岩明均のSF漫画をドラマ化した「七夕の国」(7月4日(木)より「Disney+(ディズニープラス)」のスターで独占配信)の本編クリップ映像と、第1話~第3話のあらすじ&場面写真が解禁された。
大学4年生のナン丸こと南丸洋二(細田佳央太)は、大学卒業後の進路もまともに考えずに、ある「研究会」の部長として仲間たちとうだつの上がらない日々を送っていた。解禁された映像は、「常都大学 新技能開拓研究会」と名付けられたそのサークルの仲間に、真剣な面持ちのナン丸がスマホのムービーカメラを向けられている場面から始まる。
まわりを囲む他の部員たちも固唾を飲んで見守る中、机の上に重ねられた用紙に書かれた小さな「×」印の一点を見つめて両手をかざすような恰好のナン丸は、次の瞬間、「ちょわああああああ!!」というどこか間の抜けた独特な発声で気合を集中。すると「パチンッ」という音と共に、疲弊したナン丸の手元に置かれた用紙の束には小さな穴が。新記録達成だという7枚の用紙に穴をあけることに成功した“物に触れず小さな穴をあける”ナン丸の“超能力”に大はしゃぎのメンバーたちだが、そんな記録更新の様子を発信した研究会SNSのアカウントは「24フォロワー」と寂しいもの。
「僕たちの前には本物の超能力者がいるんだ」と盛り上がる部員たちをよそに、後輩部員の亜紀(鳴海唯)からは「まともに就職活動した方がいいですよ」と冷静に諭され落ち込むが、それでも「この力はいつか地球を救うんだから」と疑わない後輩の言葉に励まされるナン丸。大学生らしいほのぼのとした日常の中に、これから大きな意味を持っていく?ナン丸の超能力が印象深い場面となっている。そして、ナン丸は聞き覚えのない丸神教授(三上博史)から呼び出しを受け、彼の謎に引きずり込まれていく物語がいよいよ幕開けとなる。
この一見何の役にも立たないような超能力が、秘密を抱えた閉鎖的なある田舎町、そして、日本中をも巻き込んだ予想もつかない大きな事件へとナン丸を導いてゆくこととなるのだが、後輩の言葉通り、ナン丸の能力が「いつか地球を救う力」となるのか?
第1話「超能力者」 あらすじ
あらゆるものに小さな穴を開ける<超能力>が使えるのが取り柄のナン丸はある日、自分を探していた民俗学の教授・丸神(三上博史)が行方不明になったことを知る。残された丸神ゼミの研究生と交流する中で自分のルーツを知っていくナン丸。そんな中、丸神教授が調べていた丸川町で殺害方法のわからない猟奇事件が起きる。
第1話からは、平凡な大学生のナン丸が自身の持つ超能力をきっかけに知り合う、丸神ゼミの研究生たちとの場面や、神妙な面持ちでたたずむ東丸幸子(藤野涼子)の姿が映し出された場面写真が解禁。自分自身のルーツや、失踪した丸神教授の謎を追いかけながら、回を追うごとに謎を増していく物語はここから動き始めて行く。
第2話「丸神の里」 あらすじ
丸神教授を捜しに、講師の江見(木竜麻生)やゼミ生と共に丸神の里に向かったナン丸。現地で知り合った幸子から、“丸神の血を継ぐ者”のみが持つ不思議な力の存在について教えられる。一方、江見たちは丸神山で行なわれていた秘密の神事を目撃する。
第2話からは、行方不明の丸神教授を探しに訪れた閉ざされた“丸神の里”と呼ばれる田舎町・丸川町の風景や、そこで出会うどこか怪しげな町民たちの姿、そして、少しずつナン丸と交流を深めていく幸子などにクローズアップ。また、顔まで覆う白い衣装を身にまとった人物たちが行う怪しげな儀式のような場面や、意味深な模様が描かれた古い旗からは、物語全体に流れる不穏さを加速させるような雰囲気が感じられる。ナン丸と丸神ゼミのメンバーは、丸神の里でどんな秘密を知ることとなるのか。
第3話「手がとどく」 あらすじ
江見は丸神の里に一人残り、丸神教授の捜索を続ける。一方、東京に戻ったナン丸たちの前に、幸子の兄・高志(上杉柊平)が現れる。同じ頃、参議院議員が衆人環視の中、不可思議な方法で殺される事件が発生する。
第3話からは、行方不明となっている丸神教授の姿のほか、丸川町から東京へ戻ったナン丸へ、不気味な雰囲気を漂わせて近づく幸子の兄・高志の姿も印象的。また、これまでには見ることのなかった黒い●(まる)を出現させているナン丸の姿や、壁に両手を添える怪しげな人物の後ろ姿と、巨大な●(まる)がスーツ姿の議員に接近するいかにも危険な予感を漂わせるカットも明かされ、ますます謎が深まり始めた物語の、今後の展開に期待が高まる。
イントロダクション
「寄生獣」岩明均の怪作を、「ガンニバル」のディズニープラスが実写化。ある日、ビルや人が、謎の“球体”にまるくエグられた――
役に立たない“超能力”をもつ平凡な大学生ナン丸は、この怪事件の真相解明に巻き込まれある閉鎖的な町を訪れるが、そこで自分が、この町に先祖をもつ“球体を操る能力者”だと知る。「事件と同じ力が、なぜ俺に?」
さらに町に隠された“3つの謎”と、球体で連続殺人を繰り返す男が、ナン丸の運命を狂わせる。やがて、すべての謎は一つの衝撃的な答えに…。
この夏、日常をエグる、不気味な超常ミステリーが始まる。
「七夕の国」
出演:細田佳央太、藤野涼子、上杉柊平、木竜麻生、鳴海唯、濱田龍臣、西畑澪花、深水元基、石田法嗣、金田哲
篠原篤、谷川昭一朗、足立智充、大西武志、政修二郎、奥貫薫、忍成修吾、朝比奈彩、金山一彦、中村育二、朝加真由美
伊武雅刀、三上博史、山田孝之
原作:岩明均「七夕の国」(小学館刊)
監督:瀧悠輔、佐野隆英、川井隼人
脚本:三好晶子、安里麻里、瀧悠輔
脚本協力:大江崇允
プロデューサー:山本晃久、若林雄介/中野剛、髙橋直也
(C)2024 岩明均/小学館/東映
ディズニープラス「スター」で7月4日(木)より独占配信
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