第96回米国アカデミー賞(R)の長編アニメーション映画賞にノミネートされている『ロボット・ドリームズ』が、11月に新宿武蔵野館ほか、全国ロードショーとなることが決定し、特報とティザービジュアルが到着した。
80年代ニューヨークを舞台にドッグとロボットとの友情が描かれる本作。監督を務めたのは、2012年に手掛けた『ブランカニエベス』が第27回ゴヤ賞にて作品賞を含む最多10部門を受賞したスペインを代表する名匠パブロ・ベルヘル。アニメーション映画へは初挑戦ながら、サラ・バロンのグラフィックノベルを基に、シンプルながらも切なく温かい傑作として結実させた。
今回到着した特報では、人間のように動物が生活する世界が舞台で、ニューヨークの街で一人暮らす主人公・ドッグが、電子レンジで調理する様子からスタートしていく。“チン”という音が、部屋にこだまするほどの静けさと暗闇の部屋で、おもむろにブラウン管のテレビのチャンネルを回していると、目を引く通販番組が放映されていた。ジャズピアノの音色に乗せて宅急便で届いたのは、何とロボット。ドッグが自ら組み立てたロボットと共に暮らすことととなり、ぴょーんと大ジャンプをしている瞬間や、証明写真機で記念撮影を楽しみ、ブルックリン橋を望むベンチで仲良くちょこんと座っている様子などを映し、良きパートナとして行動している事が確認出来る。
なお本編では、アース・ウインド & ファイアーの名曲「セプテンバー」に乗せて、世界観を彩りよく表現していくという。
本年度米国アカデミー賞(R)ノミネートのほか、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞ほか、世界の名だたる映画賞を感動の渦に巻き込んでいる本作。『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞(R)作品賞などを受賞したギレルモ・デル・トロ監督が、「美しく、想像を遥かに超え、そして温かい」と称賛コメントを贈っている。
ストーリー
その出会いに世界中が恋をした
ニューヨークで暮らす一人ぼっちのドッグ。
ある夜、通販番組に惹きつけられたドッグは電話に手を伸ばす。
後日届いた大きな箱を胸を躍らせながら開封し、
部品を組み上げるとロボットが完成する。
夏の煌めく陽気の下、ドッグとロボットは友情を深めてゆくが――
『ロボット・ドリームズ』
監督・脚本:パブロ・ベルヘル
原作:サラ・バロン
アニメーション監督:ブノワ・フルーモン
編集:フェルナンド・フランコ
アートディレクター:ホセ・ルイス・アグレダ
キャラクターデザイン:ダニエル・フェルナンデス
音楽:アルフォンソ・デ・ヴィラジョンガ
2023年|スペイン・フランス|102分|カラー|アメリカンビスタ|5.1ch|原題:ROBOT DREAMS|字幕翻訳:長岡理世
配給:クロックワークス
(C) 2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL
公式サイト:https://klockworx-v.com/robotdreams/
公式X:@robotdreamsjp
11月 新宿武蔵野館ほか 全国ロードショー