WOWOW「特集:ミニシアターに愛をこめて」第2弾は斎藤工×石田ゆり子!『ナイト・オン・ザ・プラネット』ほか特集

特集:ミニシアターに愛をこめて

映画好きの俳優・斎藤工が全国のミニシアターにエールを送るWOWOWシネマ「特集:ミニシアターに愛をこめて」第2弾が3月22日(月)〜25日(木)に放送される。今回は、かつてミニシアターで映画ファンの支持を集めた『ナイト・オン・ザ・プラネット』『ルル・オン・ザ・ブリッジ』『穴(2001)』『アメリ』が特集される。

また、映画の前後には案内役の斎藤と女優・石田ゆり子のトークが繰り広げられる。放送作品となる作品の⾒どころはもちろん、それぞれの作品の上映館を中心とした、2人が通っていたミニシアターの思い出なども語られる。

斎藤ら映画を愛する俳優たちが中心となって、コロナ禍に苦しむミニシアターを応援しようと立ち上がったプロジェクト「ミニシアターパーク」にも参加・協⼒した石田。この日の収録に「映画は大好きですけど、工くんは映画のことを何でも知っていますからね。観ていない作品もたくさんあるので、今日はたくさん教えてもらいたいです」と意気込みを語り、テレビドラマなどでも何度か共演経験のある斎藤との和やかな雰囲気の中で収録は⾏われた。

ミニシアターという言葉を聞いて、思い出す監督・作品について質問された石田は「グザヴィエ・ドラン」と回答。「初めて観たのが『わたしはロランス』という映画だったんですけど、なんだこれはと思って。彼の映像の作り⽅が好きというか。内容が分からなくても、目が離せない感じがあって。美しいなと思いました」とコメント。斎藤も「僕もドランの映画を劇場で観た時に、映画の文法がここから変わったなと思ったんです。そういう意味で彼は重要なフィルムメーカーだと思いますね」と続けた。

その後も映画の話はもちろんのこと、俳優としての立ち位置、ライフスタイル、果ては竹野内豊との15年ぶりの共演作となる新作ドラマ「連続ドラマW 東野圭吾 さまよう刃」の話まで、気心の知れた者同士ならではのトークで盛り上がった2人。収録を終えた石田は「工くんはさすがだな。素晴らしいですね。また呼んでください」と笑顔を見せた。

続けて、斎藤が「サントラでもファッションでも、自分の私生活に寄り添ってくれる文化がミニシアターなんだなと思いました。今日はゆり子さんとお話させていただいて、いろんなミニシアターの魅力を感じることができました」と語ると、石田も「ミニシアターはなくならないでほしいですね」としみじみ付け加えた。

なお、2人が各作品ついて語ったコメントは以下の通り。さらに、放送に入りきらなかった未公開トークはWOWOWオンデマンドにて3月22日(月)より配信予定。

目次

■ 各作品へのコメント

3月22日() 夜11:00 『ナイト・オン・ザ・プラネット』
石田:わたしはウィノナ・ライダーさんと同世代なんです。とにかくこの映画のウィノナ・ライダーさんのチャーミングなこと。あんなにもガムをくちゃくちゃしているような役なのに、あんなにかわいく演じられる人ってなかなかいないと思います。

斎藤:ジム・ジャームッシュの声がけに、世界中の才能が集まったということで、彼が注⽬のクリエーターであることが分かる映画だと思います。この映画はオムニバス作品なので、自宅でエンターテインメントを楽しむ上で、今の時代にとても合っている作品じゃないかなと思いました。

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3月23日(火) 夜11:15 『ルル・オン・ザ・ブリッジ』
石田:かなり不思議な作品だなと思いながら観ていました。主人公のイジーと、ヒロインのセリアの感じも、なんだか違和感をずっと感じていたんですが、そこが⾯⽩いと思って⾒ていました。セリフもなんだか⾯⽩かったですね。

斎藤:以前に観た時は、若者ながらにおじさんのハーヴェイ・カイテルが枯れていくせつなさを⾒ていたんですが、今⾒たら、完全に中年の哀愁にめちゃめちゃ共感している自分がいて。2週⽬の美味しさみたいなものがありました。

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(C)1998 GLOWING STONE PRODUCTIONS INC.

3月24日(水) 夜11:15 『穴(2001)』
石田:わたしはホラーが苦手なんですけど、本当に怖かったですね。それから主人公のソーラ・バーチが魅⼒的で。いろんな表情ができる⼦だなと思いました。それから若き日のキーラ・ナイトレイも出ていることに気付いてビックリしました。

斎藤:オバケ屋敷じゃないですけど、映画館でホラー映画の体験をしに⾏くというのもミニシアターのひとつの特徴でもあるんですよね。この作品に限らずですが、ミニシアター系のホラーというジャンルを⾒ていくと⾯⽩いかもしれないですね。

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(C) 2001 – PATHE PICTURES LTD

3月25日(木) 夜10:45 『アメリ』
石田:やはり何と⾔ってもオドレイ・トトゥさんのかわいさですよね。それに尽きます。そのための映画だと思うし、それでいいんじゃないかなと。そのためにここまで監督が作り込んでいて、彼⼥は幸せな⼥優ですよね。

斎藤:僕が大好きだった渋谷のシネマライズという映画館を代表する1本だったと思います。『アメリ』は⼥性に⽀持された映画なのかなと思いますが、20年以上たっても、映像のかわいらしさは全然色あせていないですね。

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3月22日(月)〜25日(木)

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