ドリームワークス・アニメーションの最新作『野生の島のロズ』の日本語吹替版で声優を務める綾瀬はるかと柄本佑が、来日中のクリス・サンダース監督と初鼎談した映画公開記念スペシャルインタビュー映像が解禁された。
本作は、野生の島で起動した最新型アシスト・ロボットの「ロズ」に、ひょんなことから愛情が生まれ、動物たちと共に生き、島の危機を乗り越えていく感動の物語。
原作は、アメリカの作家ピーター・ブラウンによる著書『野生のロボット』シリーズ。2016年に出版された『野生のロボット』はニューヨーク・タイムズのベストセラーリストで1位を獲得し、一大現象となったほか、チルドレンズ・チョイス・アワードの年間最優秀イラストレーター賞や、ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞等を含む数多くの文学賞を受賞した傑作童話。製作は、ドリームワークス・アニメーションの『ボス・ベイビー:ファミリー・ミッション』や『カンフー・パンダ』シリーズのジェフ・ハーマンが務めている。
本日、全国公開を迎えた本作は、第82回ゴールデングローブ賞では4部門にノミネート、第52回アニー賞では最多9部門10ノミネートされており、第97回アカデミー賞(R)では、【長編アニメ映画賞】、【作曲賞(クリス・バワーズ)】、【音響賞】の3部門にノミネートされている話題作。
解禁された映像では、まず、『野生の島のロズ』の製作で一番心掛けていたことや、本作に込めたメッセージについて、クリス・サンダース監督が「実はキャリアの中でも、こんなに公開することが、観客の方と映画を分かち合うことにワクワクしている作品はないんです。原作が本当に素敵で、すごくパワフルなテーマをたくさん持っています。だから、それをしっかりと映画でお届けすることに責任を感じていました」と真剣な表情で語った。
そんな本作を鑑賞した感想について、アシスト・ロボットのロズ役を演じた綾瀬は、「始めはプログラムされているロボットのロズが、野生の島でひな鳥やチャッカリに出会って、いろんな感情が芽生えていきます。ロズがみんなに愛を与えて、最後はその愛をみんなが返してくれるというすごく良いサイクルができています。最後はロズがいなくてはならない存在になっていく過程が、すごく丁寧に描かれているところに感動しました」と、ロズと動物たちの描き方に感動したことを明かした。
また、キツネのチャッカリ役を演じた柄本が「僕が一番「すげえな」と思ったのは、この作品の持つ純度の高さと言いますか、めちゃくちゃピュアな映画だなと思っています。監督に、そのピュアさを保っている秘訣は何かあるのかを聞いてみたいなって思っています」と語ると、サンダース監督は「もともと純度がすごく高いストーリーでした。物語的にも気が散ることなく、すぐ核心に入ることができるし、またロズに関しても、例えば年齢や、どこから来たのか、という情報が一切ないので、気を散らせることなく純粋に彼女を見ることができるというのが、ストーリーやフィーリングの純度につながっていると思います」と回答した。
続いて、ロズのキャラクターについて、サンダース監督は「すごくポジティブで、心が美しく、常に良いことをしようと思っているところが、素敵なキャラクターだと思います」とコメント。そんなロズを演じた綾瀬は、「例えば吹雪の中でも、「人生はうまくできている」っていう、周りに貰った言葉を使って、必死に仲間の動物たちを助けようとします。本当にみんなのために一生懸命注いでいるところが好きです」と振り返った。
また、キツネのチャッカリについて、サンダース監督は「はじめは状況を良いように利用するけれど、結局は友情が芽生えていくというキャラクターですが、チャレンジングだったのは、奥行きを持たせること。ダメージを持っているけれど、それを彼は隠しています。それがあったからこそ、チャッカリは今のチャッカリになっているというところをどういう風に描くのか、というのが一つチャレンジでした」と、挑戦的なキャラクター作りだったことを回答。
柄本は「今の監督のお言葉を事前に聞いていたら、たぶんプレッシャーでここまでのびのびできてなかったと思うので、今聞けて良かったです(笑)。物語の中においても、ロズの存在によって「だまくらかしてやろう」という部分がありますが、同じように心を溶かされていって…そうして心が芽生えていくところはやっぱり素敵だと思います」と、チャッカリの魅力的な変化について語った。
最後に、柄本は「とにかく純度の高い、壮大な映画になっています。前情報があってもなくても楽しんでいただける作品となっていると思いますので、ぜひぜひ劇場に足を運んでいただければと思います」、綾瀬は「登場動物たち、本当にどのキャラクターも愛おしくてかわいくて、大好きになるキャラクターです。映像も音楽も素晴らしく、最後にロズの大きな愛でみんなを包み込んでいく感じが、観ていて一緒に包まれるような、そしてロズみたいになりたいなって思えるような部分があります。心がすごく温かく、大事なことに改めて気づくような、そういう作品になっていると思います」、サンダース監督は「『野生の島のロズ』は私が非常に誇りに思っているプロジェクトです。特に声優のパフォーマンスは素晴らしく、音楽も同様です。皆さんが大好きになってくれる映画だと思います。ぜひご覧になってください」と、メッセージを送った。
ストーリー
無人島に漂着した最新型アシスト・ロボットのロズは、キツネのチャッカリとフクロネズミのピンクシッポの協力のもと、雁のひな鳥キラリを育てるうち、心が芽生えはじめる。ロズの優しさに触れ、怪物として彼女を拒絶していた動物たちも、次第に島の“家族”として受け入れていく。いつしか島はロズにとっての“家”となっていくのだった―。渡り鳥として巣立っていくキラリを見送り、動物たちと共に厳しい冬を越えた頃、回収ロボットが彼女を探しにやってくる。果たして、築いてきた動物たちとの絆から引き裂かれようとするロズの運命は!?島の存亡をかけたロズと動物たちの戦いが、いま始まろうとしていた―。
『野生の島のロズ』
日本語吹替えキャスト:綾瀬はるか(ロズ)、柄本 佑(チャッカリ)、鈴木 福(キラリ)、いとうまい子(ピンクシッポ)、千葉 繁(クビナガ)、種﨑敦美(ヴォントラ)、山本高広(パドラー)、滝 知史(サンダーボルト)、田中美央(ソーン)、濱﨑 司(赤ちゃんキラリ)
本国声の出演:ルピタ・ニョンゴ、ペドロ・パスカル、キャサリン・オハラ、ビル・ナイ、キット・コナー、ステファニー・シュウほか
監督・脚本:クリス・サンダース
原題:『THE WILD ROBOT』
アメリカ/カラー/2024年/102分/スコープサイズ/ドルビーデジタル/字幕翻訳:林完治/吹替翻訳:桜井裕子
全米公開:9月27日
配給:東宝東和、ギャガ
(C)2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.
公式サイト:https://roz-movie.jp/
公式X:@Dreamworks_JP
公式instagram:@dreamworks_jp
公式TikTok:@roz_movie_japan
全国公開中!
関連記事
■ 鈴木福、NiziUが『野生の島のロズ』スペシャル・イベントに登壇 NiziUの楽曲「AlwayS」スペシャル映像も初公開
■ 映画『野生の島のロズ』ロズに感情的な変化が訪れる、雁の雛・キラリとの初対面シーン本編映像が公開
■ 『野生の島のロズ』×ガストがコラボ 鈴木福、クリス・サンダース監督らがスペシャルコラボメニューを試食体験
■ 『野生の島のロズ』クリス・サンダース監督が来日 綾瀬はるか、柄本佑、鈴木福、いとうまい子と日本語吹替版完成披露試写会に登壇
■ 子供たちが未来のロボットを考える映画体験プログラム「TOHO CINEMAS BOAT」×『野生の島のロズ』実施
■ 『野生の島のロズ』綾瀬はるか、柄本佑、鈴木福、いとうまい子のアフレコ風景&特別インタビュー映像解禁
■ 【応募終了】ゲスト登壇予定!映画『野生の島のロズ』日本語吹替版完成披露試写会に15組30名様ご招待☆
■ 映画『野生の島のロズ』NiziUの新曲「AlwayS」がスペシャルソングに決定 楽曲入り予告編とNiziUからのコメント公開
■ ハリセンボンが映画『野生の島のロズ』の宣伝アンバサダーに就任 雁の仲間の役で吹替も担当
■ 『野生の島のロズ』綾瀬はるか、柄本佑、鈴木福、いとうまい子らが日本語吹替版キャストに決定 本予告映像も解禁
■ ドリームワークス・アニメーション最新作『野生の島のロズ』壮大な冒険が動き出す第一弾予告編が解禁
■ 人間のいない野生の島で、アシストロボットのロズが出会うものとは『野生の島のロズ』ティザービジュアル&新場面写真
■ ドリームワークス最新作『野生の島のロズ』2025年2月公開決定、特報映像解禁