ソニー・ピクチャーズとカンテレの共同制作オリジナルドラマ『銀座黒猫物語』が中国ではbilibiliにて、日本ではカンテレにて7月より放送開始されることが決定した。
『銀座⿊猫物語』は、実在する銀座の名店を舞台にした30分のオムニバスドラマだ(全10話)。毎回、“東京・銀座を住処(すみか)とする⼀匹の⿊猫”が、人生にさまよえる人を銀座の店に導いていくところから物語が始まる、“銀座”で繰り広げられる市井の人々を描いた心温まるヒューマンストーリー。
主役の黒猫の声を務める山寺宏一が「ユニークかつ説得力のあるドラマ」「銀座に訪れたくなる」と太鼓判を押す本作。
出演は吉沢悠、岡本夏美、大東駿介、永尾まりや、佐野岳、秋元才加、ねんど大介、矢作穂香、矢野浩二、竹財輝之助、と海外展開にふさわしい豪華キャストが集結。また、ドラマのテーマ曲は、国内外で人気を誇るジャズバンド、JABBERLOOPによるオリジナル曲に決定。
ソニー・ピクチャーズは、中国をエンタテインメント分野における戦略的重要拠点の⼀つと位置付けており、その⼀環として、今年4月に米国Sony Corporation of Americaによるbilibiliの発⾏済株式の⼀部取得について発表した。『銀座⿊猫物語』は、この発表後、ソニー・ピクチャーズがbilibiliに提供する初の国内制作コンテンツとなる。
本番組の撮影には、最新技術を活用し、日本の地上波ドラマ制作では初の試みとして、ソニー・ピクチャーズのデジタル⼀眼ミラーレスカメラ『α7 III』を使用し、全てのシーンを4K HDRで撮影している。⼩型・軽量ボディに映像制作をサポートする多彩な動画機能を搭載し、従来よりも広いダイナミックレンジで撮影することで、視覚でとらえたイメージに近い映像撮影を実現した。
日本国内では、カンテレが7月16日(木)24時40分〜の放送、翌日朝10時よりカンテレドーガ、TVer等での無料⾒逃し配信も実施される。
日本国内での地上波テレビ放送展開予定
〇関⻄テレビ放送(大阪エリア)
初回は2020年7月16日(木)24時40分〜
レギュラー放送時間は毎週(木)24時25分〜
〇TOKYO MX(東京エリア)
2020年7月21日(火)20時26分〜
〇東海テレビ(名古屋エリア)
2020年7月29日(水)25時02分〜
〇⻘森テレビ(⻘森エリア)
2020年8月10日(月)24時59分〜
〇無料⾒逃し配信「カンテレドーガ」及び、TVer等にて
2020年7月17日(⾦)10時00分〜
コメント
山寺宏一さん コメント
オープニングとエンディングで⿊猫の声(ナレーション)を担当させて頂きました。心に響くストーリーの鍵になるのは実在する銀座の名店。⼀流のプロのこだわりが、本当に大切な事に気づくきっかけになるという、ユニークかつ説得⼒のあるドラマです。なんと⾔っても、全話キャストの演技が素晴らしい︕ちなみに店へと導く⿊猫も存在感バツグンですが、本編中は喋りません(笑)
心がほっこりした後、銀座を訪れたくなること間違いないです︕
どうぞお楽しみに。
JABBERLOOPさん コメント
「銀座⿊猫物語のテーマ」を作曲するにあたり、
銀座の持っている最先端、発信地、であるイメージと、
引き継がれてきた伝統、人情、という、対局にあるとも⾔えるものを
掛け合わせるイメージで作りました。
新しいけど、懐かしい、そしてカッコいい、それがテーマでした。
案内役の⿊猫にいざなわれ、
ぜひその扉をノックしてみてください。
僕たちの音楽がそのきっかけになれば幸いです。
『銀座⿊猫物語』概要
あらすじ
「地球はまあるい球のよう。ボクが遊ぶボールみたいな。だから全部つながっていて、あなたの知らない場所だって。」
銀座を住処とする⼀匹の猫。とある人が困ったり、悩んだりしていると、目の前に猫は現れる。
その人が「にゃ〜」という鳴き声に誘われてついていくと、その人に合った趣のある銀座の名店へと赴かせてくる。
そして始まる物語。その人の人生が少し明るくなるような・・
猫を通して、お店と人をつないでいく、銀座と人の物語、今日はどんな銀座が⾒つかるのやら・・・。
各話出演者・ストーリー
全話 ⿊猫の声 山寺宏⼀
第1話 煉⽡亭 編
出演︓吉沢悠 ⾼陽子 鴇⽥蒼太郎 川口和空 増⽥修⼀朗 / ⻑⾕川初範
<ストーリー>
⻄野健太郎(吉沢悠)は妻の由⾹(⾼陽子)と息子の周平(鴇⽥蒼太郎)と銀座を歩いていた。実の父親の健夫(増⽥修⼀朗)の納骨の帰りなのだ。由⾹が「周平のランドセル姿を⾒せたかった」というと健太郎は、親父はそんなこと望んでいなかったと反論する。健太郎と健夫は、父子2人の生活だったが、うまくいっていなかったのだ。
いつも冷えた唐揚げが置いてある子供のころの食卓を思い出していた健太郎。そんなとき、3人の前に⼀匹の⿊猫が現れる―。
第2話 銀座夏野 編
出演︓岡本夏美 水石亜飛夢 吉⽥ウーロン太 菅野久夫 牧⽥哲也 / 秋山ゆずき
<ストーリー>
中国人のリンユー(岡本夏美)は、銀座の雑誌社で働いている。しかし、ライターとしてうまくいかない日々が続いていた。ホームシックも相まって仕事も出来ず、さらに失敗、やる気が失われていく悪循環。中国の⺟親に弱みを⾒せることもできず、孤独感にさいなまれていた。そんな中、銀座の名店特集を任されたリンユー。取材先を探すが良いネタが⾒つからず、公園で休憩しているところに⼀匹の⿊猫が現れる。
第3話 はち巻岡田 編
出演︓大東駿介 吉⾕彩子 細井学 松浦佐知子 ⼩⻄桜子 柴⽥明良 / おかやまはじめ
<ストーリー>
売れないシンガーソングライター竹井洋⼀(大東駿介)のもとに、⺟親の裕子(松浦佐知子)から電話がかかってきた。父親の史典(細井学)が倒れたという。洋服のボタン工場を営む父親の仕事を「ダサい」と⾔って喧嘩し、半ば勘当されていた洋⼀だったが、やむなく病院へ。しかし父親の命に別状はなく、また喧嘩をしてしまう。しかし、裕子の⼩遣いをだしに銀座のアパレルメーカーにボタンを届ける役目を引き受けることに―。
第4話 松﨑煎餅 編
出演︓永尾まりや 野⽥美桜 拆⼾さおり 大和孔太 Naggy 山際絵礼奈 / 宮崎吐夢
<ストーリー>
家⻑マキ(永尾まりや)は才能あふれるネイリスト。今や独⽴して、⾃分の店を持っている。
ある日来店した⼥性客の希望を無視し、⾃分のデザインを半ば押し付けて施術を⾏ってしまう。それがSNSで炎上し、店の客足が途絶える。しかし反省もせず、⾃分のデザインを否定され⽂句を⾔うマキ。愚痴を聞いてもらった友人のさゆり(野⽥美桜)にも、反省しない態度を指摘され、逆ギレしてしまう―。
第5話 壹番館洋服店 編
出演︓佐野岳 竹森千人 伊藤優衣 入江崇史 / 村松利史
<ストーリー>
中堅メーカーに勤める北野良介(佐野岳)は、優秀だが社内であまりうまく⽴ち回れず、いつも課⻑(竹森千人)から嫌がらせとも思えるようなきつい仕打ちをうけていた。
ある日、クライアントに提出するプレゼン資料を課⻑にダメ出しされ、完全にやる気をなくした北野は、公園で落ち込んでいた。そこに猫の鳴き声が聞こえ、鳴き声の方に⾏ってみると初⽼の男性が倒れていて―。
第6話 奈可久 編
出演︓秋元才加 結木滉星 内倉憲二 渡辺舞 / 生島勇輝
<ストーリー>
阪上美恵子(秋元才加)は勤めている商社で重責を任される「できる⼥」。営業成績もずば抜けており、社内でも⼀目置かれ、その美貌も相まって「彼氏は医者だ」「アパレルの社⻑と銀座を歩いている」など噂を⽴てられるほど目⽴つ存在。しかし、内実は仕事に必死になって私生活はまったくダメ。男性とのお付き合いも最近ほとんどないといった有様。そんなある日、プレゼンテーションで大きなミスをした美恵子を、後輩の篠原悠人(結木滉星)が「僕の失敗です」とかばった。その後からずっと篠原が気になって仕方なくなった美恵子は―。
第7話 萬福 編
出演︓ねんど大介 森⽥哲矢・東ブクロ(さらば⻘春の光) 佐藤貴史 伊島空 吉村卓也 篠原悠伸 / 梅垣義明
<ストーリー>
芸人のモップ大介(ねんど大介)は、デビュー当時こそ得意の大道芸で人気があったがそれに限界を感じて芸風を変えたことで、人気に陰りが出て、仕事がなくなってしまった。ある日オーディションに落ちた大介は、廊下ですれ違った後輩で人気芸人の柏原ヒロト(森⽥哲也・さらば⻘春の光)にも気を使われ、内心穏やかではない。公園でふてくされる大介の前に、⼀匹の⿊猫が現れる。
第8話 中村活字 編
出演︓矢野浩二 山本浩司 吉岡睦雄 垣雅之 / 桜木健⼀
<ストーリー>
志崎哲也(矢野浩二)は、数年前に、大ヒットしたドラマを⼿掛けて脚本家として世間に認められた。しかし、最近は良い脚本を書くことができず、業界内での人気もなくなってきていた。ある日のドラマの脚本の打ち合わせでも、プロデューサーに指示された修正をしなかったことで大げんかし、「こんな仕事降りてやる」と啖呵を切ってテレビ局を後にし、公園で憂さ晴らしをしていると―。
第9話 夕凪 編
出演︓矢作穂⾹ 大地 水越朝弓 松澤匠 / 芹澤興人
<ストーリー>
春原真衣(矢作穂⾹)は⽥舎の広島から東京に出てきて、恋に仕事に頑張るイマドキの⼥性。都会のセレブに憧れ、日々合コンに精を出していた。突然の残業を急いでこなし、少し遅れて到着した合コン会場の店内で、人にぶつかってこけそうになった真衣を木崎壮太(大地)が抱き留める。胸の⾼まりを感じた真衣の席の隣に座る木崎。2人は偶然、同じ合コンの参加者だったのだ。木崎の職業は「IT社⻑」で―。
第10話 奥野ビル 編
出演︓竹財輝之助 喜多乃愛 ⽥中美麗 栗原航大 / 根岸季衣
<ストーリー>
大川武史(竹財輝之助)は銀座で代々営む画廊を、⺟の登美子(根岸季衣)と経営している。しかし、武史⾃身には絵画に愛情は無く、あくまでビジネスとして「安く買って⾼く売る」ものくらいにしか思っていない。ある嵐の夜、ふと目を覚ました武史が、売却が決まっていた1枚の⿊猫が書かれていた絵を⾒ると、なんと絵から⿊猫が消えていた。翌日、画廊の庭に、⼀匹の⿊猫がいることを⾒つけた武史は―。
【テーマ曲】
JABBERLOOP 「銀座⿊猫物語のテーマ」(INFINITE RECORDS)
【スタッフ】
脚本監修︓山岡潤平
脚本︓本⽥隆⼀ 伊澤理絵 染井為人
音楽︓大下⼀樹 平山りな 安本健人
プロデューサー︓松村尚 清家優輝
演出︓本⽥隆⼀ 的場政⾏ 二宮孝平
制作プロダクション︓ファインエンターテイメント
制作︓ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/カンテレ/bilibili
公式サイト︓https://www.ktv.jp/ginza-kuroneko/
コピーライト:(C)SPEJ KANSAI TV