絵画ファンとミステリーファンを熱狂させた世界的ベストセラー本を英国が誇る最高のスタッフ・キャストで映像化した映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』が10月6日(土)より公開となる。本作は、「フェルメールの絵画の世界を小説にしたい」という原作者の思いから生まれたベストセラー小説を映像化した物語。
本作の公開を前に、新宿伊勢丹が映画とフェルメールの世界をファッションで演出するイベント「Johannes Vermeer -ART×MOVIE×FASHION-」の開催が決定。映画に登場する超高級チューリップ「センペル・アウグストゥス」がアートとなって登場。当時邸宅1軒分以上の価値で取引されていた幻の花を実際に見る貴重な機会となる。
「Johannes Vermeer -ART×MOVIE×FASHION-」概要
会期:10月3日(水)~9日(火)
場所:伊勢丹新宿店本館3階=センターパーク/ザ・ステージ#3(特設サイト)
見どころ①
アーティスト:Takao Inoueが映画に登場する幻の花を恒久的に閉じ込めた作品を販売
17世紀のオランダで人々が熱を注いだ「チューリップ」は、のちに「チューリップ・バブル」と呼ばれるほど経済への影響が大きく、「世界最古のバブル」とも言われている。人々が熱狂した「チューリップ」を<Takao Inoue>が生きたままアクリルへ閉じ込め、作品へ昇華。未公開作品の展示も行う。
現在は取引禁止!幻のチューリップとは
オランダでは、チューリップが「金」よりも高値で取引されていた時代があった。チューリップがトルコからオランダに初めて輸入されたのは、1593年。ヨーロッパには珍しい大きく色鮮やかに咲く花であったことから、チューリップは植物学者や上流階級の間でブームに。そのあまりの人気で価値が上がりすぎ、チューリップは投機の対象となっていった。当時高い値がついたのが、花びらに斑の入る「ブレイカー(色割れ)」と呼ばれるもの。中でもごくわずかしか存在しないと言われた、繊細で優美な模様のセンペル・アウグストゥスという品種の球根には、1万ギルダーの値がついたと言われており、現在の価格に換算すれば、「3億円」ほどにもなる。
見どころ②
ヴィンテージショップ:EVAが17世紀オランダのファッションをもとにドレスを作成
代官山のヴィンテージブティック「EVA fashion art」 ディレクター宮崎聖子氏が、17世紀フェルメールのエッセンスを現代ファッションに落とし込む。卓越した東京のファッションクリエイターによる、映画にインスパイアされた”魅せるファッション”をはじめ、今回だけのスペシャルなアイテムが揃う。
見どころ③
フェルメール展オリジナルグッズの先行販売
10/5から上野の森美術館で開催される日本最大の美術展「フェルメール展」オリジナルグッズを先行販売。シンプルモダンなロゴが入ったマグカップからスマートフォンケース、フェルメールの作品「牛乳を注ぐ女」をモチーフにした公式キャラクター「ミルクさん」のマスキングテープやステッカーなど、バリエーション豊富に揃う。
見どころ④
フェルメールと映画の世界を各ブランドが演出
今回のコラボレーションショップを手掛ける伊勢丹新宿店のセレクトショップ<ReStyle(リ・スタイル)>から、チューリップの香りが豊富なフレグランスブランド<BYREDO>や、フェルメール作品の「真珠の耳飾りの女」にちなみ、パールアクセサリーのブランド<sophie bille brahe>を展開。
ストーリー
チューリップの球根が邸宅一軒分だった、世界最古の経済バブル
若き肖像画家が恋に落ちた相手は、依頼主の妻だった
舞台は、スペインから独立し「黄金時代」と呼ばれた17世紀オランダ。人々は、投資や収集に熱をあげており、なかでも“絵画”と“チューリップ”が2大ブームだったという。希少な品種の球根1個が邸宅1軒分に相当し、世界最古の経済バブルとして知られる「チューリップ・バブル」がピークを迎えていた。
親子のように年の離れた、裕福なコルネリスと結婚したソフィア。二人の間に燃えるような愛はなかったが、孤児となり修道院で育った彼女にとって、それは初めて味わう豊かで安定した暮らしだった。夫は優しく特に不満もなかったが、彼が切望する跡継ぎができないことが、唯一の悩みだった。そんななか、夫が夫婦の肖像画を、無名の画家のヤンに依頼する。キャンバス越しに見つめ合うヤンとソフィアが、恋におちるのに時間はかからなかった。若く情熱的な画家と、許されない愛を貫きたいと願ったソフィアは、ある計画を思いつく。しかし、ヤンが二人の未来のために、希少なチューリップの球根に全財産を投資したことから、思わぬ運命が立ちはだかる──。
作品タイトル:『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』
出演:アリシア・ヴィキャンデル デイン・デハーン ジュディ・デンチ クリストフ・ヴァルツ マシュー・モリソン ジャック・オコンネル カーラ・デルヴィーニュ ザック・ガリフィアナキス
監督:ジャスティン・チャドウィック「ブーリン家の姉妹」
原作:デボラ・モガー 「マリーゴールドホテルで会いましょう」「プライドと偏見」
脚本:デボラ・モガー、トム・ストッパード「恋に落ちたシェイクスピア」
製作:アリソン・オーウェン「エリザベス」
(2017年/アメリカ、イギリス/105min/5.1ch/スコープサイズ)
提供:ファントム・フィルム、ハピネット
配給:ファントム・フィルム
公式サイト:http://tulip-movie.com/
コピーライト:(c) 2017 TULIP FEVER FILMS LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
10月6日(土)新宿バルト9他、全国ロードショー!