『マルセル 靴をはいた小さな貝』たった2.5センチの貝:マルセルが準備万端で広い世界へ!未知なる冒険前の本編映像解禁

マルセル 靴をはいた小さな貝

第95回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネート、第50回アニー賞3部門受賞、第80回ゴールデングローブ賞アニメ映画賞ノミネートとなった話題作『マルセル 靴をはいた小さな貝』(6月30日(金)公開)の本編映像が解禁された。

貝なのに驚いたり、意気込んだり、涙を流したり、まるで人間と同じような感情表現をする、靴をはいた小さな貝・マルセル。不慮の事故で離れ離れになってしまった家族を見つける為に、同居する映像作家のディーンの協力を得て、自ら出演するYouTube動画をアップすると、動画がSNS上でバズを起こし、思わぬ形で全米の人気者となってしまう様相が描かれていく。

実写とストップモーションを組み合わせ、監督自身が本人役で出演するなど、フィクションでありながらもドキュメンタリーのように見せかけたモキュメンタリー手法で、“たった2.5センチの、靴をはいたおしゃべりな貝”マルセルの姿を、コミカルに、エモーショナルに描く本作。YouTubeで公開した短編から始まった本作は瞬く間に累計再生回数5,000万回を記録し、長編映画化。やがてアカデミー賞をはじめ世界の映画賞レースで注目を集める作品となった。

全米公開時には『ミッドサマー』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などで知られる製作・配給会社A24が複数のハリウッドメジャーとの競争の末に北米配給権を獲得したことでも話題を呼び、「マルセルに会えば世界が変わって見える」(The Hollywood Reporter)、「本年度最も楽しくて、胸に刺さる!」(Entertainment Weekly)など、全米メディアからも絶賛されている。

そして今回解禁された本編映像では、家族を捜索するために、普段暮らしている一軒家を出て外の世界に向かい、未知なる冒険をしようと決意したマルセルが事前準備を進めていく様子が映し出される。

“外は危険”という情報を得ていたマルセルは、自宅にあったマッチ棒、ペンライト、ヘルメットを装着して武装モードに大変身。未知なる世界へ飛び込むための準備を進めていくのだが、ここでひとつ心配事が…。それは同居する唯一の家族である祖母・コニーを、一人で留守番させてしまう事だった。

彼女を守る為にマルセルは、レーズンや水といった非常食から、停電用の懐中電灯、救助信号用の花火、暇を持て余したときの本まで手配する。それでも不安を拭えないマルセルは、キッチン用のザルでコニーを囲い、身の安全を確保しようとするも、コニーからは「出してちょうだい」と拒否されてしまう…。

防災品の準備から説明までこなす、神経質で心配性なマルセルの様子がうかがえるが、広い世界へ飛び出した先には何が待っているのか。小さな貝の大冒険の続きは是非本編で確かめたい。

マルセル 靴をはいた小さな貝
マルセル 靴をはいた小さな貝

自ら出演、脚本、監督を務めたディーン・フライシャー・キャンプは、「マルセルは体長2.5センチ、5セント硬貨ぐらいのサイズです。彼は思わぬ形で全米中の注目の的となり、反動によって大きな悩みを抱えていきます。しかしマルセルは絶望もせず、悲劇のヒーローを気取ることもありません。彼は自分のことを愛しているからです。辛い状況にある時にこそ、人はより強く成長するということを、マルセルを通して描きました」と、おしゃべりで好奇心あふれる貝・マルセルの存在を紐解きながら、本作で伝えたいテーマも解説している。

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