山田孝之と仲野太賀がW主演を務める映画『十一人の賊軍』(11月1日(金)公開)より、新たなキャストが発表された。
「日本侠客伝」シリーズ、「仁義なき戦い」シリーズなどを手掛け、東映黄金期の礎を築いた脚本家・笠原和夫が1964年に執筆した幻のプロットを、企画・プロデュースの紀伊宗之と白石和彌監督、脚本の池上純哉ら『孤狼の血』チームが受け継ぎ、60年の時を経て映画化。明治維新の中で起きた“戊辰戦争”の最中、新発田(しばた)藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた歴史的事件・奥羽越列藩同盟軍への裏切り=旧幕府軍への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた11人の罪人たちが「決死隊」として砦を守る任に就く物語を描く。
今回新たに出演が発表されたのは15名。
罪人たちと共に決死隊の一員となり砦を守る新発田の藩士として田中俊介、松尾諭、新発田藩の若殿に柴崎楓雅が抜擢された。また、領地が戦火に見舞われぬよう立ち回る家老・溝口内匠(阿部サダヲ)の部下として佐藤五郎と吉沢悠が脇を固める。
そして、新発田藩に官軍との戦いを迫る米沢藩士で、奥羽越列藩同盟の新潟総督と参謀を松角洋平、駿河太郎がそれぞれ演じる。
新発田を追い詰める山縣狂介(玉木宏)率いる官軍側では、山縣の右腕となる土佐藩士で、官軍先鋒総督府・軍監を浅香航大、側近を佐野和真が演じる。先遣隊隊長には安藤ヒロキオ、その腹心2名には佐野岳とナダル(コロコロチキチキペッパーズ)。
また、本作では激動の時代を生き抜く女性たちのドラマも描かれる。内匠の妻と娘に西田尚美と木竜麻生、そして政(山田孝之)の女房、さだ役に長井恵里。
官軍として新政府側に付くか、江戸幕府側に付くか。どちらを選んでも戦いは避けられない圧倒的窮地・まさに混沌の新発田に活路はあるのか。切羽詰まった状況の中、戦いの最前線に送り込まれる罪人たちは何を見せてくれるのか。笠原和夫が描き続けてきた集団抗争劇にふさわしい、各勢力の攻防戦に期待が膨らむ。
そんな本作の音楽を、「新しい学校のリーダーズ」などのサウンドプロデュースから、劇伴の楽曲提供まで幅広いジャンルを手掛ける松隈ケンタが担当することも明らかになった。「仮面ライダーBLACK SUN」での縁がきっかけで、監督・白石和彌とは今回が2度目のタッグとなる。
『十一人の賊軍』
出演:山田孝之 仲野太賀
尾上右近 鞘師里保 佐久本宝 千原せいじ 岡山天音 松浦祐也 一ノ瀬颯 小柳亮太 本山力
野村周平 田中俊介 松尾諭 音尾琢真 / 柴崎楓雅 佐藤五郎 吉沢悠 / 駿河太郎 松角洋平
浅香航大 佐野和真 安藤ヒロキオ 佐野岳 ナダル / 木竜麻生 長井恵里 西田尚美
玉木宏 / 阿部サダヲ
監督:白石和彌
原案:笠原和夫
脚本:池上純哉
音楽:松隈ケンタ
配給:東映
(C)2024「十一人の賊軍」製作委員会
公式サイト:https://11zokugun.com/
公式X:@11zokugun_movie
公式Instagram:@11zokugun_movie
2024年11月1日(金)全国公開
関連記事
■ 山田孝之×仲野太賀『十一人の賊軍』4種の15秒予告と新ビジュアルが解禁 尾上右近、鞘師里保らの出演も
■ 山田孝之×仲野太賀×白石和彌監督『十一人の賊軍』11月公開決定 脚本家・笠原和夫の幻のプロットが映画化