公開延期となっていた『映画 ギヴン』が、8月22日(土)に公開されることが決定した。
本作の原作者キヅナツキは、「今、こうした状況の中で『映画 ギヴン』を公開できること、観たい!と思って劇場に足を運んでくださる方がいることを、とてもありがたく感じています。とてつもない僥倖です、嬉しい、ありがとうございます。」とコメントを寄せている。
本作は、ノイタミナ初BLコミックをアニメ化したキヅナツキ原作による「ギヴン」(新書館「シェリプラス」にて連載中)の映画化。2019年7月11日よりTVアニメの放送が開始となり、SNSを中心に「青春×バンド×BLの組み合わせが最高!」「音楽と映像がエモすぎる!」「登場人物たちの日常にキュンキュンする!」と女性層をメインに瞬く間に口コミが広がり、各話放送後にtwitterトレンドワード入りを何度も果たすなど話題となった。
TVアニメの最終話となる2019年9月19日放送終了後に『映画 ギヴン』をBLアニメレーベル「BLUE LYNX」にて公開することが発表され、TVシリーズでは、高校生の真冬と立夏2人の、切なくて淡い恋がメインだったが、映画では、大人メンバーである、春樹、秋彦、雨月の苦くて熱い恋をメインに描く。
このたび、原作を手掛けるキヅナツキのほか、山口ひかる監督、脚本の綾奈ゆにこ、音楽を手掛ける未知瑠、主題歌を担当するセンチミリメンタルからコメントが到着した。
山口監督は「大変長らくお待たせしました。原作から読んできている人にもTVから追ってくれている人にも楽しんでもらえるように、そして観てくれた人の心の支えにそっとなれるようにと、つくりました。今回の楽曲も本当に素晴らしいものばかりです。どうぞお楽しみください。」と言葉を寄せた。
TVシリーズに続き、主題歌を担当するセンチミリメンタルは「TVシリーズでは、「ここにいる人」と「ここにいない人」とのトライアングルがテーマだったと感じましたが、この映画では「ここにいる人達」のトライアングル。切なくリアルな想いの交差に、音楽で花を添えられたらと思っています。」と語っている。
コメント
キヅナツキ(原作)
Q1)映画化が決定した際の印象や感想を教えていただけますでしょうか。
びっくりしました。学生の頃映画を専攻していたのもあって、自分の作品が映画になるというのは特別感慨深いものがあって、とにかくすごく光栄だな、と。
Q2)ご覧になるファンの皆さまへメッセージをお願いいたします。
今、こうした状況の中で『映画 ギヴン』を公開できること、観たい!と思って劇場に足を運んでくださる方がいることを、とてもありがたく感じています。とてつもない僥倖です、嬉しい、ありがとうございます。
山口ひかる監督
Q1)映画化への印象や意気込みを教えていただけますでしょうか。
『ギヴン』の企画が来た時から映画の話はあったので、TVの最終回、エンディング後告知が出来上がったのを見て、とうとう来るべき時が来たか…という感じでした。TVは高校生組にスポットが当たっていましたが、大人組の物語も同時にずっと続いてきているので、これまで積んで培ってきたものを粛々と紡いでいくのみ、という心持ちです。
Q2)アニメと映画で、製作される上での違いはありましたでしょうか。
TVでは約20分×11本で頭の2.5巻分のエピソードを描いたんですが、今回は原作後半のほぼ同じ分量を60分という決められた尺内でいかに上手く収めるかが最大の難関でした。あとはテレビより大きいスクリーンでドラマをやるので、見栄えの部分で「映画用」の見せ方はどの様にしたらいいだろうかを常に模索していました。音響もTVとは段違いなのでライブ音楽を是非映画館で体感してもらいたいです。
Q3)ご覧になるファンの皆さまへメッセージをお願いいたします。
大変長らくお待たせしました。原作から読んできている人にもTVから追ってくれている人にも楽しんでもらえるように、そして観てくれた人の心の支えにそっとなれるようにと、つくりました。今回の楽曲も本当に素晴らしいものばかりです。どうぞお楽しみください。
綾奈ゆにこ(脚本)
Q1)映画化への印象や意気込みを教えていただけますでしょうか。
春樹と秋彦、そして雨月の関係を色濃く描く映画となります。真冬と立夏は一歩ずつ歩み寄ってコミュニケーションしましたが、彼らは大事な相手にこそ本音を言わない“大人”です。TVシリーズと地続きの話ですが、それとはまた違った姿勢で挑みました。映画だから描けるシーンもありますね。
Q2)アニメと映画で、製作される上での違いはありましたでしょうか。
TVシリーズは深堀り、映画は凝縮する脚本作業でした。キヅ先生の漫画の空気感を損なわず、丁寧に描くのは変わらずですが、決められた尺に対して扱うエピソードの分量が多いのは難しかったですね。キヅ先生をはじめ関係各位様と確認を取りながら進めていきました。
Q3)ご覧になるファンの皆さまへメッセージをお願いいたします。
劇中と同じ季節に、『映画 ギヴン』をご覧いただけることになりました。『舞台 ギヴン』をはじめ様々なエンタメが中止や延期を余儀なくされる中、こんなにも早く公開が叶い、感謝しております。
音楽と恋。切り離せない、割り切れない、迷い、悩む彼らの季節を、ぜひご覧ください。
未知瑠(音楽)
Q1)映画化への印象や意気込みを教えていただけますでしょうか。
ギヴン4人の姿をスクリーンで観て頂ける事を大変嬉しく思っています。
Q2)アニメに続き楽曲をご担当されますが、映画ではどのような楽曲を届けたいでしょうか。
彼らの葛藤や日常を、音楽で支え、彩り、物語を盛り上げていけるような楽曲をお届けできたらと思いながら、制作してきました。
Q3)ご覧になるファンの皆さまへメッセージをお願いいたします。
緊急事態宣言を受けて、一度は公開延期となりました『映画 ギヴン』ですが、ようやく劇場で観ていただけることになりました。是非、映画館ならではのサラウンド音響も含め、劇場でお楽しみ頂けたらと思います。
センチミリメンタル(主題歌)
Q1)映画化への印象や意気込みを教えていただけますでしょうか。
TVシリーズでは、「ここにいる人」と「ここにいない人」とのトライアングルがテーマだったと感じましたが、この映画では「ここにいる人達」のトライアングル。切なくリアルな想いの交差に、音楽で花を添えられたらと思っています。
Q2)アニメに続き楽曲をご担当されますが、映画ではどのような楽曲を届けたいでしょうか。
前回も大切にしてきたことですが、登場人物達を、いわゆる「アニメキャラ」という括りで終わらせるのではなく、あくまで対等に、僕らと同じく、誰かを愛し、喜び、悲しみ、傷付き傷付けながら日々を生きる人間として解釈して、登場人物も、スタッフや演者、そしてご覧になる皆様も、この作品に関わる全ての人が共有・共感し合えるような楽曲になれば幸いです。
Q3)ご覧になるファンの皆さまへメッセージをお願いいたします。
突然のコロナウイルスによる世界規模の脅威に為す術もなく、この映画の公開も予定より後ろ倒しとなりました。
映画を見終わって劇場の外に出た後も、長い人生の中でそういった様々な暗闇が押し寄せてくることもきっとあるかと思います。不安で眠れない夜もあるかもしれない。
でも、そんな時にこの「映画 ギヴン」に託したメッセージを合言葉に、きっと僕らは乗り越えていけるはずです。
大丈夫。「眠れなくても、夜は明ける。」
イントロダクション
高校生の上ノ山立夏は、佐藤真冬の歌声に衝撃を受け、中山春樹、梶秋彦と組んでいるバンドにボーカルとして真冬を加入させる。真冬加入後初のライブを成功させ、バンド「ギヴン」の活動が始動する中、立夏は真冬への想いを自覚し、ふたりは付き合い始める。一方、春樹は長年密かに秋彦に想いを寄せていたが、秋彦は同居人のヴァイオリニスト・村田雨月との関係を続けていて・・・。スクリーンで、春樹と秋彦、雨月の恋が軋んで動き出すーー!
作品タイトル:『映画 ギヴン』
出演:佐藤真冬:矢野奨吾/上ノ山立夏:内田雄馬/中山春樹:中澤まさとも/梶 秋彦:江口拓也/村田雨月:浅沼晋太郎
原作:「ギヴン」キヅナツキ(新書館「シェリプラス」連載中)
監督:山口ひかる
脚本:綾奈ゆにこ
キャラクターデザイン:大沢美奈
総作画監督:永田陽菜/二宮奈那子
美術設定:綱頭瑛子
美術監督:岡本綾乃/大西達朗
色彩設計:加口大朗
撮影監督:芹澤直樹
CG監督:水野朋也
編集:伊藤利恵
音響監督:菊田浩巳
音楽:未知瑠
アニメーションプロデューサー:比嘉勇二/秋田信人
アニメーション制作:Lerche
主題歌:センチミリメンタル
配給:アニプレックス
公式サイト:given-anime.com
公式Twitter:@given_anime
コピーライト:(c) キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会
『映画 ギヴン』8月22日(土)公開
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