『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』制作ドキュメンタリー映像公開 唯一無二の世界観を創り出す秘密とは!?

三部作構成となる『劇場版モノノ怪』シリーズの『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』(3月14日公開)より、制作ドキュメンタリーの前編が公開された。

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本シリーズは、謎の男・薬売りが、人の情念や怨念が取り憑いたモノノ怪によって引き起こされる怪異を鎮めるため、諸国を巡る物語。2024年7月には映画『劇場版モノノ怪 唐傘』が公開。「第28回ファンタジア国際映画祭」で長編アニメ部門最優秀賞と観客賞銅賞をW受賞するなど、海外からも高い評価を得ている。

『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』は、『モノノ怪』の真骨頂である和紙テクスチャを活用した絵巻物のように絢爛豪華な世界観、主人公・薬売りのミステリアスな魅力など、独創的かつ密度の濃い映像美はそのままに、物語がさらなる発展と深化を遂げる。

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舞台は第一章に続き大奥。世を統べる天子のお世継ぎを巡る家柄同士の謀略と衝突に焦点を当て、翻弄される女たちの心に渦巻く葛藤や苦悩を一歩踏み込んで描写。業火のごとく燃え上がる情念はやがて異形の存在・モノノ怪を産み落とし……。大奥が再び危機に見舞われるなか、薬売りとモノノ怪の新たな闘いが始まる。

制作ドキュメンタリー・前編で、インタビューに答えたのは、高橋裕一(アニメーションキャラデザイン・総作画監督)、辻田邦夫(色彩設計)、泉津井陽一(ビジュアルディレクター)の3名。
浮世絵を彷彿とさせる特徴的なルックと、目が眩むほどの絢爛豪華な色彩で観客を魅了する『モノノ怪』。唯一無二の世界観はどのように作られているのか――。

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「薬売りは一番美形に描いている」「昼であっても夜であっても、背景の色合いは変えるが明るさは変えない」「キャラクターに影をつけない」「“絵”であるというコンセプトは外せない」「あえて立体的にしない、ならないようにする」「場面と状況によって、水の色をコントロールしている」など、『劇場版モノノ怪』ならではの制作秘話が飛び出す。和紙テクスチャのこだわりや、本作の注目ポイントをはじめ、本映像でしか見られない貴重な作業風景やメイキング素材は必見。

なお、制作ドキュメンタリーの後編は近日中に公開予定。

ストーリー
モノノ怪・唐傘との壮絶な戦いから程なくして、再び大奥に現れた薬売り(神谷浩史)。その大奥内では、先の事件の余波で変化が生じていた。総取締役だった歌山の後任となった名家の出身・大友ボタン(戸松遥)は、規律と均衡を重んじて厳格な采配を振るう。その結果、天子(入野自由)の寵愛を一身に受ける叩き上げの御中臈・フキ(日笠陽子)との間に亀裂が生じ、両者の溝は深まるばかり。天子の正室である御台所の幸子(種﨑敦美)が産んだ赤子の後見人選定が進む中、フキに訪れる状況を一変させる大きな事態。表を取り仕切る老中大友(堀内賢雄)にとって都合の悪い火種である “望まれぬ子”を身籠ったフキに、男たちの策謀が次々と迫る。
錯綜する思惑、やがて暴走する“火消し”の策略……。時を同じくして、突如として人が燃え上がり、消し炭と化す人体発火事件が連続して発生。モノノ怪の仕業とにらんだ薬売りは事態を収めようとするが、群れで行動し、神出鬼没の怪異に手を焼く。この怪異の正体は「火鼠」の子供たちで、彼らはただ人を襲うだけではなく同時に母を探しているようだが、本体である火鼠の母親はなかなか姿を見せない。火鼠は何故、赤子を狙うものたちを襲うのか。自らを燃してもなお止まらぬ火鼠の情念がもたらす悲劇とは。
薬売りはその謎を解き、モノノ怪を斬るための三様【形・真・理】を突き止めるべく大奥に巣食う闇へと足を踏み入れていく。

『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』
声の出演:神谷浩史、日笠陽子、戸松遥、梶裕貴、細見大輔、黒沢ともよ、チョー、堀内賢雄
総監督:中村健治
監督:鈴木清崇
脚本:新八角
主題歌:「花無双」アイナ・ジ・エンド(avex trax)
配給:ツインエンジン ギグリーボックス
(C)ツインエンジン

公式サイト:https://www.mononoke-movie.com/
公式X:@anime_mononoke

3月14日(金)全国公開

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