『七人の侍』、『羅生門』、『用心棒』など数多くの名作を残した「世界のミフネ」三船敏郎が2020年4月1日、生誕100年を迎えるにあたり、記念プロジェクトがついに始動する。
三船敏郎
1920年4月1日 中国山東省青島生まれ。
東宝第1期ニューフェースに補欠採用。1947年『銀嶺の果て』で俳優デビュー。翌年、黒澤明の『酔いどれ天使』で主役に抜擢され、以後『羅生門』、『七人の侍』、『用心棒』、『赤ひげ』など映画史に残る名作に主演。1962年には三船プロダクションを設立し、プロデューサーとしても手腕を発揮。1968年『黒部の太陽』で五社協定を打開。遺作は熊井啓監督の『深い川』。1997年12月24日逝去。享年77歳。2016年にハリウッドの殿堂入りを果たす。生涯150本余りの映画に出演した世界が誇る日本の名優。
■4月4日(土) 9時~ 特集放送スタート
三船敏郎初海外主演作品『価値ある男』 日本映画専門チャンネルでテレビ初放送!
三船敏郎生誕100年の記念すべきキックオフにふさわしい貴重な特集が日本映画専門チャンネルで放送されます。谷口千吉監督の『嵐の中の男』、アカデミー賞受賞監督による三船敏郎の長編ドキュメンタリー映画『MIFUNE THE LAST SAMURAI』に合わせて“世界のミフネ”の原点となった初海外主演作メキシコ映画『価値ある男』がテレビ初放送されます。
第34回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、シルバーグローブ賞、サンフランシスコ国際映画祭金賞の受賞歴を誇る幻の映画が生誕100年を記念してデジタル復活。放送前には映画評論家佐藤忠男氏による解説がございます。
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日本映画専門チャンネル公式ページ:https://www.nihon-eiga.com/osusume/mifune100/
【作品情報】
出演:アニマス・トルハーノ/三船敏郎
ファナ・トルハーノ/コルンバ・ドミンゲス
カタリーナ/フロール・シルベストレ
タデオ/アントニオ・アギラール
監督:イスマエル・ロドリゲス
脚本:イスマエル・ロドリゲス、ビセンテ・オローナ
原作:「ラ・マヨルドミーヤ」
1951年メキシコ国民文化賞を受賞したロハリオ・バルリガ・リバスによるベストセラー
公開:1961年
上映時間:100分
制作国:メキシコ(言語:スペイン語)
字幕監修:秘田余四郎 山岸きくみ
■4月5日(日) 7時~21時
大特集「【生誕100年プロジェクト】三船敏郎 映画で世界に挑んだ男」BS10 スターチャンネルでスタート!
BS10 スターチャンネルでは三船が世界に挑んだ海外作品を中心に4~6月の3ヶ月連続で大特集を行います。キックオフとなる4月は、4月5日(日)に実業家 本田宗一郎をモチーフにした役を演じた大作『グラン・プリ』、ハリウッドの重鎮スピルバーグ監督の『1941』、アラン・ドロンとの生涯兄弟関係を築き上げるきっかけとなった『レッド・サン』などの6作品を一挙放送。是非ご期待ください!
▼詳しくはこちら
スターチャンネル公式ページ:https://www.star-ch.jp/mifune/
■2020年初夏
【世界のミフネとキネマ旬報の100年】キネマ旬報WEBで連載開始!
同じく生誕100年を迎えた世界で最も歴史のある映画雑誌「キネマ旬報」とのコラボ企画。1950年代以降に「キネマ旬報」に掲載された三船敏郎のインタビューや対談、グラビアなど、貴重な記事の数々を「キネマ旬報WEB」にて初夏より公開してまいります。