャレド・ブッシュ監督が「ミラベルが何よりも欲しているのは、自分の家族にとって、真に重要な存在になることなのです。」と話している通り、ミラベルは、自分だけ“魔法のギフト”を授からなかったことに疎外感を感じながらも、自分もこの家族の一員だということを証明しようと決意しており、家族のために何ができるのか考えながら前向きに生きている。

そしてまた、「彼女はほかの家族より遅れていると感じて人生を生きてきましたが、この家と家族を救えるのは自分だけなのだと気づくことになります。」とバイロン・ハワード監督が説明しているように、この物語では、ミラベル自身が<特別な力を持たない自分にしかできないことがある>と気づき、成長していく姿が描かれるという。家族たちのような特別な力はないけれど、その代わりに、自分にしかできないこともある――そう強く学んだ彼女だからこそ、魔法で溢れる世界に訪れた危機にひとり立ち向かい、家族を救う“唯一の希望”となれるのだ。

葛藤を抱えながらも、前向きに突き進む彼女の存在が、私たちに<特別な能力や才能がなくとも、できることがある>と希望を与えてくれることとなりそうだ。ニューヒロイン・ミラベルの活躍にご期待を。

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