アニメーション映画『Flow』の場面写真が公開された。
監督・製作・編集・音楽を一人で手掛けた『Away』で、アヌシー国際アニメーション映画祭コントルシャン賞受賞など、世界を席巻し、鮮烈な長編デビューを飾ったラトビアのクリエイター、ギンツ・ジルバロディス監督の長編2作目となる本作。洪水に呑まれつつある世界を舞台に、時には運命に抗い、時には流され漂う一匹の猫と、道中を共にするさまざまな動物たちを見つめる、圧巻の映像体験だ。
2024年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でプレミア上映を飾った本作は、同年のアヌシー国際アニメーション映画祭で審査員賞、観客賞含む4冠を受賞。ギレルモ・デル・トロ監督が「アニメーションの未来の壮大な幕開け」と激賞したほか、アカデミー賞(R)国際長編映画賞ラトビア代表に選出され、2025年ゴールデングローブ賞ではアニメーション映画賞を受賞。ラトビア映画史上初の快挙を遂げた。
ギンツ・ジルバロディス監督の出身国であるラトビアでは『タイタニック』を超える動員を記録し、歴史的なヒット作となった。北米に先駆けて封切られたフランスでも観客は60万人を超え、興行収入400万ドルを突破。アメリカ各州での批評家協会賞受賞に見える高評価はもちろん、メキシコでは元旦に公開、10日間で60万人を動員。海外アニメーションとしては類を見ない動員を見せている。
映画『Flow』は3月14日(金)公開。
ストーリー
世界が大洪水に包まれ、今にも街が消えようとする中、ある一匹の猫は居場所を捨て旅立つ事を決意する。流れて来たボートに乗り合わせた動物達と、想像を超えた出来事や予期せぬ危機に襲われることに。しかし彼らの中で少しずつ友情が芽生えはじめ、逞しくなっていく。彼らは運命を変える事が出来るのか?そして、この冒険の果てにあるものとは―?
『Flow』
監督:ギンツ・ジルバロディス
原題:Flow
2024/ラトビア、フランス、ベルギー/カラー/85分 映倫:G
配給:ファインフィルムズ
(c)Dream Well Studio, Sacrebleu Productions & Take Five.
公式サイト:flow-movie.com
3月14日(金)よりTOHOシネマズ日比谷他にてロードショー