唐の時代、時の司法長官と人魚の国の皇子の許されざる恋を描いた『鲛绡碧 真珠の涙』が、のむコレ21(シネマート新宿、シネマート心斎橋にて開催)にて上映されることが決定した。
西暦656年。龍獣は、南の海で生まれた人魚たちの住む鮫人の国を支配しようと画策。さらには欲深い人間の本性を利用するため、長安を毒霧で覆ってしまう。鮫人が作る”鮫綃”と呼ばれる織物は毒を消す効果を備え持ち、また彼らが流す真珠の涙も貴重な品だった。
人間は鮫人を意のままに飼い売買したが、屈辱と迫害に耐えられない鮫人が主人である人間を殺してしまう事件が頻発。この非常事態を解決するため、時の司法長官である遠山(えんさん)が駆り出され、絶滅寸前の鮫人の国から逃げ出してきた皇子・漪下(いか)と出会うが…。
この度解禁となった予告編では彼らの<運命>の一端を垣間見ることが出来る。
遠山を演じるのは「三国志 Secret of Three Kingdoms」、「明月記〜夢うつつの皇女〜」などに出演するチャン・ボーハン。威厳とカリスマ性を備えた、朝廷への忠義と漪下への愛に揺れる司法長官を演じる。漪下を演じるのはシュー・ユエン。本作以外の出演作はなく、SNSのアカウントも存在しないというミステリアスな俳優だ。
遠山への一途な思いを募らせる漪下の、儚くも健気な美しさは必見。
さらに中国のトップスター、ヤン・ヤン主演のNetflixドラマ「マスターオブスキル 全職高手」出演のロン・ジーユエンらが脇を固める。
脚本を手掛けたのは園子温が制作を務め、若手注目俳優ソン・ウェイロン主演の中国映画『破夢遊戯』の脚本を務めたチェン・リュー。
身分の差を超えて強く惹かれ合う2人と、彼らを取り巻く奸計、陰謀、そして純愛。息もつかせぬ65分を走り切った後、タイトルの意味に思いを馳せてほしい。
シネマート新宿では10/24(日)、シネマート心斎橋では10/30(土)の各日1回上映のみとなるのでお見逃しなく。なお、真珠のアクセサリーを付けてきたら1,000円で鑑賞できるという本作だけの特別な割引も。ぜひ真珠を身に着けて劇場に足を運んでほしい。
ストーリー
唐の時代。時の司法長官、遠山(えんさん)は不審な事件の多い長安の治安の確保にあたっていた。ある日、滅亡寸前の人魚の国から逃げ出してきた皇子、漪下(いか)を捕える。周囲は冷徹な遠山が漪下を殺さないことを不可解に思うが、遠山は漪下に惹かれ、漪下もまた遠山を慕っていた。やがて思いを遂げた二人。しかし決して交わるはずのなかった運命には、相手を心から思うが故の悲劇、そして奇跡が待ち受けているのだった…。
作品タイトル:『鲛绡碧 真珠の涙』
出演:チャン・ボーハン、シュー・ユエン、ロン・ジーユエン
監督:チャン・カイチャン
原題:鲛绡碧 英題:Mermaid’s jade
2019/中国/カラー/中国語/65分
配給:ファインフィルムズ
「のむコレ’21」公式サイト:https://www.cinemart.co.jp/dc/o/nomucolle21.html
コピーライト:(C) 2021 Mermaid’s Jade
のむコレ’21
シネマート新宿 シネマート心斎橋にて上映