『ジュゼップ 戦場の画家』有刺鉄線、そして海まで越えた友情!シルビア・ペレス・クルスの楽曲にのせた本編映像解禁

ジュゼップ 戦場の画家

セザール賞長編アニメーション賞受賞をはじめ、世界中で喝采を浴び、日本でも絶賛されたオーレル監督長編アニメーションデビュー作『ジュゼップ 戦場の画家』(8月13日(金)全国順次公開)より、本編映像が解禁された。

劣悪な環境の強制収容所で、難民となったスペイン人画家ジュゼップに手を差し伸べた心優しきフランス人の新米憲兵セルジュ。2人は次第に固い友情で結ばれていく。収容所での知られざる実態を描くとともに、ジュゼップと心優しき新米憲兵セルジュが織りなす友情物語にも心打たれる。

今回解禁された本編映像は、ジュゼップとかつて収容所の憲兵だったセルジュが久しぶりの再会を果たし、熱く抱擁を交わす感動的な場面。

ソンブレロの帽子を被った演奏家たちが奏でる音楽に乗せて、セルジュはジュゼップに会うため遥々メキシコへ向かう。列車から降りると、そこにはフランスの国歌「ラ・マルセイエーズ」を歌い、セルジュの到着を心待ちにするジュゼップの姿が。「友よ…」セルジュを強く抱きしめるジュゼップ。収容所での悲劇や喜び、どんな瞬間も互いに支え合ってきた姿を感じ取れる。やがて場面は切り替わり、ジュゼップが実際に描いた、オペラハウスのベジャス・アルテス宮殿をはじめ、メキシコシティの街並みが映し出される。

このシーンで流れる陽気な楽曲は、シルビア・ペレス・クルスのアルバム「FARSA」に収録されている「Futuras Madres Del Mundo」。スペインのアカデミー賞ことゴヤ賞に輝き、2度にわたりジャズクラブの老舗 Blue Note Tokyoで来日公演を果たしたシルビアは、現代カタルーニャの歌姫として音楽ファンから愛されている。本作では、フリーダ・カーロ役の声も担当するなど、多彩な才能を発揮している。

激動の時代に翻弄されながらも、友情、恋、そして画家としての人生の彩りを取り戻していく姿が、鮮やかな映像とともに異国情緒あふれる楽曲で映し出される。混迷の今だからこそ語り継ぎたい、希望にあふれる感動の実話『ジュゼップ 戦場の画家』を、ぜひスクリーンで。

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