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山崎翠佳初主演、杵村春希監督作品『カフネ』10月公開決定 港町を舞台に、少女の新たなる決断と希望を描く

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杵村春希による長編初監督作品『カフネ』が10月12日(土)から公開されることが決定した。

本作は、世界遺産の街・三重県熊野市を舞台に、一組の男女の心と心の通い合いを描く繊細かつ静かな物語。
高校三年生の瀬川澪は、彼氏である遠山渚との間に子を妊娠する。澪は妊娠したことを渚や家族に打ち明けられずにいたが、たった一人、親友である峯田夏海には話すことができた。
澪は様々な困難に直面しながらも、今まで言葉にしてこなかった気持ちを伝えるために、渚の元へ向かう。

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熊切和嘉、山下敦弘監督らを輩出した大阪芸術大学が生んだ新鋭・杵村春希監督。キャストとの綿密な本読みで撮影に臨み、人々の心の動きを真摯に映像に定着させた。

神秘の町、三重県熊野オールロケを生かした自然のもたらす空気感も見逃せない。

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2023年3月には第18回大阪アジア映画祭インディ・フォーラム部門に最年少監督としてノミネート。また二日間行われた上映ではチケットが発売開始から半日も経たずに完売し、シネ・リーブル梅田にて満席での全世界初公開を迎えた。その後、2023年11月に東京初公開となる第24回TAMA NEW WAVEある視点部門での上映や第1回きみの海南映画祭にて観客賞・主演俳優賞に輝いた。

また海外では、Chicago Japan Film Collective 2023 特別上映プログラムにて、インターナショナルプレミアを行い、オランダにて実施されたCAMERA JAPAN 2023でも上映された。

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ヒロイン澪には山崎翠佳。コブクロMTVのコンテンポラリーダンスで脚光を浴び、NHK連続テレビ小説「虎に翼」のヒロイン寅子のクラスメイト佐野光子役で注目される。本作では初の長編映画の主役にして、きらめく程に繊細な少女澪を見事に演じきった。
共演は、数々の舞台やモデルとして活動する松本いさな太志木下隼輔、元宝塚歌劇団の桜一花はじめ、入江崇史が出演。

このたび、山崎翠佳、杵村春希監督のコメントが到着。コメント全文は、以下の通り。

山崎翠佳 コメント
『カフネ』の企画書を見た瞬間、熊野の海と街の写真に魅了され、「ここに行きたい!」と感じました。脚本を読み、「澪の言葉を話したい」と強く思いました。
当時、私は自分の在り方に不安を感じ、他人と関わることを恐れていました。澪は私に、自分の気持ちを感じてもいいこと、人生を自分で選ぶ大切さ、人と本音で関わる居住まいを教えてくれました。
杵村監督の「本音で語り合うことで様々な感情が生まれるが、そこには本気で誰かを思う温かさがある」という言葉が心に残っています。この温かさこそが、キャラクターたちの魅力であり、『カフネ』の見どころの一つです。
体当たりで演じた『カフネ』をどうぞ、よろしくお願いいたします。

杵村春希監督 コメント
自分の人生を、自分自身で決める。
そうすることではじめて、人は自分と真に向き合い、自他を愛することができると信じています。『カフネ』は、自分の感情に背を向ける少女が、対話を重ねることで不器用ながらも自分の本心と出会い、他者とはじめて関わる映画です。様々な価値観が蔓延する現代で、自分自身に対する決断を自分で行う美しさは、いくら強調してもし切れません。令和を生きる私たちにとって、最も大切な愛にまつわるストーリーを是非ご覧ください。

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『カフネ』
出演:山﨑翠佳 太志 松本いさな 木下隼輔 桜一花 入江崇史
監督・脚本:杵村春希
脚本:千葉美雨
撮影:髙本優
音楽:井澤岳丸
2023年/66分/DCP/日本/シネマスコープ
配給:ハルキフィルム

公式サイト:https://cafuneofficial.studio.site/
公式X:https://twitter.com/cafunekumano

10月12日(土)より、ポレポレ東中野にて公開

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