[インタビュー]『フィフティ・シェイズ・フリード』ブルーレイ&DVDリリース記念!ダコタ・ジョンソンのインタビュー到着

世界中の女性を虜にした『フィフティ・シェイズ』シリーズ最終章である『フィフティ・シェイズ・フリード』ブルーレイ&DVDが好評リリース中だ
本作は全世界で累計1億部を超えるE L ジェイムズのベストセラーを映画化。3部作の最終章である『フィフティ・シェイズ・フリード』は、世界54地域で初登場1位を記録、3作累計興収は全世界で13億1900万ドルという大記録を打ち立てた。

最終章では様々な困難をくぐり抜けたクリスチャン・グレイ(ジェイミー・ドーナン)とアナ・スティール(ダコタ・ジョンソン)が、やっと夫婦として結ばれ、セレブ感あふれる夢のような新婚生活を満喫する。しかし、2人の幸せを危険にさらす新たな脅威が!?
このたび、本作のブルーレイ&DVDリリースを記念して、アナを演じたダコタ・ジョンソンのインタビューが到着。相手役であり「永遠の友達」と称するジェイミー・ドーナンとの関係性をはじめ、充実した3部作だったことを明かした

目次

「ジェイミー・ドーナンを信頼できたから、究極の官能シーンも乗り越えられた」

ダコタ・ジョンソン(アナスタシア・スティール役) インタビュー

――「フィフティ・シェイズ」シリーズの3作目にして最終作が完成した時、どのような気分でしたか?

懐かしさもあれば、経験できたことに感謝の気持ちもあるし、楽しみな気持ちもあったわ。

――撮影現場での最後の日はどうでしたか?

とても神秘的なものだった。私たちは夜通しで仕事をしていて、最後のシーンで日の出を待っていたけれど、太陽はもう二度と昇ってくることがないかのように思ったわ。しばらくしてじっと待っていた日の出になり、やっとそのシーンの撮影ができた。美しい朝だったわ。

――2作目でアナスタシア・スティールが自分で出した条件のもとでクリスチャン・グレイと再び連絡を取り合うことになりましたが、今回の『フィフティ・シェイズ・フリード』では2人の関係はどのように展開したのでしょうか?

今回の3作目では、アナスタシアとクリスチャンの2人とも、お互いの間の支配と力の関係が絶えず変化していることに気づいていると思う。でも、2人は結婚を決断したことから、お互いを敬い、2人の関係自体に生命があるかのように大切にするとはっきりと決意するの。そうすることで、外からの影響や脅威から悪い影響を受けることはなくなる。そうは言っても、アナスタシアは彼女自身の中に今まで以上の強い性的かつ支配的な側面があることを認め、受け入れていて、そのことがこの映画の原動力となっているわ。

――彼女は結婚にどのように向きあったのですか?

アナスタシアとクリスチャンの2人は多くの点で鏡に映したように似ているから、結婚すると、アナスタシアはより多くの責任をもつことになり、少し自信がつくようになった。その時点で、彼女だけの人生ではなくなって、夫の人生でもあり、究極的には子供の人生でもある。結婚は彼女に合っていたと私は本当に思うの。

――結婚式シーンの撮影はいかがでしたか?

面白くて、不思議なものだった。今まで結婚式のシーンの撮影をしたことがなかったの。でも、キャスト全員がいたから、祝ってもらってよかったわ。みんなが集まるのはどんな時でもいいものよね。

――前作までと同じように、『フィフティ・シェイズ・フリード』でも、笑えるところはありますか?

もちろん。こういった映画には、笑えて、緊張感を和らげるものが必要よ。笑うと、収集つかなくなって、撮影は中断。私たちはリセットしないといけなくなり大変だったわ。

――クリスチャン・グレイはかなり複雑な人です。この重要な役にジェイミー・ドーナンはどんなことをもたらしたと思いますか?

クリスチャンは複雑だから、ジェイミーはその役に洗練さと少しばかりのコミカルさをもたらしたと私は思う。クリスチャンはかなり冷たくて孤独なキャラクターになっていたかもしれないけれど、ジェイミーはその人格に温かみを与えてくれた優しい人なのよ。

――あなた方2人はこの3部作を通じて、現実に友情を育みましたね。

その通り。私たちはずっと友達でいられると思う。ジェイミーと私は一緒になってこの旅路をくぐり抜けてきたの。彼はそれがどういうものだったのかを知っている一番身近な人で、彼にとっても私は一番身近な人だわ。

――2人の関係や相性は、より一層激しく体の関係をもつシーンを撮影する際にどのように役立ちましたか?

もし今のように相性がよくなかったら、相当大変になっていたわ。体の関係をもつシーンの撮影は気楽にはなれないし、そういったシーンは物語が進むにつれて激しさを増すの。だから彼を信頼できなかったり、安心できなかったりしたら、撮影は悪夢だったでしょうね。

――そういったことのすべての核にあるのが、心から愛し合っている2人の物語ですね。

ええ、その通り。クリスチャンもアナスタシアもお互いの中に自分の居場所があると気づくと思うわ。そこには、全てを注ぎこめる愛があって、それと共に激情的な情熱が無条件に訪れるの。お互いに相手にする人は他に存在しないわ。

――ですが、2人の愛は映画ごとに試練を受けます。『フィフティ・シェイズ・フリード』で直面せざるを得ない最大の困難はどういったものだったのでしょう?

最大の試練は、2人が子供を本当に持ちたいと思う前に彼女が妊娠をしたことだわ。彼女の愛情の一部を失うことは、クリスチャンにとっては脅威であって、おそらくアナスタシアにとっても、とても若いがゆえに意識することなく脅威に感じたと思う。そのあとに、2人の邪魔に入って、関係に水を差そうとする人が出てくるわ。ジャック・ハイド(エリック・ジョンソン)が戻って来るけど、アナスタシアの生活が危険にさらされることになる……。

――アナスタシア・スティールはとても象徴的なキャラクターですが、改めてあなたはどのように思っていますか?

彼女はとても立派な女性だと思う。賢くて、タフで、堂々として、優雅でもあるわ。自分自身だけでなく他人も尊敬しているの。思いやりがあって、率直でもある。人を元気付ける女性であって、いい人よ。

――彼女がこの3部作を通してどのように成長していったのでしょうか?

アナスタシアには、感情面と心理面で大きな変化があるわ。最初は、かなり守られた環境の中で少し甘い考え方をしていたけど、最終的には、これ以上ない強烈さ、勇敢さ、豊かな表情を持ち、そして尽くす女性になっていく。その姿は、彼女が絶えず自分に忠実でいることと合わせて、彼女の中で最も尊敬する部分だわ。彼女が誰かもしくは何かのために自分の信条を曲げることは一瞬たりともない。だから、自分の強みを見つけるのに苦労している女性にとって、彼女は意外にも優れたお手本となる人物なの。

――たくさんの人が彼女を尊敬しています。ということは、世界中の若い女性があなたのことも賞賛していることは特別なものに違いありません。

そういうことになると、私はとても恐縮してしまうけど、光栄でもあるわね。でも、本当のところ、それはあのキャラクターのおかげであって、私はアナスタシアに生命を吹き込む素晴らしいチャンスを与えられただけよ。

――『フィフティ・シェイズ・ダーカー』と『フィフティ・シェイズ・フリード』は立て続けに撮影されましたが、その手法は多少なりともやり易かったですか?

やり易かったわ。だって、数ヶ月間休んで全く違うことをやるより、続けて撮影をする方が楽なの。ただ、2本の映画の間を行ったり来たりすると、ちょっと混乱することもあったけど。ただ、ああいうやり方で撮影すると、創造の自由が与えられるし、仕事を次々に進めていく力がついたから、嬉しいわ。

――ジェームズ・フォーリーが両方の作品を監督しましたが、フィルムメイカーとしての彼についてどう思いますか?

彼はとても頭が切れるフィルムメイカーだわ。素晴らしい職業倫理があって、役者の扱いがとても上手で、役作りで色々とトライさせてくれるし、話し合いや意見に関してとてもオープンに聞いてくれる。常に状況に応じて寛容にいてくれるわ。だから、私が特に危うさや居心地の悪さを多少なりとも感じた時には、彼は完全にかばってくれて、ジェイミーや私が感じたり、必要としたりすることに対してとても柔軟に対応してくれた。当初からジェームズには、自分がしたいこととそれを実行するやり方についてはっきりしたビジョンがあったわ。

――このシリーズを撮影してきた経験をすべて振り返ってみると、特別な思い出もあることでしょう

私たちはこのシリーズに何年も費やしてきたから、特別な瞬間や思い出がたくさんある。この経験を通じて私にとって最も大切なことは、出会った人々、それと築き上げた人間関係なの。私は今回の仕事で本当に魅力的な人と知り合えて、そのことには一生感謝するわ。

 

『フィフティ・シェイズ・フリード コンプリート・バージョン ブルーレイ+DVD+ボーナスDVDセット』
¥4,200(税別)発売中
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
公式サイト:http://www.nbcuni.co.jp/movie/sp/fiftyshadesfreed/
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