セザール賞長編アニメーション賞受賞をはじめ、世界中で喝采を浴び、日本でも絶賛されたオーレル監督長編アニメーションデビュー作『ジュゼップ 戦場の画家』(8月13日(金)全国順次公開)の新場面写真が解禁された。
本作は、1939年スペイン内戦により、避難先のフランスの強制収容所で難民となった実在の画家ジュゼップ・バルトリの人生に迫る物語。愛する人との再会を胸に、どんな現実も描くことで生き抜いた男の感動の実話となっている。
ジュゼップ ・バルトリと同時代を生きたメキシコを代表する女性画家フリーダ・カーロ。彼女が描いた鮮烈な自画像を一度目にしたら、忘れられない人も多いはず。フェミニズム、革命家のアイコンとしても親しまれ、その波乱万丈な人生は、第75回アカデミー賞6部門ノミネートを果たした『フリーダ』(02)や、『フリーダ・カーロに魅せられて』(20)などで描かれてきた。
ジュゼップ ・バルトリは、スペイン内戦によりフランスの強制収容所で難民となりながらも、描くことで生き抜き、メキシコへの亡命を果たした後にフリーダの恋人となった、知られざる芸術家だ。NY移住後は、マーク・ロスコやフランツ・クライン、ウィレム・デ・ クーニングといった画家らとも交流を持ち、「サタデー・イブニング・ポスト」や「ホリデイ」などでイラストを手がけてきた。
この度解禁となった新場面写真には、ジュゼップを愛おしそうに見つめるフリーダの姿、タバコを咥え神秘的な雰囲気が漂うカット、ジュゼップの肖像画を描く場面、家の壁に青いペンキを塗るシーンなどが映し出されている。数奇な運命を辿ったふたりの芸術家が惹かれ合う姿にも注目だ。
戦禍の時代と20世紀を生き抜いたアーティストの”魂の旅”を映像化した本作は、絵を描くこと、そして生きることの素晴らしさを伝えてくれる希望の物語だ。
ストーリー
1939年2月。スペイン内戦の戦火から逃れた大勢の難民が南フランスに押し寄せる。フランス政府によって強制収容所に入れられた難民たちは、劣悪な環境のもとで飢えや病気に苦しみ、監視役のフランス人憲兵たちはことあるごとに虐待を加えていった。そんな中、粗末な小屋の壁や地面に黙々と絵を描いているジュゼップ・バルトリという画家がいた。新米の憲兵セルジュは先輩の憲兵たちの目を盗み、ジュゼップに紙と鉛筆を与え、ふたりの間にはいつしか有刺鉄線を越えた友情が芽生える。セルジュはジュゼップがスペイン脱出の際に離ればなれになった婚約者がいたことを知り、再会を夢見る切なる思いに触れ、彼女を探すのを手伝うが…。
作品タイトル:『ジュゼップ 戦場の画家』
監督:オーレル
脚本:ジャン=ルイ・ミレシ (『幼なじみ』、『キリマンジャロの雪』)
2020年/フランス・スペイン・ベルギー/仏語・カタロニア語・スペイン語・英語/74分/シネマスコープ/カラー/5.1ch/原題:JOSEP/日本語字幕:橋本 裕充
配給:ロングライド
公式サイト:longride.jp/josep/
公式Twitter:@josepmovie
コピーライト:(C)Les Films d’Ici Méditerranée – France 3 Cinéma – Imagic Telecom – Les Films du Poisson Rouge – Lunanime – Promenons – nous dans les bois – Tchack – Les Fées Spéciales – In Efecto – Le Mémorial du Camp de Rivesaltes – Les Films d’Ici – Upside Films 2020
8月13日(金)、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
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