今年で6回目を迎えるミニシアター“新宿シネマカリテ”が贈る魅惑の映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション(R)2019」(略して「カリコレ(R)2019」)が、令和元年の今夏も7月13日(土)~8月9日(金)の4週間にわたり開催となる。
海版「スタンド・バイ・ミー」と称され、注目度抜群の『ブレス あの波の向こうへ』(7月27日(土)シネマカリテにて公開)で開幕する今年の「カリコレ(R)2019」。今回トリを飾るクロージング作品は、先日特報が解禁され、その衝撃のビジュアルで話題の三浦貴大×成海璃子のW主演作『ゴーストマスター』(12月6日(金)シネマカリテにて公開)に決定した。ある青春恋愛映画の撮影現場が、悪霊によって阿鼻叫喚の地獄絵図と化すさまを、笑いと戦慄を交えて描き出すヤング ポール監督の会心作は映画ファン必見だ。
さらに、カリコレ(R)がおススメする最新作、旧作、未公開作全41作品の上映も決定。ジャンルや国境を越えた選りすぐりの最新作を一足先にご紹介する。
まずは、殺人依存症者たちによるグループセッション”キラー・アノニマス”に隠された衝撃的な秘密を暴く、ゲイリー・オールドマン主演による新感覚スタイリッシュスリラー『キラーズ・セッション』。そして、ロン・パールマン主演で引退間近の伝説の殺し屋を描いたハードボイルド・アクション『殺し屋』。さらに、家庭崩壊に直面し恋愛も上手くいかない16歳の少女ジェイミーのひと夏の経験をジョーイ・キングが演じる青春グラフティ『グレイテスト・サマー』。車上荒らしで押し入った車に閉じ込められ、外から中は見えず、防弾ガラスで傷一つつかず、防音で声は一切届かない脱出不可能な状況に陥った男に待ち受ける衝撃の結末の『4X4(原題)』。カルトの首領チャールズ・マンソンとそのファミリーによる女優シャロン・テート惨殺から半世紀。悪魔マンソンによる洗脳と狂信への過程を女性実行犯たちを中心に描いた『チャーリー・セズ / マンソンの女たち』。森で行方不明になった息子が別人になって帰還。その驚くべき理由とは。サンダンス映画祭にて注目を集めたミステリアス・ホラー『ホール・イン・ザ・グラウンド(原題)』。実の娘が斧を使って父と継母を惨殺したとされる、アメリカ犯罪史に名を刻む19世紀の猟奇的な未解決事件“リジー・ボーデン事件”を描いたクロエ・セヴィニー×クリステン・スチュワート競演のリベンジ・サスペンス『モンスターズ 悪魔の復讐』。トロントのイタリア人街で恋する2人。だけど家同士はライバルのピザ店?ひと筋縄では行かない、もどかしい恋の行方を描いたエマ・ロバーツ&ヘイデン・クリステンセン共演で贈るロマンティック・コメディ『LITTLE ITALY(原題)』。中途半端な悪事は命取りとばかりにスマートで残忍な”完璧な悪人”が仕掛ける危険なゲーム― 全米ベストテン入りのスマッシュヒットを記録したハイテンション・スリラー『バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり』。ノーベル文学賞作家の同名原作を映像化、地球を飛び立った宇宙船アニアーラ号の旅を壮大なスケールで描くSF大作『ANIARA アニアーラ』。そして、ゾンビだらけの世界で救助を待つ倦怠期の夫婦がゾンビとの戦いの中で再燃していくふたりの愛を描いたサバイバル・ラブロマンス『ゾンビの中心で、愛をさけぶ』。さらに、鏡の中に映るもう一人の「邪悪な自分」と入れ替わり惨劇を繰り返す孤独な少女を「永遠の美少女」オリヴィア・ハッセーの愛娘インディア・アイズリーが好演しているサスペンス・スリラー『ガール・イン・ザ・ミラー』。
また、カリコレ(R)を盛り上げるべく連日イベントも実施予定となっている。
オープニングを飾る『ブレス あの波の向こうへ』では、移動映画館「キノ・イグルー」の代表である有坂塁さんを招いてトークイベントが開催される。
本国デンマークで公開されてから約14年の歳月を経ていよいよ日本公開となるマッツ・ミケルセン出演のヒューマンドラマ『アダムズ・アップル』(10月19日(土)シネマカリテにて公開)の上映では、北欧ジャーナリストで北欧BOOK主宰でもある森小百合さんが映画とその舞台となる北欧の魅力を語る。
さらに、邦画作品からは、田舎に取り残された鈴木ララがYouTuberとなり周囲を巻き込んで大暴走する『アストラル・アブノーマル鈴木さん』を上映。本作で1人2役の大怪演をする主演の松本穂香と大野大輔監督によるトークイベント付き上映も実施される。
そして、カリコレ(R)がセレクトして贈る今年の旧作は、オリンピックイヤー2020年の6月に創立100周年を迎える姉妹館「武蔵野館」を祝う記念プログラムとして名作4作品を特別上映。
まず、没後46年を迎えるブルース・リーへの追悼をこめて『ドラゴン怒りの鉄拳』『ドラゴン危機一発』の2本を特別上映。この上映に合わせ元ゴールデン・ハーベスト シニアバイスプレジデント:ゴードン・チャン氏も迎え当時の貴重なエピソードが聞けるトークイベントを開催。続いて、日本中を感動の涙で包み込み、第12回ゴールデングローブ賞外国語映画賞も受賞している不朽の名作『二十四の瞳』。そして、名匠ウォルフガング・ペーターゼン監督が世界的ベストセラー「はてしない物語」を映像化し日本国内でも大ヒットを記録した80’sを代表するファンタジー・アドベンチャーの傑作『ネバーエンディング・ストーリー』。
さらに”映画秘宝プレゼンツ”と題して『死霊の罠』『死霊の罠2 ヒデキ』を上映。別冊映画秘宝編集長・田野辺尚人氏をホスト役に日本を代表する怪獣造形のスペシャリスト若狭新一氏や映画ライター山崎圭司氏をゲストに迎えスペシャルトークイベントも実施される。
また、”FOXムービープレゼンツ”と冠して『死霊のえじき』と『PROSPECT プロスペクト』の上映後にFOXムービーから素敵なプレゼントと共にイベントも行われる。
今年も、作品をより深く楽しめるイベントも盛り沢山。真夏の4週間を彩る最新作、旧作、未公開作が続々上映となる。1本1本、丁寧に厳選した魅力的でヴァラエティに富み過ぎた作品群たちが、あなたの来場を待っている。是非この機会に”ここだけでしか観られない”あなたの1本に出会ってみては。
「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクションR2019」
開催期間:7月13日(土)~8月9日(金)4週間
開催場所:新宿シネマカリテ
(〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目37-12 新宿NOWAビルB1F)
入場料金:新作1,500円均一(リピート割で1,200円)、旧作1,000円均一
映画祭HP:http://qualite.musashino-k.jp/quali-colle2019
シネマカリテtwitter:@cinema_qualite
カリコレ特設FB:https://www.facebook.com/qualicolle19
(C)カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション(R)2019実行委員会
【オンライン上映について】
新宿シネマカリテでの上映終了翌日より2週間限定で、「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション(R)2019」上映作品のうち対象作品(※)を、動画配信サイト「青山シアター」にて、オンラインでご覧頂けます。
(視聴料金:1,300円)
【カリコレR2019 オンライン上映キャンペーン!】
「青山シアター」の会員登録を行い、「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション(R)2019」オンライン上映対象作品を3本ご購入いただくと、もれなくオンライン鑑賞1本分(1300ポイント)をプレゼント!
※対象作品、上映期間、キャンペーン等の詳細は「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクションR2019」公式サイトにてご確認ください。
オープニング作品
作品タイトル:『ブレス あの波の向こうへ』 (原題:Breath)
2018年オーストラリア・アカデミー賞9部門ノミネート!オーストラリアで5週連続TOP10入りの大ヒットを記録したマルチ俳優サイモン・ベイカー初監督&製作&脚本&主演の渾身の一作。彼が見出した実際にサーファーである2人の少年をメインキャストに抜擢し、伝説のサーフ文学を映画化。美しき少年たちの儚くも輝かしい夏の記憶。この夏必見の海版『スタンド・バイ・ミー』とも言える成長物語の新たな金字塔がここに誕生!
出演:サイモン・ベイカー、エリザベス・デビッキ、サムソン・コールター、ベン・スペンス、リチャード・ロクスバーグ監督:サイモン・ベイカー
2017年/オーストラリア/115分/DCP/株式会社アンプラグド/PG12
コピーライト:(C) 2017 Screen Australia, Screenwest and Breath Productions Pty Ltd
一般公開/シネマカリテにて7月27日(土)ロードショー!
クロージング作品
作品タイトル:『ゴーストマスター』
低予算・壁ドン青春映画の助監督・黒沢明は、日々過酷な現場で罵倒され人格否定され続けていた。唯一の心の支えは映画化を信じ、書き温めていた脚本「ゴーストマスター」。だが、映画化の可能性が全く無いことを知り、絶望のどん底に。無念に満ちたその念いと怒りは脚本「ゴーストマスター」に悪霊を宿し、壁ドン映画の主演俳優に取り憑き、撮影現場を血の海に変えていく。世界が驚愕した異色作であり、究極の映画愛が凝縮した感動作。
出演:三浦貴大、成海璃子
監督:ヤング ポール
2019年/日本/91分/DCP/SDP/R15+
コピーライト:(C) 2019「ゴーストマスター」製作委員会