『翠星のガルガンティア』、『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』の村田和也監督×『交響詩篇エウレカセブン』、『僕のヒーローアカデミア』のボンズ制作のタッグで贈るバイオSFアクション、『A.I.C.O.Incarnation』がNetflixオリジナル作品として3月9日(金)よりいよいよ全世界独占配信がスタートする。
キャストには、主人公の橘アイコ役を白石晴香、他にも小林裕介、子安武人、田中敦子など豪華声優陣が集結。さらにシリーズ構成は野村祐一、キャラクター原案は鳴子ハナハル、キャラクターデザイン・総作画監督は石野聡といったそうそうたる顔ぶれが揃った。
メインメカニックデザイン・高倉武史による、近未来感あふれる武器&メカニック設定画解禁!
全世界独占配信を目前に控え、監督の村田和也とメインメカニックデザインの高倉武史のコメントが到着。完全オリジナル作品である本作の制作のきっかけやメカニックデザインへの思いが明かされている。
また、本作はバイオSFアクションというフィクションでありながら、将来的に実現が想像されるような科学技術がふんだんに盛り込まれているのも見どころだ。そんな作品の世界をさらに盛り上げるのが近未来感あふれる武器やメカの数々。その設定画も合わせて解禁。
主人公・橘アイコは、“ダイバー”たちとともに、自身の身体に隠された“秘密”を解くためバーストの中心地“プライマリーポイント”を目指す。彼らダイバーの武器が高出カレールガンとコイルガン。また、ダイバーが搭乗するバイポッド(二脚移動車とビートル(六脚移動車)も合わせて解禁。ビートルはマターによって浸食されたエリアという特殊な環境でも自由自在に動き回れる多脚型で、1 本1 本の足を自由に動かせる自在性を兼ね備える。また重機の延長線上にありつつ、戦車的な攻撃能力と優れた運動機能を実現させた混合型のデザインだ。
監督:村田和也さんのコメント
Q:制作のきっかけについて
プロデューサーから「一緒にオリジナル作品を作りませんか」と声をかけて頂いたのが最初です。「チームによるアクションもの」というお題をいただきいろいろ考えていく中で、近未来の日本を舞台にして、ある生物的災害により閉鎖された地域に特殊任務を負ったチームが潜入してミッションを達成する、という話を物語の骨格にしようということになっていきました。そこで思い至ったのが、以前から考えていたバイオ系SF 作品で、「体を奪われてしまった少女が、謎の少年の導きにより自分の体を取り戻す旅に出る」という企画です。自分の体を失ってしまうという極限状況に陥った少女は、いったい何を感じ体験するのか。その設定が今回の企画にそのまま取り込めるのではないか、ということを思い立ちました。
Q:作品の見どころについて
大規模生物災害という状況に対して、解決する糸口になる存在が普通の女子高生であるというそのコントラスト。特別な知識を何も持たず事態について何も知らない女の子の目線で、様々な事実が徐々に明らかになっていくスリリングさ。そういったものが視聴者の方を引き込む面白さに繋がるのではないかと思いました。生命工学の技術が今よりも格段に進歩した時、実際に起こるかも知れない出来事として、視聴者の方に生々しい体験として感じ取っていただけたらなと思っています。
メカニックデザイン:高倉武史さんのコメント
Q:村田監督からのオーダーについて
監督からはこんな感じのメカが欲しい、こういう風に見せたいというイメージがビジュアルとして強くあり、それをベースに肉付けし形にしていくという作業でした。いわゆる一番濃い時代の「ガンダム」とか、そういったオーダーです。こだわったのは仕様や大きさ、形、材質、あとはその時代においてどういう風にメカが生産されているかというところです。その時代のテクノロジーはどのくらいのもので、それをもとにどう設計されているというのを意識しながら形にしていきました。
Q:デザインのポイントについて
村田監督のオーダーはリアルなものでした。ただ実写作品ではないのでリアルなものをそのまま作ってしまうのではなく、リアルなものを一度フィルターにかけないといけないと思っています。その上でアニメ的リアリティを持ったフィクションの作品に、でも作品としてみるとものすごくリアルな感じがする、というところにまず一段昇華させるんです。その上で見た人が面白いなと思うような引っ掛かりをいくつかポイントとしておいていくのですが、例えば人はパッとものを見た時に顔を探すというような脳の動きがあり、今回はその「顔」を必ず入れることをまず意識しました。見るとおそらくすべてのメカに必ずどこかしら顔らしいものがあると思います。そういったものを今回自分の中でルール付けしてデザインしました。
–君は今、人間じゃない–謎の少年と共に少女は“体”を探す旅に出る
登場人物たちの所作や表情、作画が細かく描かれており、またストーリーの展開も非常に早く、次々に衝撃の真実や陰謀が明かされ、どの回も目が離せない。そんな中、激しいアクションや近未来的で多種多様なメカニックや武器が飛び交うシーンとは対照に、第1話で主人公の所属する「紙ひこうき研究部」で飛ばす、チップ入りの紙ひこうきが印象的であった。
自分とは何か。困難に立ち向かう意義とは。強く考えさせられる作品となっている。
最終話、ラストに登場する人物を、あなたはどう捉えるだろうか?
ストーリー
2035年11月。人工生体の研究中に起きた大事故“バースト”により、黒部峡谷一帯は暴走した人工生命体“マリグナント・マター”に侵蝕された。そして2037年。バーストで家族を失った15歳の少女・橘アイコは、謎を抱えた転校生・神崎雄哉と出会う。彼はアイコの身体に隠された“秘密”と、それを解くことができる“鍵”の在り処を告げる。
「この災厄に終止符を打てるのは……君しかいないんだ」
運命に翻弄された少女が、辿り着く先とは――。
作品タイトル:Netflixオリジナルアニメ『A.I.C.O. Incarnation』
配信:3月9日(金)、Netflix にて全世界独占配信
エピソード:全12話
<スタッフ>
原作:BONES/監督:村田和也/シリーズ構成:野村祐一
キャラクター原案:鳴子ハナハル/キャラクターデザイン・総作画監督:石野 聡
コンセプトデザイン:岡田有章/メインメカニックデザイン:高倉武史/マターデザイン:三輪和宏
美術監督:東 潤一/色彩設計:岩沢れい子/CGIディレクター:太田光希/撮影監督:福田 光
編集:坂本久美子/音楽:岩代太郎/サウンド・プロデュース:UTAMARO Movement
音楽制作:ランティス/オープニング主題歌:TRUE/エンディング主題歌:白石晴香/音響監督:明田川仁
音響効果:古谷友二/アニメーション制作:ボンズ
<キャスト>
橘アイコ:白石晴香
神崎雄哉:小林裕介
相模芳彦:古川 慎
水瀬一樹:村田太志
芹 遙香:名塚佳織
三沢 楓:M・A・O
篠山大輔:竹内良太
白石真帆:茅野愛衣
黒瀬 進:大川 透
伊佐津恭介:子安武人
南原顕子:田中敦子
公式サイト:http://www.project-aico.com/
コピーライト:(c)BONES/Project A.I.C.O.
Netflixオリジナルアニメ「A.I.C.O. Incarnation」
3/9(金)よりNetflixにて全12話、全世界独占配信開始