池袋を舞台に描かれる青春ファンタジー、劇場アニメ『君は彼方』が11月27日(金)に全国公開される。
監督・脚本・原作を務めるのは長編劇場アニメーション作品が本作で初となる瀬名快伸。<第10回山形国際ムービーフェスティバル2014>にて短編アニメーション作品『奇魂侍』で山形県知事賞を授賞。同作品はアニメーションの国際映画祭である仏・アヌシー国際映画祭にも出展され大きな反響を得た。
また、監督・脚本だけでなくマンガの執筆、「刹界エイトレイド」では主人公の声優も担当するなど、マルチな才能で活躍を見せる新進気鋭の監督だ。
そして、本作で努力や面倒なことが嫌いで日々を何となく生きている主人公・澪(みお)を演じたのは、純朴な役からコミカルな役まで幅広い顔で魅了する実力派女優・松本穂香。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で主人公の同僚・澄子を演じて以降、オファーが絶えない飛ぶ鳥を落とす勢いの注目女優。
さらに、澪の幼馴染の新(あらた)を演じたのは、ブレイク若手俳優の登竜門「仮面ライダーエグゼイド」で仮面ライダーブレイブ役を演じ、子供だけでなく幅広い年齢層から支持を得ている俳優・瀬戸利樹と、今最も熱い視線が注がれている2人が声優を務める。
この度、不思議な世界に迷い込む主人公の澪(みお)を助ける謎の少女・菊ちゃん役として、TVアニメ『鬼滅の刃』(胡蝶しのぶ)やTVアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(レオナ)などで知られる早見沙織が、現実世界での澪の友人・円佳役としてTVアニメ『HUGっと!プリキュア』(輝木ほまれ / キュアエトワール)などで知られる小倉唯が出演していることが発表となった。
本作へ参加した感想を聞かれた早見は「お芝居に関しては、基本的にNGはないのでまずは感じたままに自由に表現してくださいとお言葉を頂きました。その上でより良いものを作り上げるために、何度もリテイクを重ねて監督と共に追求した箇所もありました」とコメント。
小倉は松本と一緒にアフレコを行ったことに触れ、「普段は声優と女優という違う畑にいる私たちですが、その時ばかりはアフレコ技術や演技力を互いにリスペクトし合い、様々なことをお話しながら収録が進みました。演者としてとても刺激になりましたし、情熱ややる気にみちあふれた、楽しい現場でした」と語った。
また、本作の舞台であり、アニメの聖地でもある“池袋”について早見は「何度も訪れたことがある場所ですが、細部までリアルな池袋の街並みと、そこで起こるファンタジーな出来事との取り合わせが不思議で、引き込まれました」と話し、小倉も「都内にいる人なら誰もが一度は足を運んだことのあるようなメジャーな土地のイメージですが、特にアニメやゲームファンの方々にとってはどこか親しみある町になっているのではないかな、と思っています。この作品をきっかけに、池袋のよりディープな魅力を感じるきっかけになったり、作中に登場する聖地をファンの方同士で一緒に巡っていただけたたら、本作への魅力や理解度も深まるのではないかな、と思います」と語った。
早見と小倉を起用した理由について瀬名監督は「早見さんは随分前に一度だけご挨拶させていただいた程度でしたが、その時の印象が「無垢な人」でした。菊ちゃんを造形していくときに、”無垢な存在”というのが最初にあって、そこから記憶がポンポンとすぐつながって、早見さんが声を吹き込んでくれたら最高だなと思いオファーしました。小倉さんとは何度か現場でご一緒する機会があり、キャラや芝居の変化に触れる機会が多かったんです。ハキハキしたヒロインキャラ、おっとりキャラ、神秘的なキャラなど毎回違う色んなキャラの芝居を間近で聞き、円佳が持つ、悩みが無さそうだけど、その中にある複雑な感情や状況を表現できると思いお願いしました。」とコメント。
アフレコを終えた感想を聞くと「アフレコの後、この映画を作った経緯を説明したのですが、途中からずっと早見さんは泣いてました。本当に純粋な人なんだと、早見さんの存在に僕が感動しました。また、小倉さんは台本を読み込む力、読解力の高さにいつも驚かされます。円佳というキャラをそのままストレートに演じるのではなく、演出や物語の構造を理解して、微妙なニュアンスを芝居で出していただきました。ぜひ劇場でそんな無垢な菊ちゃんと、円佳の繊細な芝居を聞いていただけたらと思います」と語った。人気声優の参加も発表され。益々盛り上がりを見せる本作に是非ご期待頂きたい。
コメント
菊ちゃん役 : 早見 沙織(はやみ さおり)
■『君は彼方』に参加してみて
菊ちゃんは着物を着た可愛らしい少女ですが、物語の中で、主人公澪を導く存在です。
監督からは、澪のメンター、田舎のおばあちゃんのような存在だとお話を伺いました。
アフレコ現場にはスタッフの皆様の熱が満ちていて、自然とマイクの前で気持ちが引き締まったのを覚えています。
お芝居に関しては、基本的にNGはないのでまずは感じたままに自由に表現してくださいとお言葉を頂きました。その上でより良いものを作り上げるために、何度もリテイクを重ねて監督と共に追求した箇所もありました。
■アニメの聖地・池袋が舞台という事に対して
舞台である池袋は私も何度も訪れたことがある場所ですが、細部までリアルな池袋の街並みと、そこで起こるファンタジーな出来事との取り合わせが不思議で、引き込まれました。
生きていく中での人と人との繋がり、自分の道を自分で決めること、誰かに正直な思いを伝えること…改めて見つめ直すきっかけをくれるような作品です。ぜひ、ご覧ください。
円佳役 : 小倉 唯(おぐら ゆい)
■『君は彼方』に参加してみて
収録前、監督から直々に作品の世界観やストーリーに込めたメッセージ・各キャラクターへの説明がありました。監督の作品に対しての熱い想いや、信念の強さには圧倒され、その真っ直ぐな作品への情熱が、そのまま本作の魅力に繋がっているんだろうな、と感じました。アフレコでは、女優でご活躍されている松本穂香さんとご一緒させていただきました。普段は声優と女優という違う畑にいる私たちですが、その時ばかりはアフレコ技術や演技力を互いにリスペクトし合い、様々なことをお話しながら収録が進みました。演者としてとても刺激になりましたし、情熱ややる気にみちあふれた、楽しい現場でした。
■アニメの聖地・池袋が舞台という事に対して
池袋は、都内にいる人なら誰もが一度は足を運んだことのあるようなメジャーな土地のイメージですが、特にアニメやゲームファンの方々にとってはどこか親しみある町になっているのではないかな、と思っています。この作品をきっかけに、池袋のよりディープな魅力を感じるきっかけになったり、作中に登場する聖地をファンの方同士で一緒に巡っていただけたたら、本作への魅力や理解度も深まるのではないかな、と思います。
監督・脚本・原作:瀬名 快伸(せな よしのぶ)
■早見さんと小倉さんを起用した理由
早見さんは随分前に一度だけご挨拶させていただいた程度でしたが、その時の印象が「無垢な人」でした。菊ちゃんを造形していくときに、”無垢な存在”というのが最初にあって、そこから記憶がポンポンとすぐつながって、早見さんが声を吹き込んでくれたら最高だなと思いオファーしました。
小倉さんとは何度か現場でご一緒する機会があり、キャラや芝居の変化に触れる機会が多かったんです。
ハキハキしたヒロインキャラ、おっとりキャラ、神秘的なキャラなど毎回違う色んなキャラの芝居を間近で聞き、円佳が持つ、悩みが無さそうだけど、その中にある複雑な感情や状況を表現できると思いお願いしました。
■アフレコを終えての感想
アフレコの後、この映画を作った経緯を説明したのですが、途中からずっと早見さんは泣いてました。
本当に純粋な人なんだと、早見さんの存在に僕が感動しました。
また、小倉さんは台本を読み込む力、読解力の高さにいつも驚かされます。円佳というキャラをそのままストレートに演じるのではなく、演出や物語の構造を理解して、微妙なニュアンスを芝居で出していただきました。
ぜひ劇場でそんな無垢な菊ちゃんと、円佳の繊細な芝居を聞いていただけたらと思います。
ストーリー
澪(松本穂香)は幼馴染の新(瀬戸利樹)の事が気になっているが、気持ちを伝えられず微妙な関係を続けていた。ある日、些細な友人の言葉をきっかけに2人はケンカをしてしまう。澪は何とか仲直りをしようと雨の中を新の元へ向かう途中、交通事故に遭ってしまった。意識を取り戻した澪が目を開けると、そこには不思議な世界が広がっていた。
作品タイトル:『君は彼方』
出演:松本穂香 瀬戸利樹
早見沙織 小倉唯
監督・脚本・原作:瀬名快伸
制作:デジタルネットワークアニメーション
企画:CUCURI
配給:ラビットハウス、エレファントハウス
公式サイト:http://www.kimikana.jp/
公式Twitter:@kimikana_movie #君は彼方 #キミカナ
コピーライト:(C)「君は彼方」製作委員会
11月27日(金)TOHOシネマズ池袋ほか全国ロードショー!
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